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デレン。

 

ども、コバチヨです。

 

■「ターミネーター:ニューフェイト」

 

ターミネーター:ニューフェイト」を見てきたのだけど、続編は作らないで欲しいと思った。続編を作って欲しい人が大勢いるのかもしれないけれど、自分はもういいかなぁ~。おなか一杯すぎて満足してしまったからさ。

 

www.foxmovies-jp.com

 

以下は、ネタバレあり。

アクションシーンは「ターミネーター2」を踏襲した似たようなシチュエーションで、アクションの高速化、カーチェイスの車種の巨大化でド迫力だったのだけど、主要人物が男性ばかりだったとしたら予定調和としてしか映らなかったのかもしれない。「あ、アクションがグレードアップしてやがら」位にしか見た後感想がでなかったかもしれないのだ。

それでも、新しい「ターミネーター」として成立できたのは、今の時代の要請である、今までの考え方に縛られない生き方の多様化、様々なアイデンティティを許容する寛容さを促すような人物設定を登場人物たちに盛り込んだ結果、新しい「ターミネーター」になることができたのだろう。

今回のヒロインであるダニエラはメキシコ人の女の子だったし、ダニエラを守るため2042年の世界から送り込まれた強化人間・グレイスも女性だ。彼女たちのぎこちない道中をサポートするサラ・コナーもいわずもがなだ。3人の女性のメキシコからアメリカにたどり着くまでの道中が主に描かれるのだけど、3人が道中で訪れた家の家族の在り方も、現代だから受容されるもので、以前ならば受け入れがたいものであっただろうしなぁ~。

現代的な設定の作品で、最初から最後までダレずに見ることができたものの、続編を見たくない理由は、「ターミネーター2」のT-1000の何度破壊されようが、あっという間にもと通りになって、襲い掛かってくるというホラー映画的な恐怖感が強烈で、「ターミネーター2」を名作たるものにした要因の1つだったと思うのだけど、この作品に出てくるREV-9もT-1000の設定を踏襲したものということもあり、これ位過激なことをしてもおかしくは無いなと、残酷なシーンが続こうが、想定内の残酷さになってしまい、あくまでもT-1000を踏襲したもののアップデート具合を見るだけになっちゃってるなって中盤以降強く感じてしまったから。冒頭のREV-9の登場シーンの出くわす人にジョークなどを返せる部分など考えると、暴力以外の部分で悪質な事もどんどん繰り出すのかと思っていたのだけど、ただただ強いだけだったのが惜しい。

もし、続編をやるとしたら、中盤以降に出てくるカールさんを主人公にしてこの作品の前日譚の一つとしてホームコメディ「カールの小さなカーテン屋さん」(仮)でも作って欲しいところだなぁ。カールさんが、いかにして人間らしさを獲得していったのかについて知りたいなと思ったから。

 

感想はそんなところ。

 

映画館で見た予告編で面白そうだと思ったのは、人並みだけど「アナと雪の女王2」。

応援上映が、無茶苦茶盛り上がりそうな感じがする。

 サントラをspotifyで全部聞いたのだけど、盛り上がりそうな曲がいくつかあったし、映画館の方が絶対にいいと思った。(11月20日16時追記)