某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

音楽のこと

4月になっていた。

 

ども、コバチヨです。

 

■3月は注目作のリリースが多かったみたい

 

一昨日あたりから音楽を聴けるようになったので発作的に音楽のことを書いてみる。

 

Spotifyのニュー・リリースのページだったり直近にリリースされた楽曲を中心に組まれたプレイリストを眺めていたら、自分好みの楽曲やアルバムがいくつか出ていて聴いてみたらどれもこれも良くて繰り返し聞いてしまう始末。

 

最初に挙げるのは、シンガーソングライターのbutajiさんとトラックメイカー・荒井優作さんユニット・Butasakuのアルバム「forms」だ。

 

soundcloud.com

 

butasakuの「forms」は、2017年にGOODMOODGOKUさんと荒井さんの共作でリリースされたアルバム「色」でやったことを更に進化させたアルバムなんだろう。

「色」はgoodmoodgokuさんの歌とビート少な目でアンビエント色の強いミニマムな荒井さんのトラックが共存しているアルバムだったのだけど、トラックの持つ印象にグッと寄せた歌にしているのか、静的でとても内向きな印象のアルバムになっていたのが印象的だった。

butasakuの「forms」でも讃美歌の歌唱からサンプリングした音や鈴の音など、祈りの空間をイメージさせるトラックが印象的なとても内向きな楽曲があるのだけど、「letyoudown」、「silver linging」、「in my brain」といったビートが前面に出た00年代位のR&B松尾潔さんぽくもあるか)を彷彿させる楽曲もあったりして変化を楽しめるアルバムに仕上がっていて個人的に面白かった。今回は何となくだけど、butajiさんのアイディアが優先されて作られている気がするけれど、次回作があるのであれば、もう少し荒井さんのアンビエント風のトラックが増えてくれることを期待したい。

アンビエントR&Bユニットといううたい文句、今どきそうで古い感じして丁度いい。

 

次に挙げるのは、Lucky Kilimanjyaroのアルバム「Tough Play」。

 


www.youtube.com

 

踊れるアッパーな楽曲とシティポップの楽曲と収録されているのだけど、キャッチーな歌詞のギリギリ歌謡曲のラインにとどめておく攻めの楽曲がいくつかあって繰り返し聴いてしまう始末。中でもM-2「踊りの合図」、M-3「ZUBUZUBULOVE」、M-7「週休8日」、M-9「足りない夜にまかせて」あたりは曲に歌がそんなに邪魔をしないのに口ずさみたくなる不思議な魅力があるのだよなぁ~。おまけに短い演奏時間なのに爆発力もあるし。ライブが物凄く楽しそうなのは容易に想像できるってもんだ。

 

それ以外だと、全然知らなかったのだけどシンガーソングライターのVaundyの楽曲をぼちぼち聴いている所。歌える筒美京平さんみたいな人で、仕事のオファーごとにウケそうな楽曲のモチーフ探し出してきて分析し、正解を導き出すみたいな楽曲の作り方をしているようでストイックな人なんだと思われる。今チャートに上がっている「裸の勇者」についてもアニメ主題歌らしいアニメソングの王道のような楽曲になっていて、疾走感あふれるギターリフにサビ近くでストリングスが入れていたり、メロディーがめまぐるしく変わるのになぜだか気持ちの良い曲だったな。去年話題になった「踊り子」も、じわじわと熱くなる展開とサビの中毒性が印象的だったな。

今は、アーティスト活動に重点を置いているんだろうけど、おそらく裏方としても長く活躍するんだろうなとは思うし、令和の大御所になりそうな音楽制作者だろうから期待している。巷のミュージシャン特有の刹那に生きている感じが全くしない感じが令和のミュージシャン気質ってやつなのかもしれない。

 

他にもいろいろあるけど、余裕があったらまた書くつもり。