某月某日!!

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9月も半ばだというのに室温30度かよ。

 

ども、コバチヨです。

 

■「アステロイドシティ」を観てきた。

 

久々に映画館で映画を観てきた。

前回映画館で観た映画が「RRR」だったのでとても長かったんだけど、今回見てきた「アステロイドシティ」は「男はつらいよ」シリーズの時間の長さとほぼ変わらない105分だった。

駅から離れたショッピングモールの中にある地元の映画館ということで、そんなに観客はいないだろうと思っていたんだけど、湘南界隈でこの映画を上映しているのが地元の映画館だったので結構人が入っていて驚いた。デートムービーとして選んできた人もいたけれど、1人率高めで純粋に映画好きが観に来ているんだろうなという感じだった。

 

内容は1955年に放送された小さな砂漠の街で繰り広げられるテレビドラマとそのドラマの製作の裏側を交互に描いたものだ。

テレビドラマはカラーで撮影され、ドラマ製作の裏側はモノクロで演劇の舞台セットで撮影されており、テレビドラマの本編とドラマ制作の裏側のストーリーはリンクしているのだ。

ちなみに映画のポスターでモノクロで映っている登場人物たちはドラマ製作の裏側を描くパートに出演していた演者たちである。

感想は、宣伝文句の『ウェス史上最高傑作』というのも納得の、ウェス・アンダーソンらしい作品なのに違いないし、ウェス・アンダーソンらしさに自ら積極的にこだわりすぎて意外性があんまり感じられない、よく言えば安定のウェス・アンダーソンの映画だった。それゆえに難しくて本当のところを言うと眠ってしまおうかと思った位。

そんなわけで、ネタバレになるけれど、宇宙人が隕石を盗むシーンが無かったら眠っていただろうなと思う。唯一アニメーションで作られたであろうあのシーンだけでも見られて良かったわけなんだけど。(序盤と終盤に出てきた鳥は操り人形なんだよな)

また、ウェス・アンダーソン映画の特徴でもある枠の中のセットの作りこみはここでも凄くて、主人公・オーギーの滞在していたモーテルの部屋と向かいに滞在していた女優・ミッジの部屋、ダイナーの中などそういう部分は楽しめたな。インテリアが好きな人なら観に行ってもよさそうな気がした。

 

映画を観た後YOUTUBEで感想動画をいくつか見たけど、余程1950年代の映画事情が詳しく無ければ「アステロイドシティ」の本当の面白さには到底気づけないし、映画に詳しくない自分が感想を書くとなるとここまでが限界なのだ。

11月に渋谷でウェス・アンダーソン風の風景写真展が行われるけれど行ってみたいな。

awa2023.jp

 

最後グダグダになったけれど、映画館で映画を観に行ってよかったです。