某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

雑誌のこと

雑誌じゃなくて、もっと読まなきゃいけないものがあるだろう

 

ども、コバチヨです。

 

いいんだよ、もう。

好き勝手読ませてくれ!

 

■今月のポパイ

magazineworld.jp

 

今月号より、紙面デザインをリニューアルしたそうだ。

(電子版をスタートしたそうだから、それを考慮してのリニューアルなんだろうか?)

 

「おもしろい映画、知らない?」特集ということで、以前より映画を見る生活を送っている自分には、まさにナイスタイミングな特集という事で、通りすがりの書店で発作的に買ったというのもあって、久々にポパイの感想を書いてみる。

 

雑誌には、読者のカリスマとされるモデルさんが大体いるものだ。

自分が中年だから、中年雑誌だときっとこんな感じなのだろう、「LEE」だと浜島直子(ハマジ)さん、「Men Club」だったら谷原章介さん(今は違うのか?)、「Go Out」だと岡部文彦さん、「Number Do」 だと高橋尚子(キューちゃん)さんとか、いろいろあると思うのだけど、ポパイ中年読者の星は大根仁さんなんだと思うし、大根さんのコラムを読むと、90年代に若かった人には興味深いエピソードが多く、いちいち首を激しく上下させて「わかりみー」(ただ使ってみたかった)とリアクションしながらもコラムを読み進めるという事もあった(特に去年の音楽特集、個人的に猛烈に胸熱なチョイスだった)から、今月号の『映画で平成を振り返る』は、期待して読んだのだけど、期待を裏切らない面白いコラムが楽しめて良かった。

大根さんが選んでいる映画のチョイスが王道ものが意外にも多めだったり、日本映画を支えてきた人たちにリスペクトし、これからの日本映画を支えていく人たちにエールを送っていたり、なんだかほっこり癒されちゃったりもしたり、平成も終わりに近づくにつれ、大根さんの監督作品「モテキ」のエピソードも出てきたりで、「モテキ」に関しては、相当シビアな状況で映画を製作していた事を教えてくれる。

あと、映画好きの人がおすすめしてくる映画「おしゃれな映画は本当に観たほうがいいのか?」の100本のリストだけど、後生大事に取っておこうかと思います。

子供の頃から、映画に熱心になれず、同年代が熱心に語るジャッキー・チェンが出演するカンフー映画も、「バックトゥー・ザ・フューチャー」シリーズも、「スターウォーズ」シリーズさえも、ろくにみてこなかったし、そのくせ一時期、映画鑑賞に熱心だった時期でさえも、洋画にも目もくれず、森繁久弥さんやフランキー堺さん、三木のり平さんといったオジサン達が、ワチャワチャ騒ぐ映画(「社長漫遊記」シリーズだな。昔の映画はおじさんがメインで活躍する映画が多かった)ばかり見ていたので、どうも映画を選ぶ基準がテキトーで、なんとかならないのかと長い間悩んでいたからなのだ。確かに、マーベルコミックスのキャラクターが大活躍の映画を見てればいいじゃないとか言われるかもしれないけれど、それもあんまり芸がないなと思うし、ありがたい。

正直、若い頃にこれでもかと騒がれたクエンティン・タランティーノさんの「パルプ・フィクション」一回も見たことがないんだ。ぼちぼちリストを元に映画見てみようかと思います。

あと、たまたま観ていたから書くのだけど、「ダージリン急行」の道中を共にする3兄弟のスーツと、ヴィトンのモノグラム入りの旅行鞄、とびきりイカしていたのと、選曲も素晴らしく(サントラは名盤)、映画の言わんとする事がよく受け取れなかったけれど、なんとなく好きな映画ではあったな。

 54人に聞いた『どんな映画が好き?』は、いきなり最新作がアメリカで公開中のハーモニー・コリンさんが3本映画を紹介してくれているのだけど、とある映画でしか名前を聞いたことのない「ナーズの復讐」という映画が本当にあることを知り、無茶苦茶嬉しくなったものだ。作品のあらすじを読むと、ウッチャンが出演していた映画「7人のオタク」がなんとなしに浮かんでしまったのは何でなんだろうな。

それと、一時期夢中になっていた女優の伊藤修子さんが写真で持っている本は、どこで買ったんだろう。子供の頃からすでにジャッキー・チェンはおじさんだったと自分は認識していたけれど、80年代中盤あたりのジャッキーは、なぜかイケメンアイドル枠の扱いだったよな、あれが相変わらず納得いかないんだよ。(脱線)

 

『友だちを呼んで、映画を見る日。料理もあるといいね。』では、ポパイの映画特集の常連になりつつある東出昌弘さんと、最近は侍姿でしかお目にかかれない高良健吾さんの映画トークのページがあるんだけど、料理が魅力的過ぎてお腹が空くページでした。作り方も記されているけれど、作り方のコツみたいなのも対談の本編に乗っているので、どっちもしっかり読まないといけないようになっています。

『観ないで語る、新作映画。』では柄本佑さんと森岡龍さん(ATMロゴTシャツ欲しいぞ)が映画のチラシと予告編を見て、新作映画について語ってもらうという、映画をたくさん見ていないと到底出来ない対談をしている。実写化の「アラジン」は予告編でチラっと見てみたのだけれども、アニメ版を踏襲したシーンもあるという事で気になるところ。

『なんでも観てやろう!』では、映画のトリビアをあつめているのだけど、コロムビア映画社が1982年から1989年の間、コカコーラ社の傘下にあった事を初めて知ったよ。どういう経緯で傘下にいたのかさえも思いつかない。

 

連載のページは、新連載ばかりが並んでいて、中年にも目くばせしつつ、新しい人に書いてもらおうという気満々のページになっていて良かった。

 

来月号は「今年の夏は、メキシコだ!」特集なんだという。

今年、なんとなしに見た「レジェンド・オブ・メキシコデスペラード」という映画で、メキシコが気になっていたわけなのだけど、世間でもメキシコが注目されてましたか!まぁ、きっかけは全くもってズレてるわけなんだけども。

あの映画で、メキシコの家の生け垣が2メートル近くあるサボテンだったのがいいなと思ったのだけど、日本でサボテンを生け垣にしてる人、いないのかなー? 

 

というわけで、またどこかで。