某月某日!!

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音楽のこと

ゴールデンウィーク後半戦突入

 

ども、コバチヨです。

 

 ■今更、ラブリーサマーちゃんのこと

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ラブリーサマーちゃんが好きだ。

 なんとなく歌いたくなる歌というのがあって、ラブリーサマーちゃんは歌うには気持ちよさそうな歌を動画で挙げてくるからだ。

「私の好きなもの」のサビの乱暴さに思わず笑ってしまったんだけど、カラオケで歌ったら物凄い気持ちのいい歌なんだろうなと思う。

 

ラブリーサマーちゃんが世間に見つかったと思われる「あなたは煙草 私はシャボン」なんて見事で、なんで宅録でここまで凄い1曲を作ってしまうんだろうと呆然としたことを思い出す。

ギターとラブリーサマーちゃんのウィスパーボイスの浮遊感が半端なく、このまま浮かんだまんまにさせてくれないかと曲の終わりまで願ったもんだぜ。

 

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■今月はこれでなんとか生きてゆく

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昭和50年代あたりに流行したアイドルポップスの現在形を聞かせてくれるアイドルグループとして、今や外しようのない存在になっているnegiccoの今のところ最新シングル「矛盾始めました」がいい曲で、何回も聞いている。

 

世の中の一般的なアイドルグループのほとんどは、超肉食アイドルソングで一世を風靡したピンクレディも真っ青のスーパーサイヤ人みたいな得体のしれない”具体的にどんなか説明できないけれど、とにかくやたら強い女”をアピールした楽曲か、真剣に平成のドリフかクレイジーキャッツを狙っているグループもいるのか、昭和のおやじ向けの人生応援歌の延長線上にある楽曲、中学高校の女の子たちの他愛もないやりとりだったり、休日の集団行動が描かれた歌詞ばかり歌わされている感じがするけれど、negiccoアイドル歌謡ど真ん中の、”恋する女の子の心情”がよく描かれた楽曲にとても恵まれているので、このまま突っ走って欲しいなぁ~。

 

■演歌とか民謡だらけのヒットチャートなんて嫌だ!

 

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日本の歌謡曲が幅広い世代に広まったのは、明治維新以降、西洋音階が導入され、世界中からの音楽の要素をどんどん取り入れる事が可能になったからで、戦後はアメリカのヒット曲が日本語でカバーされてヒットされる事もあったし、昭和30年代にアイドル的な存在だった美空ひばりさんでさえも、ロカビリーの楽曲「ロカビリー剣法」をはじめ、ラテン音楽を取り入れた楽曲などを映画の劇中歌で歌ってるくらいなわけで、日本の歌謡曲が世界の音楽の流行りを取り入れてなかったら、オリコンチャートのほとんどが演歌時々民謡ごくたまーに神楽になりかねないよ?和音階でおまけに、全然リズミカルでもない曲ばかりで眠くなる時も確実にあるけど、それでいいのか?

オリコンウィークリーチャート上位10曲に船村徹先生の曲が5曲ランクインとか、AKBグループみたいでアリなのかもしれないが、泣きのギターに泣き崩れてしまいたくなりそうな曲ばかりじゃ、辛気臭くなっちまうよー!)

 

そういう意味において、まがい物音楽が日本に蔓延してくれてありがとうと私は思っている派です。

 

ジャズやソウルが、ジャマイカに飛び火してスカだとかロックステディと化けたわけだし、ファンクがアフリカに飛び火したことでアフロ・ビートと化けたわけで、過去に、まがい物音楽が世界の音楽シーンを盛り上げるという事もあったのだから、あんまりファンの人も怒らなくてもいいのになと思うわけだ。

 

と、上に書いた”まがい物”の意味は完全にピーター・バラカンさんが発言してる”まがい物”とは全然違うが、ブルースやジャズが守備範囲のかなり偏った音楽嗜好の人に”本物”なんて評価されるほうが逆に気持ち悪いし、本物=完成されているという事なんだから、端的にグループとしての伸びしろがもうないって事を指摘されてるという事にもなるわけだから、言い方は悪いかもしれないが、”まがい物”と言われた方がマシだと思うけどね。

 

ベビーメタルのファンって、ヘビーメタルに小学校中高学年の女の子が喜びそうな”カワイイ”要素を盛り込んだ”ギャップ萌え”が売りの楽曲に参ってハマったんだろうし、幅広く音楽を聴いている人が多いもんだと思ったので、アイドル門外漢の”音楽好き”にちょっとディスられただけで炎上するなんて、正直がっかりしましたという事を書いてみた次第。

私が思い描いていた、ベビー・メタルファン像に対する理想が高すぎだったのかなぁ~。