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2021年の音楽ベスト10

年末ムード。

 

ども、コバチヨです。

 

■2021年の音楽ベスト10

 

毎年恒例音楽ベスト10です。

コロナ関連とオリンピック関連のニュースの洪水のせいで心身消耗してしまい、新しい音楽を聴く余裕が全然なくて古い音楽に走っていた1年間だった。SPOTIFYのおすすめの新しい音楽も聴いたりはするものの、今どきの感覚を持つ人からしたら古臭いと突っ込まれそうな曲ばかり好んで聞いていた。

60~70年代のソウルやR&Bへの憧憬がとにかく強かった。日本のラジオ局のリアルタイム放送から逃れたいと実際逃避していた時期(3月~9月あたり)にイギリスのインターネットラジオ局であるNTSラジオとワールドワイドラジオを聞いていたこともあり、そこでAdrian Youngeの番組「Artform Radio」とSam Wilkesの番組「Sam Wilkes Radio Hour 」という60年代から70年代位の音楽を主に流す2つのラジオ番組を見つけたのも大きな要因だった。

 

worldwidefm.net

www.nts.live

 

最近だと、Spotifyでトリプルファイヤーの鳥居真道さんの番組「Killing Me softorii(With His Song)」を見つけて聴いている。これも基本古い音楽が多めで、自分が高校生の頃に聴いていた平日夜の時間帯のNHK-FMでやっている番組みたいなノリが心地よくてNHK-FMに見つからなきゃいいなと思っている。鳥居さんの選曲とトークと、中高年にはちょうどいいんだよ。

open.spotify.com

 

流行りの音楽については正直全然ついて行けなかった。

SNSでのニュースリリースの出し方の巧妙さだとか、複数のメディアを連携させて売り出すとか、音楽以外の売り出し戦略も込み音楽を評価するのかと思うと、なかなかしんどい作業だなと思ってしまう。SNSで発信しているアーティスト自身の物語の文脈だとか、音楽のアイディアの元となるコンテンツの文脈も込みで音楽を聴くの、気力体力のいることなので、音楽だけで聴き手を圧倒させてほしいよ。

 

そんなわけで今年のベスト10です。順番は無しです。

 

〇MAMAS GUN/THIS IS THE DAY(FULL BAND VERSION)


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大好きなバンドMamas Gunの最新作「Golden Days」(2017年)に収録されていた小品のバンドバージョン。

今年の初め位に何回も何回も聞いていたなぁ~。

 

〇Jessi Ware/Ooh La La


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自分の中でこの曲はずっと1980年代にリリースされて最近発掘されたカルトな作品なのかなと思い込んでいたのだけど、改めて調べてみたら今年リリースのアルバムに収録されている曲だったので驚いてしまった。淡々としたベースと浮遊するギターの対比がとてもカッコいい。

Jessi Wareさんはイギリスのシンガーソングライター。

 

〇super db/Stealing Shadows

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2014年に結成されたイギリスのバンドの今年リリースされたアルバム「Ecoute ca」からの1曲。あふれ出る1980年代感。AORのレコード特有の日本仕様仕草。これでキザすぎて卒倒しそうなキャッチコピーの入ったレコード帯さえあれば完璧なんけどな。今は令和の時代なのが残念。

 

Marvin Gaye/I Want You

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Sam Wikesのラジオ番組(初期)でアウトロのようにマーヴィン・ゲイが流れてきてカッコいいなと気になって聴いてみたらハマってしまい、一時期マーヴィン・ゲイの「Live」を毎日のように聞いていたことがあった。1960年代から1970年代のソウルミュージックが劇的に変化していった時期を駆け抜け、80年代に亡くなってしまうまでずっと新しいソウルミュージックを作ってきたというだけでも十分凄い人なんだけど、改めてマーヴィン・ゲイは偉大だなと思ってしまったわけなのだ。

紅白歌合戦のバックバンドと同じくらいかそれ以上のメンバーがいそうなフルオーケストラが奏でる緻密なアレンジは今聞いても圧倒されるし、いちいちドラマチックなのも最高。マーヴィン・ゲイには名曲が数多ある中でもこの曲が一番ドラマチックで好きな曲。

あと、ここ10年位の60年代のソウルミュージックを演る人たちはマーヴィン・ゲイの唱法を意識して歌っているような気がするんだよなぁ~。

 

〇Stievie Wonder/Power Flower

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70年代のスティービー・ワンダーのアルバムは90年代に音楽を聴いていた人であれば必聴だったこともあって、自分もそれなりに聴いていたつもりなんだけども、この曲の入っていた「JourneyThrough The Secret Life of Plants 」というアルバムの存在は全然知らなかったので今年の数少ない発見の1つだった。この曲を知ったのは坂本慎太郎さんがレギュラー出演しているラジオ番組のプレイリストから。

スティービー・ワンダーというと、アッパーな曲もいいけれど、自分は内向きな感じの曲が好き。

 

〇Bruno Mars,Anderson Paak,Silk Sonic/Leave Door Open


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ブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク二人の60年代のソウルミュージック愛が止まらない楽曲。

アンダーソン・パークについては、マッドリブの今年出たアルバム「Bad Neighbor」にも参加していてその曲は90年代頭位のヒップホップ風味でそれも良いね。

 

〇NubiaGraciaLa ,Parla,Kaidi Tatham/La Cumbia me esta Illmando(Kaidi Tatham Remix)

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「SOURCE」という去年出たアルバムに収録されている曲のリミックス。

原曲はオーソドックスなクンビアの楽曲だったのだけど、このリミックスバージョンがとてもカッコよくて今年の後半繰り返し聴いた。

 

〇Bonny Raitt/ThanK You

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spotifyにおすすめされて聴いたら良かった曲。

 

Joni Mitchell/Coyote(Live)

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アメリカのラジオ局・NPRのYOUTUBEチャンネルの「リスニングパーティー」シリーズの一環でジョニミッチェルの「BLUE」が取り上げられていたのをきっかけにジョニ・ミッチェルのアルバムを聴くようになったのだけど、今年の夏は70年代後半のチャールズミンガスやウェザーリポートのメンバーとコラボレーションをしていた時期のアルバムに夢中になっていた。ジャコ・パトリアスのベースの疾走感が最高。

 

〇Ruddy Thomas/When I Think Of You

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11月にアップしたラヴァーズロックのプレイリストを作った際、Ruddy Thomasの楽曲を入れようかなと色々聞いていたら物凄く良かった曲。