こたつに入ると出られない病。
ども、コバチヨです。
■今月のポパイ
今月は「僕の好きなアート。」特集。
現代アートが苦手である。
1980年代のテレビっ子だった私のテレビライフは朝の5時台から始まった。
土曜日だっただろうか、フジテレビで「テレビ美術館」という番組があったんだけど、その番組を見ているうちに苦手意識を植え付けられてしまった気がする。
ECMのラインナップにありそうなコンテンポラリー・ジャズが流れる中、抽象的な絵画だとか、彫刻の作品説明が流れるんだけど、音楽と相まって当時の自分にはとても敷居の高いものというイメージを植え付けられてしまった。
その後、現代アートの全てが全て、正装して鑑賞するような作品ばかりではないという事を知るんだけど、それでも現代アートの展示に行く事があんまり無いから、なんとなく見ていた「テレビ美術館」には無意識のうちに、かなりの苦手意識を植え付けられてしまったんだな。
というわけで、今月のポパイですが、800円なのに、そこらの美術雑誌よりも情報量多いんじゃないの?お買い得な気がする。
70人の有名人に、好きな一人ずつ芸術家を挙げてもらうって、人選が奮っているせいか、ポンポン知らない名前が沢山出てきて、面白かったです。
あと、森村泰昌さんが解説している「現代アートがよくわからん。」とても勉強になりました。現代アートにまつわるいろいろを解説してくれている。盛りだくさん過ぎて、お腹一杯。参りました。
私にとって、今月号の特集で一番の収穫は、原田治さんが今月、「ぼくの美術ノート」を出すってことだ。ポパイありがとう!!(切実)
それと、ファッションページがナイスだった。
30ページから37ページで展開される「Don't Think, Feel.」のダウンベスト+セーター+アウター+カットオフしたリーバイスのユーズド・ジーンズの組み合わせを7パターン載せているんだけど、組み合わせが絶妙で良かった。ダウンベストも、アウトドアメーカーのものもあるけれど、ラルフローレンのダウンベストというのがあるのを今月号のポパイで知った。あの刺繍も入ってるんだな。
それにしても、ノースフェイスのダウンベストが暑そうだな。きっとヌプシベストなんだろうけど。
あと益子で撮影されたんだろう、142ページから153ページの「Country of Fork Art」のキレイ目なスタイリングもよかった。年を取ってくると、ウールパンツの着こなしってあこがれるんだよねぇ。折り目正しい感じが出るというのか。。。
対談のページのお相手は映画「この世界の片隅に」の原作者で漫画家のこうの史世さん。広島の呉の話をしている。
今月号から、女優の橋本愛さんが連載を開始、毎月見たり聞いたり読んだものを写真と文で紹介してくれるみたいだ。、短い文章ながらも、頭の良さが伝わってくる。
個人的に、ジワジワした連載はピーター・サザーランドさんの「日々の事」。写真がジワジワするなぁ~。
来月は「特集 ガールフレンド。」