某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

電車に乗って遠くの街までCDを買いに行く

 

3776を聴かない理由があるとすれば

3776を聴かない理由があるとすれば

 

 

久々に電車で遠い街に行ってきたけど、

1冊の雑誌と2枚のCD買うので精一杯です。

爆買い?無縁だなー、決められないもん。

 

ども、コバチヨです。

 

■3776を聞かない理由があるとすれば

 

富士山の麓・富士宮を拠点に活動するご当地アイドル・3776のファーストアルバムを聴いた。

 

富士山には、3回登ったことがあるけれど、自宅から登山口までの電車・バスの移動時間がとてもかかるので、3776のアルバムで採用されていると思われる登山ルート、富士宮ルートを、私は登ったことがない。

CDでナビゲーターを務める・井出ちよのちゃんが話していたけど、富士山に登っている間、(快晴の場合)海が見えるという事なので、いつかチャレンジしたいなぁ~。とても魅かれた。

 

私が登ったルートは、御殿場と須走なのだが、どっちも下を見下ろせば、自衛隊駐屯地だからさ。。。遠くに山中湖。。。っていう。

(昼間はずっと、自衛隊駐屯地からドーンって火薬の音がするしさ、時々自衛隊の人が軽装で登っているのを見るし、どんだけ自衛隊仕様なんだ、特に御殿場ルート)

 

と、脱線してしまった

 

アルバムは、富士山登山という明確なコンセプトがあり、歌詞の内容はすべて富士山にリンクしたことで、曲の合間に、ちよのちゃんの富士山の話やチームMⅡ時代の楽曲からの引用と標高のボイスが入る。アルバム収録タイムも3776秒という凝りよう。

 

感想を書くと、アイドルのアルバムという括りを抜きにしても、よくできたコンセプトアルバムだと思うし、なんといっても、2015年の井出ちよのちゃんが大好きになるアルバムだった。

 

打ち込みのギターロックをベースにしつつも、ハードな展開になりそうで、そうならないポップな歌と、ちよのちゃんのファニーなボーカルとナビゲーションのおかげなのか、頑なにポップさを維持しているのが素晴らしい。

 

また、アイドルソングというと、爽快感があって、聴いているうちに踊りたくなる楽曲を求められると思うのだけど、(ライブに行くような人ならミックスという合いの手をエールとして打ちたいからね)変拍子の楽曲もあるし、踊ろうにも、リズムにのり辛いし、王道からかなり外れた感じの楽曲でほとんど構成されているので、「八合目にはまだ早い」のとてもしんどい感じからのラスト「3.11」の王道アイドルソングで滅茶苦茶気分が盛り上がるんだよね。「3.11」はシリアスなテーマを扱った楽曲だと思うんだけどね。

 

名作は、どいつもこいつもポップな面してやってくるし、そのくせなかなかの問題作だったりするわけだけど、このアルバムもポップな面してやってきた、かなりの問題作でしたよ。