某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

くらしのこと

できることならドーミー・インに住みたいです。

 

ども、コバチヨです。

 

■わたしの部屋

 

私が普段、布団を敷いて眠る部屋は、家族の登山道具やリサイクルショップに売りそびれた7インチ盤、不用品の入った段ボール、ソファの背もたれ部分のパーツなんかが置いてある倉庫部屋で、そこに布団一式とこれから読む予定の文庫本、何年も前に無印良品で買った小さなLED照明が置いてあるだけだ。

何にもない方が眠れるだろうという人もいるかもしれないが、実家を出るまでは4畳半の部屋の中を3人だったり4人だったりで布団をぎちぎちに敷き詰めて横並びに眠っていたわけだから、何も無いのも落ち着かないのである。おまけに布団だけならまだしも漫画本や雑誌のバックナンバー、学校の教科書なんかもあったから足の踏み場もろくになかった。そんな部屋に何年も住んでいたら空っぽの部屋に佇むのがいたたまれない。よその家の座敷に案内された時の気まずさを自宅で始終感じたくもないし、ごちゃごちゃした部屋を寝床として確保できたのは良かった。

といっても、6年くらい前に寝床にうずたかく積まれたハードカバーの本をブックオフに売り払ってしまったのと、5年前にリビングにある棚を処分したため、倉庫部屋にあった棚4つのうち2つをリビングに移したのでかなりすっきりしたとは思っているのだけど、まだ物がある方なのかもしれないな。

そんな雑多に物が沢山置いてある部屋なわけだけど、いい所もあって開閉はできないが部屋の隅に小さな窓が付いていて太陽の光が届く事だ。朝起きて、太陽の光が昇っているのがわかると、自分のどうしようもない毎日も少しは上向きになれそうな気がする。自分にとって太陽の光は数少ない生きるための活力だから。

それと倉庫部屋ではないけれど、リビングのオーディオセットにある中華製Bluetoothアンプの側に置いた小さなサンタクロースの人形もお気に入りだ。

アコーディオンを演奏しているサンタクロースの人形は、去年買ったクリスマスケーキに乗っていたもので、愛嬌があって取っておいたのだ。アンプの小ささと丁度いい具合に並ぶサンタのおかげでチープな見た目のアンプの佇まいが少しマシになったかな?とっくに季節外れだけど、しっくりくる気がする。

 

 

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サンタ

今週のお題「わたしの部屋」

雑記

メモを取るのがド下手ときたもんだ。

 

ども、コバチヨです。

 

■2022年4月1回目の近況

 

桜が散ってしまった。

そして、いつものように季節は巡るんだった。

 

4月というが、気温も天候も不安定でユニクロのライトダウンジャケットをクリーニングに出すのがためらわれるし、半袖のTシャツも用意しないとなとなるし、いつもの悩ましい4月になったもんだ。

 

そんな令和4年度最初の近況だけど、先月の終わりに遠くに行ってきた。

佐野ラーメンを食べることと鶏飯弁当を買いに行くという目的のために出かけた先は栃木県佐野市群馬県太田市というところで、太田市の南口すぐのところにある激安の殿堂ドン・キホーテが瀕死の様相でたたずんでいたのは衝撃だったな。駅前から人がどんどん減っていくと、地方によくある個人経営のスーパーのような常連のために店を開けているんだぞという雰囲気にあっけなくなってしまうんだろうな。あるだけありがたいわけだけど、あんなに死に体のドンキを見たことなかったから驚いた。

おまけに昔銀行や老舗の洋品店や食材店なんかがあったと思しき大通りに並ぶのはキャバクラなどの夜のお店ばかりだったのもびっくりした。あとでネットで調べたら、その界隈は北関東一の歓楽街だった。駅から車で10分位のところに巨大ショッピングモールがいくつかあったけど、今どきの地方都市ってこんな感じなのかな?

この遠出で良かったのは「とり弁鶏」というお店に出くわしたことだ。炭火焼き鳥重弁当をテイクアウトして食べたのだけど、炭火で焼かれたの鶏肉の燻され具合が尋常じゃなく、会食で出される鳥重弁当にはふさわしくないかもしれないが、1人でちょっと贅沢したいとチューハイを買い弁当を食べるなら間違いなく「とり弁鶏」の鳥重弁当かなとは思う。鶏の脂がごはんにしっかりしみこんでるのも背徳感があって良い。

群馬県内にまんべんなく店舗のある「登利平」の鳥重弁当も大好きなのだけど、「とり弁鶏」の鳥重弁当にも惚れた。

 

boston-gr.com

 

北関東というと、どうしても観光するにも自然公園や歴史的な寺社ばかりで刺激が無いのだけれども、米や小麦、そばの産地だから炭水化物の食べ物が無茶苦茶美味しいので食べ歩きをするには本当に天国のような所で、特に群馬県に関しては炭水化物の旨い食べ物を出してくれるお店が県内に点在しすぎて効率よく回れないのが悩ましい。何回も行かないとダメなんだろうな。

前回の日記に書いた邑楽郡大泉町太田市から近い距離にあるのに、今回の遠出では行けなかった。残念。

 

最近読んだものは、雑誌「ブルータス 959号 世界が恋しくなる料理」というグルメ特集。

 

 

最新のインド料理のトレンドだの、西池袋の中華料理のフードコート、異国にいるかのような感覚に陥る大阪府大東市にある中国食材市場、自分が気になっている群馬県邑楽郡大泉町のことも書いてあった。世界の料理が食べられるお店のリストもあったけれど、ほとんど都内だった。

本は複数の本を並行してチビチビ読んでいるけれど、全然終わらない。

 

ラジオは春の改編を楽しんでいる。

TBSラジオ「パンサー・向井の#ふらっと」の意外に古いAM感、文化放送「おとなりさん」のまさかのFM感のコントラストに驚いたわけだ。アルコアンドピース平子さんがTokyoFMの朝の番組のパーソナリティーみたいなオープニングトークをしていたのはギャグかと思ったけど、「おとなりさん」ではそれが正解なのだろう。しばらくザッピングだなぁ~。深夜ラジオもいろいろ改編があったのでいろいろ聞かないとだな。

 

最近はそんな感じ。

音楽のこと

4月になっていた。

 

ども、コバチヨです。

 

■3月は注目作のリリースが多かったみたい

 

一昨日あたりから音楽を聴けるようになったので発作的に音楽のことを書いてみる。

 

Spotifyのニュー・リリースのページだったり直近にリリースされた楽曲を中心に組まれたプレイリストを眺めていたら、自分好みの楽曲やアルバムがいくつか出ていて聴いてみたらどれもこれも良くて繰り返し聞いてしまう始末。

 

最初に挙げるのは、シンガーソングライターのbutajiさんとトラックメイカー・荒井優作さんユニット・Butasakuのアルバム「forms」だ。

 

soundcloud.com

 

butasakuの「forms」は、2017年にGOODMOODGOKUさんと荒井さんの共作でリリースされたアルバム「色」でやったことを更に進化させたアルバムなんだろう。

「色」はgoodmoodgokuさんの歌とビート少な目でアンビエント色の強いミニマムな荒井さんのトラックが共存しているアルバムだったのだけど、トラックの持つ印象にグッと寄せた歌にしているのか、静的でとても内向きな印象のアルバムになっていたのが印象的だった。

butasakuの「forms」でも讃美歌の歌唱からサンプリングした音や鈴の音など、祈りの空間をイメージさせるトラックが印象的なとても内向きな楽曲があるのだけど、「letyoudown」、「silver linging」、「in my brain」といったビートが前面に出た00年代位のR&B松尾潔さんぽくもあるか)を彷彿させる楽曲もあったりして変化を楽しめるアルバムに仕上がっていて個人的に面白かった。今回は何となくだけど、butajiさんのアイディアが優先されて作られている気がするけれど、次回作があるのであれば、もう少し荒井さんのアンビエント風のトラックが増えてくれることを期待したい。

アンビエントR&Bユニットといううたい文句、今どきそうで古い感じして丁度いい。

 

次に挙げるのは、Lucky Kilimanjyaroのアルバム「Tough Play」。

 


www.youtube.com

 

踊れるアッパーな楽曲とシティポップの楽曲と収録されているのだけど、キャッチーな歌詞のギリギリ歌謡曲のラインにとどめておく攻めの楽曲がいくつかあって繰り返し聴いてしまう始末。中でもM-2「踊りの合図」、M-3「ZUBUZUBULOVE」、M-7「週休8日」、M-9「足りない夜にまかせて」あたりは曲に歌がそんなに邪魔をしないのに口ずさみたくなる不思議な魅力があるのだよなぁ~。おまけに短い演奏時間なのに爆発力もあるし。ライブが物凄く楽しそうなのは容易に想像できるってもんだ。

 

それ以外だと、全然知らなかったのだけどシンガーソングライターのVaundyの楽曲をぼちぼち聴いている所。歌える筒美京平さんみたいな人で、仕事のオファーごとにウケそうな楽曲のモチーフ探し出してきて分析し、正解を導き出すみたいな楽曲の作り方をしているようでストイックな人なんだと思われる。今チャートに上がっている「裸の勇者」についてもアニメ主題歌らしいアニメソングの王道のような楽曲になっていて、疾走感あふれるギターリフにサビ近くでストリングスが入れていたり、メロディーがめまぐるしく変わるのになぜだか気持ちの良い曲だったな。去年話題になった「踊り子」も、じわじわと熱くなる展開とサビの中毒性が印象的だったな。

今は、アーティスト活動に重点を置いているんだろうけど、おそらく裏方としても長く活躍するんだろうなとは思うし、令和の大御所になりそうな音楽制作者だろうから期待している。巷のミュージシャン特有の刹那に生きている感じが全くしない感じが令和のミュージシャン気質ってやつなのかもしれない。

 

他にもいろいろあるけど、余裕があったらまた書くつもり。

 

 

雑記

シウマイに似合うカラシは粉カラシを水で溶いたやつ!(キッパリ)

 

ども、コバチヨです。

 

■2022年3月2回目の近況

 

あっというまに3月が終わりそうだ。

相変わらずウクライナ情勢は緊迫しているし、自分の住む日本はというと地震、物価高騰、よくわからんけど北朝鮮からのミサイル飛んできたりと、自分が生きてる間に地震・雷・火事・オヤジ(主に無敵のオヤジと正義中毒のオヤジ)関連の出来事はザラになり、それら以上の何かを喰らう羽目になりそうで未来がなんだか暗いものに映る。

SF映画もほとんど明るい内容のものはなく、どことなく暗い未来しか映してくれやしないものね。こんな時期だし、いい加減明るい未来の幻を誰か撮ってくれやしないか。もともと滅入っている気持ちがますます滅入って仕方がないのである。

 

最近の関心はというと、気持ちが落ち込んでおり、いつもなら音楽を探したりするんだけど、そういう余裕も無くなってしまったせいか、異様なくらい食べ物に執着するようになってしまった。といっても、起きている間ずっと何かを口に入れているわけじゃなく、Google Mapで食べ物のキーワードをひたすら検索して行きたい店リストに登録していくというそれだけのことだ。きっとInstagramもインストールしたほうが楽しいのかもしれないけれど、Googl Mapと並行して飲食店や小売店の検索をしていると寝る時間が無くなってしまいそうだからそれは止めておこう。最近気になっているのは群馬県邑楽郡大泉町にある外国人コミュニティ向けの、ブラジル料理のお店とスーパー。いつか行ってみたい。海外から日本に働きに来ている外国人が120万人位いるということなので、全国に外国人コミュニティが散らばっているはずなので他にもいろいろあるはずなんだよな。

それと商店街のはずれにあるようなお爺さんが店番している和菓子屋にお店で売ってる和菓子の中で一番安い値段の饅頭や団子を買いに行くようになった。和菓子屋もいろいろで、店が繁盛していてバイト(基本的に家族)を雇えて、寺のように土間がきれいに掃き清められた店と、お爺さんの気力体力がギリギリの状態で営業を続けているせいか物がごちゃごちゃあってお爺さんの暮らしと経済活動がないまぜになった店と分かれるのだけど、自分はダントツで後者が好きだったりする。これに関しては、和菓子屋に限らず個人経営の店ならあるあるなんだろうな。

 

それ以外だと、ABEMATV「チャンスの時間」の3月6日放送回『#171 パチフェッショナル~仕事の遊戯~』と3月21日放送回『パチフェッショナル~仕事の遊戯~2』は無茶苦茶笑った。内容は某放送局の人気ドキュメント番組のオマージュ。

3月6日放送回にはシソンヌ・じろうさんとザ・マミィ・酒井さんが登場し、3月21日放送回の岡野陽一さんと水玉れっぷう隊・ケンさんが登場。パチンコが好きな芸人を密着取材するのだけど、シソンヌ・じろうさんと岡野陽一さんの密着は完全にコントモードなのに対し、ザ・マミィ・酒井さん、水玉れっぷう隊・ケンさんのは普通の密着となっており、特に岡野陽一さんの後に登場したケンさんのガチっぷりはシャレにならないなと思いつつ笑ってしまった。

賭け事とスピリチュアルの相性はとても良いこともあり、それをネタにじろうさんと岡野陽一さんは面白い画になるゲン担ぎの件りで思いっきり笑かしにかかっていて面白かったけど、それらを超えるケンさんのエピソードがイチイチ怖くて滑稽で、あんまり効力が無さそうな事を真剣にやる凄い人がいるものだと驚いたものだ。パチンコは人を本当に狂わせるものなのだな。

 

ラジオというと、TBSと文化放送の朝のワイド番組が変わるんだった。

そんなわけで当面はザッピングしそうな気がする。「垣花正あなたとハッピー」の森永卓郎さん月ー水起用は誰得なんだ?番組を回せて、いじられやすく、ニュース解説も出来る三拍子そろった唯一無二のタレントなのはわかっているけれど、森卓さんの持論はクセがあるからなぁ~。

パンサー向井さんの新番組は、パートナーのタレントの人選が置きに行っていて平日昼間に仕事しながらラジオを聴いている層に安心して聴いていられる内容になるだろうし、間違いなさそうだけど、お笑いラジオ好きからすると、テレビ東京の「あちこちオードリー」(あれはもうラジオ番組だし、あの番組だけニッポン放送だと思って聞いている)でやっているコーナー”反省ノート”のイベント第2弾のほうが気になるところだろうな。年末位にやらないかなぁ~。それと「有吉の壁スピンオフ企画○○のバス」は続くのだろうか?

文化放送の新番組「おとなりさん」については、かつて放送していたNHKラジオ第1「すっぴん」のようになるのかなぁ~。月曜のパートナーであるアルコアンドピース平子さんがまさか朝のワイド番組に出てこようとは思いもよらなかった。平子さんの深夜にやってるラジオ番組の状況によっては他のラジオ番組をも引っ掻き回すチンピラみたいなリスナーを引き連れるのは場違いな気がするんだよな。(誉め言葉です)

 

とまぁ、やたらと薄っぺらい事ばかり気にしながら生きているわけだ。私の関心は一反木綿の身体よりも薄っぺらいし、どうしようもないんだ。重厚な関心って何なんだろうな。重厚な関心って、その人が持つ本能をむきだしにしてもいいという覚悟が必要だから自分には本能をむき出しにする覚悟なんか、怖くてできないからな。

 

来月もなんとか生き延びないと。

 

 

雑記

エイエイオーと叫んだのはもうだいぶ昔。

 

ども、コバチヨです。

 

■2022年3月1回目の近況

 

相変わらずボヤボヤ暮らしている。

 

ただ、連日ネットニュースで流れてくるウクライナ情勢を思うと、いつまでこんな暢気な暮らしが出来るのかと思う。

どこかしらで爆破音のする場所で、来る日も来る日も安心して眠る事も出来ず、毎日毎分命の危険にさらされる日常生活を送らざるを得ないわ、いざとなったら敵と戦わなくちゃいけないだなんて、正気でいられるかぁ~?自分はもう半ば正気じゃないというのに。一日も早い事態の収束を祈るしかない。

 

最近の事というと、自粛していた図書館通いを再び始めたのだ。

前回、図書館で借りて自分の心に物凄く刺さった本は、松村圭一郎さんの「うしろめたさの人類学」だ。

 

 

文化人類学のことはさっぱりわからないのだけど、タイトルの”うしろめたさ”という言葉に魅かれて借りてしまった。

生きていると、1人では生きていけないから、どうしても関わるざるを得ない人間関係について、作者が何度も滞在していたというエチオピアと日本での実例を対比してわかりやすい文章で説明しくれる本なのだけど、人間関係についての基本的なあり様を記した本なんか読んだことが無かったから衝撃だったし、自分は人間関係というものが全然わかってないまんま何故だか今まで生きてしまったのだな。アチャー(頭を抱える)!

途中までしか読んでいないけれど、作者が学生時代にエチオピアに滞在した時の日記の抜粋の部分を読むと、自分が実家を出るまで居た故郷の家族の事をなぜだか思い出してしまった。今考えると濃い人間関係の中に昔は自分も確かに居たのだな。

 

音楽はというと、今頃過ぎるのだけどNETFLIXのドラマ「ストレンジャー・シングス」のシーズン2まで観終えたところなのだけど、所々で流れる80年代のヒット曲がどいつもこいつもカッコよく聞こえてspotifyでサントラを繰り返し聞いているのだ。

 

Ost: Stranger Things

Ost: Stranger Things

Amazon

 

この時期に聴く、シンディー・ローパーの「TIME AFTER TIME」。

時期が時期だし、なぜだか心に沁みる。

 

それ以外だと、今着ている服が悉く油汚れがひどいわ、ヨレヨレだわで洋服がとてもほしいのだけど、どこで買えばいいのか途方に暮れている。おしゃれじゃないし、野暮の極みなのだけど、もう限界だ。

あとネット通販で売ってるパーカーだけど、”裏起毛”と”裏毛”の記載がよくわからなくて悩ましい。これからの季節、裏起毛だと熱中症待ったなしだぜ!

 

というわけで、オミクロン株に気をつけようが無いが皆さん達者でいてください。

自分も気をつけようが無いけど、なんとかするわ!

雑記

いろいろ諦めて生きる。

 

ども、コバチヨです。

 

■2022年2月2回目の近況

 

本日、2022年2月22日は、自分が生きている間で最も数字の2がそろう日だ。

そして、猫の日おめでとう。世界中の猫に祝福してやるのだ。

 

 

2月2回目の近況なのだけど、相変わらずなんとか暮らしている。

 

今月は、グーグルマップで適当に検索したラーメン屋に歩いて行く散歩を何回かしたのだけど、それが自分にはとてもスリリングで、そのくせなんだか楽しかった。

 

ラーメン屋には、人通りの多い立地の場所にあるラーメン屋と、人っ子一人通らない立地の基本的に車で行くラーメン屋の2つしかないんだけど、後者の人っ子一人通らない立地の基本的に車で行くラーメン屋に敢えて散歩で行ってきたというわけだ。

ただ、自分がこれでもかと歩いている国道1号線沿いや、国道129沿いを延々歩くのは大分飽きているので、家族の車である程度移動してから歩き始めるのだけど、全然知らない街をグーグルのナビで行くのはなかなかスリリングだったりする。

グーグルのナビも、おそらく都市部や市街地であればスムースに案内してくれるのだろうけど、都市部や市街地から離れると、田んぼ道を平気で案内するし、明らかに遠回りの道をどんどん案内してくるのだ。グーグルのナビを使って仕事の用事などでいざ顧客先などに徒歩で向かおうとすると、靴が泥まみれになるようなところを歩かされる羽目にもなるし、予定の時間から大幅に遅刻することもわかり勉強になったものだ。自分は面白かったけどね。

あと、人通りの多い立地の場所にあるラーメン屋は客がひっきりなしに来ることを前提にした店づくりをしているけれど、人っ子一人通らない立地の基本的に車で行くラーメン屋の場合、その多くは地元の人の社交場も兼ねているせいか、利益度外視の回転率最悪だろうといわんばかりの居心地のいい居間のような店内になっており、実際地元の人がご近所同士でゆっくり食事したり、世間話したりしていた。昔ながらの田舎の毎日16時間は出入り自由であろうオープンな居間に厨房を付けたような感じで、カフェで憩うのとは違う方向性の憩いの場所になっているのだ。来月はどうなるかわからないが、またグーグルのナビを相棒に知らない街をとぼとぼと散歩に行けたらいいなと思っている。地味だけど面白かった。

 

それ以外だと、本もろくに読めず、音楽を沢山聴いても新しいイカした曲にあんまり出会えなかったのだけど、たまたま何かのプレイリストに入っていたジャンゴ・ラインハルトの1953年版の「ナイト・アンド・デイ」のはっちゃけた演奏がとても楽しそうで、そのくせ聴いているもの全員をダンスの渦に陥れてやろうと言わんばかりの盛り上げ具合で無茶苦茶嬉しかったものだ。それと、NTSラジオの番組で流れていたカニエ・ウェストがやってるゴスペル集団・Sunday Surviceが歌う「Keep Rising AllNight Long」という曲の祝祭感が素晴らしく、いつも一人でいるせいか、沢山の人が歌い踊る場所への憧れがどうにも抑えきれなくなりつつなるのを思い知らされたな。今年は楽しそうなライブに行って全身筋肉痛になるまで踊りたいな。柔軟体操しないとなー。

 

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とにかくそんな感じです。

 

映画のこと

世の中には自分の腕よりも長いパンが売ってるんだな。

 

ども、コバチヨです。

 

■フレンチディスパッチ ザ・リバティ・カンザス・イブニング・サン別冊

searchlightpictures.jp

 

地元の映画館では到底上映してもらえない映画だろうし、東京まで行かないとみられないのかなと諦めていたものの、地元の駅から2駅先にある映画館で上映されているのを知ったので上映開始2週目の週末に観に行ってきた。

コロナ禍で2年位の延期を経て上映されたウェス・アンダーソンの新作だったわけなんだけど、今までの作品の延長線上にある、へんてこな世界で繰り広げられるへんてこな話で個人的にとても良かった。

今回の映画は、雑誌「フレンチディスパッチ ザ・リバティ・カンザス・イブニング・サン・別冊」の最終号に掲載された4つエピソードと、この雑誌の編集長であるアーサー・ハウウィッツァー・Jrへの追悼文が記される際の編集部の様子を描いたものだ。

雑誌を読む行為を映像でどう再現するのか試みていて、たとえばカラーページとモノクロのページとが忙しく切り替わる感じだったり、やたらと説明が多い感じだとか、雑誌を普段から読む人ならば、気が付いてくれる気がする。あと、雑誌の記事を読むときは何かを食べながらだとか。(記事を一切書かない記者の食べていたものがスナックばかりだったのも納得!)

また、雑誌のグラビア写真を眺めているかのような画面作りがなされた大掛かりなシーンも印象的で、そのようなシーンはスマートフォンタブレットで再生しても楽しんでもらえる仕掛けとして撮影されたのかなと思う。中でも、”アンニュイ”という街の昔と今の風景の対比の写真のシーンや囚人の画家のエピソードの最後に刑務所の職員と脱走を試みる大勢の囚人が争うシーン、学生運動をしている学生たちと警察たちが争うシーンなど、エドワード・ゴーリーが描いた「ウォーリーを探せ」みたいな画になっており、動画配信が始まったら改めてそれらの大掛かりなシーンを静止画でじっくり眺めたいと思わせる位。”アンニュイ”の街の建物のすべてが素敵だし、目に訴えかける情報量もとても多く、ウェス監督には悪いけれど動画配信が今から待ち遠しい。

それと、どこかでネスカフィエの作った料理が食べられるレストランがあるといいな。

ネスカフィエの料理を作る時の儀式も見せてくれると尚良し。

映画の内容は、人の関心を強く引き付けるようなものじゃなかったのだけど、物語以外の要素がいちいち素敵でにぎやかな映画だったな。一朝一夕で消費されようがない唯一無二のコンテンツに出くわすことがなかなか無いので嬉しかった。

 

感想終わり。