栗、ゆでまくり、皮を剥きまくる栗狂(マロン・フリーク)になりたかった。
ども、コバチヨです。
■2020年9月1回目の近況
25日位全然ブログの更新が出来なかったのだけど、更新が完全に止まりそうで、そろそろ更新しようと思う。
2020年の夏は、新型コロナウィルスの感染者数が最大になってしまった時期とGOTOトラベルキャンペーンが始まった時期とが重なってしまったこと、メディアでの大々的なネガティブキャンペーンもあり、遠出するにも気が引けてしまい、結局家にいるか、家から半径2キロ以内をとぼとぼ買い物か散歩するかの二択の、物凄い地味な生活をしていた。
GOTOトラベルに関しては、感染リスクの低い、つげ義春の紀行漫画みたいな、発作的に一人で遠くに出かけて、適当に安い宿に泊まり帰ってくる旅しかできない自分なんだもの、メディアでこれでもかと旅行に行ってはいけないと叫ばれていても、行っとけばよかったのだろうかと先月位からぐるぐると考えてしまう事が何度もあった。もし旅に行くなら、つげ義春にならい、微妙に遠くて、中途半端な観光名所しかない土地にGOTOトラベルしたい。
8月は、本も雑誌も買っていなくて、家にあるものを適当に読んだり、サブスクリプションで適当に音楽を聴いて終わってしまった。
音楽で繰り返し聞いたものとしては、Sam Gendelさんの今年の春にリリースされた「Satin Doll」と2018年にリリースされたSam Wilkesさんとの共作「Music For Saxofone & Bass Guitar」の2つのアルバムがある。
Sam Gendelさんはテナーサックスを演奏しているのだけど、楽器の演奏をそのまま録音するのではなく、楽器に機材を通した状態で録音していたのもあって、テナーサックスの音なのかどうかわからないような音に音が加工されているせいか、未来の音楽のような不思議なアルバムだったな。これがCDショップのジャズの棚に入っているのが信じられないというのか。
個人的に「Satin Doll」で一番好きな曲は、チャールス・ミンガスの「Good Bye Pork Pie Hat」というブルージーな曲のカバーが自分にはとても良かった。向井秀徳のいう所の冷凍都市の暮らしにしっくりきそうな曲で、執拗に聞いている。家族からは「気味が悪い」と言われたけれど、ジャンルの区別がとても曖昧な音楽というのはそう言われてしまうのも仕方が無いのかもしれない。
あんまりジャズのアルバムという印象は無いけれど、どこかしら、ソロのセロニアス・モンクのアルバムを聴く時の、寂しい感じが漂っていてその点も自分が気に入った理由なんじゃないかと思ってる。いつになるかわからないけれど、来日してほしいなぁ~。
他に聴いたアルバムというと、もはや何のレーベルなのかよくわからないStons Throwからリリースされた売れっ子プロデューサー・John Carrol Kirbyさんの新作アルバム「My Garden」。デパートのBGM集(ひどい例えだな)みたいなんだけど、とても和む。ラストの「Wind」が良かった。
それ以外だと、8月21,22,23日に配信されたフジロック2020がとても楽しかった。
普段、ロックを聴く機会が少ないこともあり、改めてロックを聞いてみて楽しい気分になれたのが良かった。3日目のサンボマスターのライブに関しては、コール・アンド・レスポンスを意識したライブになっていて久々にライブに参加した気分になれて嬉しかったなぁ~。
個人的に見ることが出来て良かったと思ってるのは、98年のプライマルスクリーム。
唯一、東京で行われた回には家から近かったこともあり自分も参加していて、プライマル・スクリームが演奏しているのを聞きながら豊洲の駅に帰ったのを覚えている。予備知識もなく、あまりにも丸腰でいったので、フェスの洗礼にあってしまい、ひどく草臥れて最後まで観ずに帰ってしまったんだ。
数あるライブで良かったのは、大所帯のライブが迫力があって良かったな。カマシ・ワシントン、cero、YUKIちゃん、椎名林檎さんと無茶苦茶カッコよかった。
今月でTBSラジオの「Action」が終わってしまうのが本当に惜しい。
出ているメンツが悉く面白い人たちで、方々のラジオ局で番組を持ちそうな気もする。
中でもDJ松永さん、羽田圭介さんに関しては、ラジオでもっと活躍してほしいのだけど、どこかで番組持たせてほしいんだよな。あの不思議キャラっぷりは、テレビだけじゃもったいないって。
とにかくまぁ、徐々に活発になりたいな。
(2020年9月5日に少し書き直した)