音が全然違うんだよ。
ども、コバチヨです。
■「DUNE砂の惑星」を観に行ってきた
YOUTUBEでなんとなく見た予告編のスケールの大きさにグッときてしまい、封切り2日目に映画館で観てきた。
ドュニ・ヴィルヌーヴ監督の作品は「メッセージ」と「ブレードランナー2049」しか見てないのだけれども、巨大建築や装置の映し方がとても絵画的でぼんやり見ていられるのが好きだったりする。ストーリー展開はいづれもスローペースな感じだったから大衆受けしたかどうかわからないけれど、絵画的な画づくりは素晴らしく、今回観に行った映画はそれらを遥かに超える素晴らしいものだった。もし、将来的にこの映画のアトラクションが出来たら行ってしまうかもしれないという位に魅かれてしまった。しかし、ネットやラジオなどでこの映画の話題が全然上がらないから実際のところ大ヒットになるかどうかわからないが、映画館で見るのにふさわしい作品なので、SF作品が好きな人、映像の美しさにKOされたい人、爆音でハンス・ジマーの映画音楽にどっぷりつかりたい人、行く価値はあるのでぜひ。自宅のPCディスプレイやスマートフォンで見るのもありかもしれないが、トンボのような形状をしたヘリコプターみたいな羽ばたき機からの砂漠の眺めや、だだっ広い砂漠の中をさまよう主人公と母親を映し出すシーンなどは映画館のスクリーンにかないようがない。
物語はフランク・ハバート氏の小説「DUNE」に基づいたものなのだそうだが、原作を読んでいないので小説に沿った展開だったかどうかはわからないが、ネットなどで調べてみると原作を改編したという点は無さそう。ストーリー展開は遅かったものの、場面場面の作りこみが丁寧で映画の世界に没入してしまうから自分はあんまり気にならなかった。
気になった点としては、紀元1万年以上先の話なのに、未来の世界というよりは電気が通っていない大昔のヨーロッパや中東地域の建築をかなり意識した室内だったし、戦闘シーンにしても拳や剣で戦うあたり不思議に思ったのだけど、原作を読まないとその理由はわからないだろうから原作読まなくてはいけないのかもしれない。
主人公ポール役のティモシー・シャラメさんは、昭和の少女漫画に出てきそうな天然パーマの美少年で眠っている顔はまるで女の子のようだったな。今作ではお母さんや夢に出てくるフレメン族の女の子・チャニなど女性に守られる立ち位置の役回りだったけど、現時点ではあるのかどうかわからない続編ではどう変わっているのやらだ。続編になったらいかつい筋肉ムキムキ俳優さんに変わってる可能性とかあるのだろうか?ほかの男性キャストが悉く筋骨隆々な人ばかりだったから。
個人的には映画館でこの作品が観られてとても嬉しかったし、今年のベスト1だと断言しておきます。