定点観測を止めるな!止めるなよー!
ども、コバチヨです。
■2019年の音楽ベストテン
年末になってしまった。
世界的な音楽の潮流は、何年も続いている、気が滅入るようなダウナーな音楽なんだろうなと自分は思っているのだけど、あんまり聞かないで1年がおわってしまいました。
おそらく、まんべんなくチェックしていれば良い曲に出会うことが出来たのかもしれないのですが、自分のなけなしの気力を奪われそうで怖かったというのもありました。
今年のベストテンは、元気な音楽、パワフルな音楽だなと思ったものを選んでます。
なんだか元気がないし、一人でいる時間が多いので、大勢で歌っているものに異様に惹かれていた一年でもありました。
第九コンサートなんぞ行ってしまったら最後、号泣するかもしれません。
基本はアルバムで選んでますが、1曲だけのもの、ドラマ動画も入れてます。順不同です。
というわけで、レッツ、いってみよー。
●JD Ryzner/Yacht Rock
ヨット・ロックの名曲の制作エピソードドラマ(正し、ほぼフィクション)
全部で12話ある。
Yacht Rock #1 - "What A Fool Believes"
個人的に大好きなのは第5話のマイケル・ジャクソン「Human Nature」の回。
TOTOメンバーたちが、マイケルのレコーディングスタジオに突入する前にする円陣を組んで気合を入れるシーンがお気に入りです。
12話あって、様々なミュージシャンが出てくるドラマなのですが、登場人物全員が、微妙に似ているのが好きなポイントです。とても似ているのではなく、微妙に似ているというだけで、面白いじゃないですか。
ケニー・ロギンスだけ、回を重ねるごとに、どんどん似てくるのもスパイスになっています。
●Various Artists/Quentin Tarantino's Once Upon A Time In Hollywood
今年の8月の終わりから9月まで沢山聞いたサントラ。
ほとんど、本編でラジオやステレオから流れた音楽を収録しているのだけど、約3時間の夢なんだか、悪夢なのか、そんな映画体験を反芻するために何回も何回も聴いていたので入れてしまった。
終盤に流れるローリング・ストーンズの曲が入っていないのは残念だけど、映画を見た後だと、ラストで流れるヴァニラ・ファッジの曲で毎回ニヤニヤしてしまいがち。
●Ivan Conti/Poison Fruits
アジムスのリーダー・イヴァン・コンチさんのソロアルバム。
パワフルなパーカッションが特徴で、おじいさんになっても新しい音楽と互角にやりあえる様は、人生100年時代もまんざらじゃないな思ってしまう。
年季が入っていて、そのくせ異様なパワフルさのあるアルバムです。
アジムスのデモ・テープ集も良かった。
●Kamaal Williams/New Heights
南ロンドンのキーボディスト奏者兼プロデューサー。
今年は、シングルとEPあった中での1枚で、70年代のジャズとエレクトロニクスをうまく融合していて、漆黒のファンクネス炸裂の『Snitches Brew』がとてつもなくカッコよかったです。
●!!!/Wallop
Wallop [解説・歌詞対訳 / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤CD] (BRC608)
- アーティスト:Chk Chk Chk,チック・チック・チック,!!!
- 出版社/メーカー: BEAT RECORDS / WARP RECORDS
- 発売日: 2019/08/30
- メディア: CD
1枚丸ごと ダンスアルバムでした。。
聞いているうちに頭が高揚するアルバムが大好きなのですが、そういうアルバムの中では一番だったので入れました。
●Kanye West/Jesus Is King
1枚まるごと神への祈りなんだろうと思われます。
一心不乱に神への思いをぶちまけているといった印象があります。
新作がクリスマスにリリース予定のうわさがあるのですが、次回もまさかの荒業でリリースするのでしょうか。
●Vampire Weekend/Father Of The Bride
不思議とハッピーな気持ちになれるので入れてしまった1枚です。
夏にyoutubeでコンサートの様子を見たというのもバイアスになっているのかもしれません。
屋外で、ぼんやりと太陽の光を浴びながら聞くにはしっくりくるアルバムでした。
●Foorin /パプリカ
米津玄師さんによるオリンピック応援ソング。
令和の時代の「にんげんっていいな」(By小林亜聖)になりつつあって、老若男女あらゆる人が歌える今もっとも日本で愛されている曲なんじゃないかと思われます。
日本の祭囃子と、ニュージャックスウィングを混ぜてしまう米津さんのセンス、ただならぬものがあるのだよなぁ~。
今年の夏に、歌えるように何回も歌の練習をしたのはいい思い出です。
●フィロソフィーのダンス/エクセルシオール
今年1番のアイドルアルバムとして入れました。
アイドルグループは数多いるのですが、ファンクを歌うアイドルとなると現在はフィロソフィーのダンスしかいないのが惜しい、エスペシアが続いていたらと思う日も時々あるのです。
●Official髭男ism/Traveler
2019年の日本の音楽シーンを制したといっても過言ではないグループ。
今どきの音楽万年門外漢の自分でさえも、巷で流れているのが気になり帰宅後急いでネットで調べて聴いた位だったので、今年のベスト10に入れなくてはならなかったのでした。
今年の音楽ベストテンは以上です。
また来年。
(2019年12月15日書き足す )