某月某日!!

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俺の昭和が消えてゆく

プラチナとプチプラの目の錯覚感よ。

 

ども、コバチヨです。

 

筒美京平さん、さようなら

 

www.asahi.com

 

昨日、たまたまラジオのニュースで聞いてびっくりしてしまったので書く。

ウィキペディア情報によると、筒美京平さんは1960年代後半から活動されてきたらしく、60年前に20代だったとして、年齢的に特に驚かなくてもいいのかもしれないけれど、近藤真彦さんの「ギンギラギンにさりげなく」や松本伊代さんの「センチメンタルジャーニー」など、子供の頃から馴染みのある曲を作った人であるし、散々口ずさんだ曲も沢山あったから絶句に近い感じでニュースを聞いていたんだ。

筒美さんが活躍していた時期は、日本の歌謡曲が演歌中心から洋楽志向へと切り替わり、大人向けのものから若者向けのものになりつつあった時期の真っただ中だったわけで、目まぐるしい勢いで音楽制作環境が変わっていったりもしたけど、ずっとずっと都会的な雰囲気の曲だったりとか、前向きになれる曲を作り続けた人という印象があったな。あと、歌謡ディスコ音楽に多大なる貢献をした人というのも忘れてはいけないんだった。

筒美さんがJack Diamond名義で作曲した「セクシー・バスストップ」(浅野ゆう子さんのバージョンが良く聞かれていた筈)は、フィリーサウンド意識して製作されたものの、歌謡曲的な人懐っこさがあって、キャッチーさがある曲だったのを、よりストレートなフィリーサウンドにして、よりフロア寄りの音に作られたのが小沢健二さんの「強い気持ち強い愛」だったのではないかなと自分は思っている。

当時は、オザケンがお茶の間(古いな)の人気者だったこともあったんだろう、歌謡曲として沢山の人に聞かれた曲だったけれど、改めて聴くと、本格的なフィリーサウンドとしてよくできた曲だし、ざらついた音が全盛だった90年代中盤に突如フルバンド編成のフィリーサウンドをやろうと決めた筒美さんとオザケンの決断に盛大な拍手を、手が痛くなるまで、音楽好きだったら当時しなくちゃいけなかったんだなぁ~。


Ozawa Kenji - Metropolitan Love Affair (Lyric Video)

おそらく和物レコード収集家の人なら、筒美さんの手掛けたレコードを何百枚も持っている人もいるだろうし、いろんなブログで筒美さんに言及する投稿もこれから出てくるだろうから、楽しみだったりする。

 

俺の昭和が消えてゆく。