某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

音楽のこと

無気力すぎて、この頃落ち武者みたいな髪型で生きてる。

 

ども、コバチヨです。

 

ナンバーガールのライブ生配信を見た

ナンバーガールが再結成していたのは知っていたのだけど、解散前は耳鳴りが翌日の午後までするような物凄い爆音のライブをするバンドだったし、体力低下が否めない中年には恐ろしく堪えるだろうとさすがにチケットは取らなかったのだけど、当初予定されていたライブが延期になり、ただしyoutubeで生配信はするぞということをネットで知って、家でチビチビ飲酒をしながらライブを見た。安酒だったけど、本当に美味しい酒を飲ませてもらって楽しい夜だった。ナンバーガールと酩酊の相性はすこぶる良いんだもん。

最初は、「鉄風、鋭くなって」から始まったのだけど、バンドの鳴らすヒリヒリした音の塊が聴く者を圧倒していた以前のライブに比べて、今回のライブは各々のメンバーの演奏が当時よりもあたりまえだけど上手くなっていることもあって、一音一音聞かせる素敵なライブだったんだよなぁ~。自分の家のPCの音が悪かったからかもしれないが、ベースの音が強めなのがちょっともったいなかったけど*1、無茶苦茶良い音だったし、後半の飛び入りなどの仕掛けもあり、生配信チームの人たちの尽力に最後の方は涙が出た位。

さすがに、向井秀徳さんのシャウトが以前に比べたら伸びなくなってはいるけれど、ソロライブの場数も多い人だからかどうかはわからないが、ライブが始まった途端、観客がいようが、無人だろうが、じわじわと狂気の空間に変えてしまうMCも健在だったし、20年以上前に見たライブがなんとなく思い出されて懐かしくもなったな。

また、ひさ子ちゃん(こう呼ばせてほしい!)のギターのヒリヒリ感と、なんとなく憂いのあるギターソロに、いい中年なのに何回も何回も「ドリフの大爆笑」のおばちゃんのガヤ軍団さながらの黄色い声を連発したのも2020年のいい思い出になりそうだ。

(声の老化はあからさまにくるから!)

 

それ以外だと、「OMOIDE IN MY HEAD」に突如乱入した森山未來さんのダンスだけど、あの曲から発する、草臥れているのに、なぜだか体の奥底からこみあげてくるもどかしさのようなもの、抑えようのない焦燥感のようなものを見事に表現していて、ダンサーというのは体全身で、表現してしまうのだなと驚いたよ。

 

バンド活動がいつまで続くかわからないけれど、現在のバンドの演奏をオリジナル新曲なり、カバー曲でもいいので、残してもらいたい。ライブのみなのは勿体なさすぎるなと思った。

 

昨晩、酩酊しながら思ったことを書いてみた。

*1:自分の勝手な妄想なのは承知なのだけど、シングルの「透明少女」の音を彷彿させる音のバランスを意図していたのではないのか?