某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

音楽のこと

秋晴れだ。

 

ども、コバチヨです。

 

■ガッキーに一目惚れした

 

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提灯記事が多くて、本当に人気なのかどうか私は未だに疑心暗鬼なんだけど、テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の評判がいいらしい。

私は、ドラマ本編を見たことがない。

ただ、ネットニュースでやたらと持ち上げられたガッキーこと、新垣結衣さんが踊る”恋ダンス”が可愛すぎるという記事をまんまと鵜吞みにしてyoutubeで”恋ダンス”を見たらガッキーにすっかり一目惚れしてしまった。恋に落ちたの何年ぶりだよ、前回は17歳の頃(限定する!)の渡辺麻友だぜ?(物凄い脱線)

リーガル・ハイ」の黛君役の時の、リクルートスーツにソックス+パンプス姿のガッキーを、まるで(架空の)近所の幼馴染の女の子みたいな感じで見事にスルーしてたのに、”恋ダンス”のやたらめたら初々しい新妻姿で、こうなるとは、スタイリングの魔法というのは恐ろしいものなんだなと世の中のスタイリストにただならぬ戦慄をを覚えたわけだ。

ガッキーがあんなに可愛いんだもん、たとえ契約結婚だろうが、あんなに初々しい新妻がいたらと思うと人生頑張らなくちゃとなるさ、フルスロットルモードになるさ。

 

って、ガッキーが可愛いというのはゆるぎない事実なわけであるし(とはいえ、趣味嗜好は人それぞれなので一概には言えないが)、楽曲「恋」の事について書かなくてはならない。

前作「イエロー・ダンサー」の延長線上にある楽曲として書かれたのか、ディスコ調の楽曲に東洋的な音の要素を織り込んでみたり、後半のギターとベースの早弾きパートのようなカントリー要素を織り込んでみたり、無国籍感を漂わせるアレンジの楽曲=サケロック時代の星野源らしさみたいなものが前面にあり、それが星野源の独自性の一つになってもいるのだけれども、踊れる曲ならまっすぐ踊れる曲のアレンジでやればいいのになと思ってしまったりするわけで、もう十分売れっ子なんだし、サケロック時代の星野源らしさをアレンジに無理に織り込まなくともいいんじゃないかなー。いい曲書く人なんだし、ストレートに踊れる楽曲を聴きたいんだぜー。と、ガッキーで釣られたニワカリスナーは思うんだぜ。

 

とにかくまぁ、ガッキーには生きるモチベーションもらったよ。

11月も持ちこたえられるであろう。

 

■待ってました

www.youtube.com

 

80年代のPVみたいなPVをブルーノ・マーズは何年も作ってるんだけど、今回はエレクトロファンク調の楽曲で下世話で最高でいい。

 

新作楽しみなんだ。

 

 

 

秋は練習の季節

青空に再び富士山が浮かぶようになった

 

ども、コバチヨです。

■秋は練習の季節

 

気が付くと、春にエントリーしていたマラソン大会の一か月前になっていた。

そんなわけで、雨や体調不良の日以外は、なるべく週末走るようにしている。

サボりがちとはいえ、たまに走らないと長い距離を走れなくなるし、いつ行くのか自分でさえもわからないけれども、練習しないと山登りに行くにも、長時間歩けなくなるからだ。

山登りで使う筋肉は、道路を走る筋肉と違うので、なるべく山登りに行くのがいいんだけど、なかなか一人で行く勇気がないから、走って補うようになってしまっている。

 

そんなわけで、ぼちぼち練習している。

きっと、毎日走っていた方が走る力も向上するだろうし、いいに決まってるのだが、走り始めた時に、深刻な貧血に陥ってしまったこともあって、仕事も結構歩く仕事だし、走るのは週末だけと決めてからはずっと週末に走っている。

 

今は専ら、平塚から小田原までの約20キロをノロノロ走る練習をしていて、年に何回か、途中湘南平とか吾妻山といったプチ登山をして小田原まで向かったりもする。

(20分程、山を登るだけで足がプルプル震えるのだから情けない。。。)

湘南ランナーたるもの、家から江の島まで行って家まで引き返すのがオーソドックスな練習コースなのかもしれないが、江の島の逆の方向を走り、小田原城でゴールして干物を買って電車で帰るのがなんだかちょっとした観光気分も味わえるし、何年も走っている。

走力が上がれば、一夜城に行き、箱根湯本駅から電車に乗って帰るという乙なコースもいいなと思うんだけど、私は向上心が無いんだよな。

そんなわけで、マラソン大会の記録は最初の2年は遅かったものの、それ以降は毎年同じだ。でも、真面目に練習している人に比べて全然練習をしていないから気にしない。

 

散歩のこと

日ごろ歩かないと、歩くのに飽きるものなのだな

 

ども、コバチヨです。

 

■秋晴れの、小田原城

 

先週の土曜日に、年に何日と無い秋晴れの日だったので、平塚から小田原までの20キロを散歩しようと腰痛持ちの家族と歩いてきたのだけど、平塚から10キロ離れた二宮駅で家族が腰が辛いということで断念し、電車に乗って小田原城に行ってきたのだった。

 

マラソン大会の練習時期になると、毎週のように小田原城まで走るんだけど、観光として小田原城に行くのは新鮮で、今年リニューアルされた天守閣に上がったりもした。

 

以前天守閣に上がった時は(10年位前!)、昭和の時代からずっと展示されてるんだろうなと思われる、手作り感ある雑な展示だったのが、印刷技術の発達がなせる技なのだろう、壁一面に説明だとか屏風の複製が貼ってあり、北条氏について丁寧に教えてくれるようになった。

今の美術館では当たり前になっている、壁紙を使って壁をも展示物に変えて有効利用するという発想が初めて実現された時、展示をする人たちにはそりゃー画期的な大事件だったんだろうなと思う。

以前は、スペースを持て余してしまったせいか、日本の代表的な城の写真を額に入れて展示していた階もあったからな。

 

リニューアルして良かったよ。

本のこと

秋らしくなってきた

 

ども、コバチヨです。

 

■最近の積読リスト

 

私は子供のころから本とお菓子はしょっちゅう買ってしまう性分で、そのくせボロボロのスニーカーを毎日履いているくせに靴を買う気がないという、お買い物センサーが万年壊れている人間なのである。

 

本については、なぜか己の読書レベルでは到底理解できないであろう本まで買ってしまう始末で、そんなのが積もりに積もって積読になっている。

 

自分の見た目についてはきっと等身大なんだろうけれど、本のチョイスがどうも見栄っ張りなのが自分でも嫌だなと思っているところです。

そんなわけでレッツ、積読本リストアーーーーップ!

(なんでセーラームーンの変身シーンよろしくリストアーーーーップって書くかなぁ~)

 

〇「志ん生一代(上)(下)」結城昌治 朝日文庫 1980年

志ん生一代 (上) (P+D BOOKS)

志ん生一代 (上) (P+D BOOKS)

 
志ん生一代 (下) (P+D BOOKS)

志ん生一代 (下) (P+D BOOKS)

 

 現在、朝日文庫版は絶版になっている。

この本を一回浪人時代に読んでるんだけど、もう一回読もうと10年近く前に買ったものをずっと持っている状態なんだけど、全然読んでいない。

昭和の大名人である五代目古今亭志ん生が二代目三遊亭小円朝に弟子入りしてから亡くなるまでを描く。

まだ、読んでないけど最終的に、芸をどう開花させるのか、どう開花させても正解なんだけど、現代の芸能人は選択肢が狭められてばかりで、やりづらくなりつつあるという感想を持つんだろうなと勝手に予想する。

 

〇「日本の民家」今和次郎 岩波文庫 1989年

日本の民家 (岩波文庫)

日本の民家 (岩波文庫)

 

 

考現学の祖・今和次郎が日本各地の民家を見て回った記録なんだけど、何回読んでも全然読み進められない。

個人的に引っかかったフレーズが最初の方に出てくるんだけど、ハッとさせられたな。

都会では、働くところ社交をするところは、住宅とは別に立てられるのが普通であるから、住宅を純粋に家族たちの居住の場所として便利で楽しいように作ればいい。

 また、物資の流通網の整う都会ではどんな建物も作ることは容易いが、田舎になると物資の調達も困難で、調達しやすい物資で工夫しながら家を建てなければいけないというハンデもあるし、気候によって建物に何らかの処置を施さないといけない。

また、都会みたいに仕事に通う事はあまりなかった時代だから、家にワークスペースを作らないといけない等工夫が大事になってくるわけで、民家というのは限りある資源と暮らしの経験値を下に作られる家なのだなぁと、この本で改めて思い知らされるんだけど、半分くらいでいつも止まってしまうんだよな。。。

あと、藤森照伸さんの解説で満足してしまうってのもあるんだけども。。。

 

〇「幕末史」 半藤一利 新潮文庫 2008年 

幕末史 (新潮文庫)

幕末史 (新潮文庫)

 

 読みやすいし、わかりやすい幕末史と呼ばれる幕末本の一つらしい。

何回もトライするのに、これも半分くらいで挫折してしまう。

きっと、西南戦争戊辰戦争とわからなくなってしまうからなのかも。

「昭和史」は全部読むことができたので、これも一通り読みたい。

 

〇「哺育器の中の大人」 伊丹十三岸田秀 文春文庫 1995年

哺育器の中の大人[精神分析講義] (ちくま文庫)

哺育器の中の大人[精神分析講義] (ちくま文庫)

 

 聞き手の名手だと自分では思いこんでいる、伊丹十三岸田秀にいろいろ質問をし、答えてもらう本らしい。

文庫版のためのまえがきにおいて岸田さんはこう書いている。

ちょっと前までまったく無名だったわたしは伊丹十三ほどの有名な人と対談できるというので二つ返事で引受けたが、対談がはじまると、悦に入っていた気分に冷水を浴びせられ、これは大変なことになったと思った。精神分析の「教師」は精神分析のことをあまりよく知らず、「生徒」の質問にしばしば絶句した。 

 ここまで書かせる伊丹十三って

 

〇「森の生活」 ヘンリー・デヴィッド・ソロー 講談社学術文庫 1991年

森の生活 (講談社学術文庫)

森の生活 (講談社学術文庫)

 

 ここ10年以上、枕元に置いてある精神安定剤というのか睡眠剤である。

寝る前に適当にページをめくって読んで、気が付くと寝ている本だ。

作者であるソローが、アメリカはマサチューセッツ州コンコードにあるウォールデン湖畔に自作の家を建て、2年2か月暮らした時の所感を18の章に分けて書いている。

よく読む章は「読書」と「孤独」の章。

ただ、世の中に結構流通している、最低限の収入で暮らす人たちが書いた本と内容が大差ないんだろうけれど、元祖です。間違いなく。

この本が無かったら、最低限の収入と最低限の生活環境があればいいという考え方ってそんなに表に出てこなかったかもしれない。

 

自分には耐えられないけどね。トホホ。

 

〇読書の方法 吉本隆明 光文社知恵の森文庫 2006年

読書の方法―なにをどう読むか (光文社文庫)

読書の方法―なにをどう読むか (光文社文庫)

 

 読書の方法にかこつけて、吉本隆明にいろいろ聞いた本らしい。

吉本隆明の選んだブックリストも楽しい。

ブックオフ108円コーナーに結構ある。

 

〇「家郷の訓」 宮本常一 岩波文庫 1984年

家郷の訓 (岩波文庫 青 164-2)

家郷の訓 (岩波文庫 青 164-2)

 

 3,4年前に宮本常一の本を読む時期があった。

「忘れられた日本人」のはるか遠い昔の日本を昭和の時代に方々歩き回って集めて記された本に驚かされてしまったからだ。

家にある宮本さんの本で唯一、読みそびれている本がこれなんだけど、いつ読むのか。

 

〇「なぜ、植物図鑑か」 中平卓馬 ちくま学芸文庫 2007年

なぜ、植物図鑑か―中平卓馬映像論集 (ちくま学芸文庫)

なぜ、植物図鑑か―中平卓馬映像論集 (ちくま学芸文庫)

 

 昨年亡くなってしまった中平卓馬さんの評論集だ。

正直、この本を読むために今、現代史の本を読んでいるんじゃないかって位、難しくて遅読ながらも色々読んでもがいている所なんだよな。

60年代の様子を眺めるにはいい本なんだろうなとは思ってるけど、自分のレベルではまだまだです。読書のレベル上げ頑張ります。

 

〇「決闘写真論」 篠山紀信中平卓馬 朝日文庫 1995年

決闘写真論 (朝日文庫)

決闘写真論 (朝日文庫)

 

 ブルース・リーの「考えるな、感じろ」よろしく、身体を眼球(めんたま)にして相変わらず撮りまくる男・篠山紀信の70年代の写真の仕事をザックリとまとめた本として本当によくまとめられていると思うし、写真家・中平卓馬さんの写真家としての絶望と復活の記として読むことができる不思議な本だと思っている。

2回位読んでいるのだけれども、また読みたいなと思いながらもここ一年くらい読めていない。

 

〇「味をつくる人たちの歌」 牧羊子 1981年

味をつくる人たちの歌 (1981年) (集英社文庫)

味をつくる人たちの歌 (1981年) (集英社文庫)

 

 表紙は大橋歩さんで、本文中のイラストは開高美智子さん。

 

って、そもそも牧羊子さんとは何者なのだという事なのだが、開高健さんの嫁さんであり、詩人でもある。

ブックオフの108円コーナーから選んだ本なんだけど、読んでいて全然おなかが減らないのは、蘊蓄の比重が9割だからなんだと思う。正直食材辞典のようなものを買って読んだほうがいいんじゃないかという位、蘊蓄攻めにあうのである。

ちなみに、牛肉は牝牛が旨いというのを寺門ジモンの「取材拒否の店」で学んだのだけれども、この人も書いている。(この人の方が先なのに。。。)

私は牛肉に関しては本当に初心者であるし、何にもわかっちゃいないというのをいつも寺門ジモンに知らされる。そして「取材拒否の店」で旨いものを食べて悶絶する寺門ジモンを見て、自分には死ぬまでわからない食材の醍醐味を寺門ジモンは悉く食べているんだろうなと絶望する。(脱線)

 

雑誌のこと

これから一体、何度「10月だ」とつぶやくんだろう?

 

ども、コバチヨです。

 

■今月のポパイ

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今月号は「マッスルボーイ」。

 

”身体を鍛えるための具体的なノウハウは雑誌「ターザン」に任せといて”という前置きが必要そうな特集のようだ。

 

ざっくりと健康をテーマに、お題にAからZまで、物欲の秋、読書の秋、執拗なる食欲の秋(!)をガイドしてくれる特集らしい。

そんなわけで、スポーツジムも紹介しつつ、成田山での断食も紹介など、いい具合にとっちらかっているのがとても楽しい。

 

面白そうなアクティビティの紹介記事は楽しいけれど、それよりも興味を引くのは食べ物の記事なんだ。しかも、野菜の彩りがとても素敵な野菜料理のお店も紹介してるけど、旨い肉料理を出してくれるお店推しな気がしてならない。

なんだよ、Kの項の平野紗季子さんがおすすめする”お粥”のお店と”KAKUDA”というくくりになってるけど、空手家の角田信朗さんがおすすめする蕎麦と馬肉のお店ってさ、おなかが減るじゃないかー。

トドメに、特集の最後の方に「vegee & meat guide 2016」も付いている。

読後、何が待ってるかって「ステーキが食べたいな」という気分だろうね。

 

個人的に今月号でダントツの面白記事は高城さんの対談ページだった。

作家の戌井昭人さんがモロッコのタンジェ(個人的にはタンジールという名称で覚えている)の話をしているのだけれども、話がいろいろ飛んでいく感じがぶっ飛んでいて楽しい。これは実際読んでもらうしかない。

前にたまたまドラマ「そのおこだわり俺にもくれよ」で戌井さんが出演した回を見たんだけど、今回の対談の内容もその時のぶっ飛んだ感じと地続きの内容だったのがいい。

現実と、架空の世界観がブレてないという不思議。

 

田原総一郎さんのコラムは「シン・ゴジラ」の感想が書かれているんだけど、「シン・ゴジラ」って、何に詳しいかで映画の見方が変わってくる不思議な映画だと思う。

 

ファッションページも充実していて、何がよかったって、雪駄が良かったな。

結構こなれてたのもいい。

 

来月の特集は「僕の好きなアート」。

 

■スペクテイター特集「北山耕平」

 

新しい号が出たので買ってきた。

編集者・北山耕平さんの仕事ぶりを振り返る特集で、北山さんと編集部メンバーでの対談、北山さんが雑誌に発表したコラム、北山さんと一緒に仕事をされた人たちのコラムが収録されており、3つの章に分けてまとめられている。

それぞれ、「シティ・ボーイ」、「ニュー・ジャーナリズム」、「虹の戦士」とそれぞれタイトルが付けられている。

 

この特集は時期的に北山さんの仕事ぶりを振り返るという意図もあるだろうけれど、病気で倒れ、現在もリハビリを続けている北山さんへのエールのような気もする。

 

結構なボリュームなので、ぼちぼち読んでくつもり。

音楽のこと

今年、コスモスが咲いているのを見たことがない

 

ども、コバチヨです。

 

■ワーストアルバム・ナウ・オン・セール

 

※これから書くことは、勝手な妄想全開です。ファンの人ごめんなさい 

 

さだまさし(敬称略)に、新規のファンがこの30年近くの間にいるのだろうか?

さだまさしファンは、さだが在籍していたフォークグループ・グレープ時代からずっと追いかけてるのが古参で、連続テレビドラマ「北の国から」が放送されていた時(35年前位!!)からのファンが新参なんだろうから、それ以降のファンって、古参からしたらファンでも何でもないだろうが、この30年近くの間にどうしたらファンになることができるのか想像できない。

友達にコンサートに予習もなしに誘われて見ても、戸惑いそうな気がするのよね。

海外のバンドなんかだと、きっとP-FUNK軍団とか、フランク・ザッパが好きな人なんかと同じ感じなのかな?サン・ラとかさ。わかるやつだけで盛り上がればいい的な。

 

そして、さだまさしが他のアーティストだとか、音楽グループと対バンしたとか、野外フェス出たとか私はまるで知らない。

 

いろんなアーティストやバンドと対バンして、新規のファンを獲得しまくるさだまさし、野外フェスでベストアクトと呼ばれるさだまさし、学園祭で黄色い声に包まれるさだまさし、47都道府県ライブハウスツアーを敢行するさだまさしタワレコでCDお渡し会するさだまさし、正直想像できない。

 

そのくせ、日本で一番ライブ盤を出しているのは、さだまさしだったりするのだ。

どんなに音楽雑誌やネットニュースで、”大人気のライブバンド”と書かれていても、さだまさしのライブ盤リリース枚数を上回ることなく解散する国内のバンドが100%という事実。さだまさし、恐るべし。。。

 

でも、ガンガン音楽にノッて会場を盛り上げるという感じではなくて、落語の独演会の構成みたいに、さだまさしの面白トークにドッと笑いが起こり、泣ける歌と笑える歌を縦横無尽に繰り出しては観客の感情を翻弄しといて、気が付くと面白トークをやるんだろうな。

それが可能なのは、ゆるぎない独自性のある真摯な歌を作っているからなのと、面白トークが達人レベルだからなんだろうけれどね。

 

そして、先週ワーストアルバムをリリースしたという。

ファンがマニア揃いだから出来るリリースなのであって、大御所の演歌歌手でもできないリリースを敢えてやる所が、さすがファンの心を何十年にも渡って掴んでるさだまさしならではだよな。こんなこと若いロックバンドがやったら、アマゾンのレビュー欄が普通に荒れるよ。

それにしても、CDジャケットに中村祐二を起用するあたり、さだまさしも内心、若い新規ファンが欲しいのかななんて勘ぐっているんだぜ。

 

 

■今頃、J DILLAを知る

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今年はJ DILLAの没後10周年というメモリアルイヤーなんだな。

3月くらいに遺作になってしまった「dounuts」のデラックスエディションがリリースされたというし、リリース元のStones Throwyoutubeで「dounuts」を全曲公開しているので、今年はPCを立ち上げると、結構な頻度で聞いているんだけど、30曲入りのアルバムなのに一枚で一曲という感覚で聞いている。

(もういい加減買わないとなとは思ってるけどさ。。。)

 

HIPHOPのアルバムというくくりにするには、正直もったいない気がする。

音楽が好きな人なら、この鬼気迫る作品の素晴らしさに気づいてくれる筈。

初めて聞いた時に圧倒されたもんなぁ~。 

 

このアルバムを聴くと、なんとなくだけど60年代位のソウルミュージックが聞きたくなるのです。サンプリングされた楽曲の旨みを引き出すビートの力なのか何なのかわからないのだけれどもね。

 

ちなみに他にいいと思ったのはこれです。

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とにかくまぁ、さだまさしの「雨やどり」最高。

それは言いたいんだよね

 

 

 

雨に降られて、遠くの街へ

腹いっぱい食べるのは贅沢だとは思っていても、食べすぎは胃もたれによって断罪されるものよね。肥えるし。。。

 

ども、コバチヨです。

 

■雨に降られて、遠くの街へ

家族に連れられて展示を見に行くのはいつも雨の日だ。

先日、電車に乗って行ってきた国立博物館の特別展もやっぱり雨の日だった。

 

何を見に行ったのかというと、滋賀県・擽野寺(らくやじ)の仏像だ。

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ここ数年、家族に連れられて仏像を見に行く機会を時々持つのだが、仏像には人のパワーを吸い取る何かがあるようで、仏像見学目的の修学旅行に行くときなど寺が閉まる夕方時になると、草臥れてしまい宿につく頃にはひどく草臥れてしまう程に、仏像を眺めるという行為は大変なんだと自分では思っている。

 

そんなわけで、国立博物館の特別展+常設展のどっちも一気に見る事ができる人というのは、余程、体力・気力ともに漲っているタフな人なんだと思うようになってきた。

生まれながらの貧乏性ゆえに、展示のチケット代のモトをとらないと帰らない!と若かった頃の自分は、体力のある限り、これでもかと展示を見ていたんだけど、正直年を取ると集中力もないし、体力もなく、最低限のラインさえ鑑賞できればそれでいいと思うようになってきた。国立博物館の常設は本当にボリュームが多いんだもん。

 

入場口でチケットを購入し、大雨が降る中傘を差し国立博物館の本館に向かう。

館内に入ってすぐに特別展の展示室があり、足りない頭をフル稼働して、仏像に対峙する。

いろんな場所から仏像を眺めるわけなのだが、3メートル超の秘仏・十一面観音菩薩坐像の圧倒的なオーラにすっかり参ってしまった。

普段は寺のお堂の暗闇の中にある秘仏ではあるけれど、像から発せられるあの黄金の輝きに、祈りの空間が包まれると思うと、ここに来てお祈りして本当に良かったと大いなる安堵が祈る者にもたらされるであろう。

十一面観音菩薩坐像の表情もまた、非常に慈悲深く、魅力的なのも素晴らしい。

図録の写真には顕著だけど、光の当たり方次第では、とてつもなく色っぽい菩薩像だと思うんだよね。こんなの、奈良・聖林寺の十一面観音以来かもしれない。

 

正直この一体で、観賞する集中力はほぼ持っていかれ、他は集中力が切れた抜け殻のような状態で眺めたので、それぞれちゃんと鑑賞できたのかどうかとても怪しい。

 

いいもん見せてもらいました。

 

ちなみに、常設の仏像の展示もざっくり見たけど、三十三間堂の仏像3体が展示されていて、快慶のがありましたね、あれ良かったな。