寒暖の差ですっかり疲弊してる。
ども、コバチヨです。
■今月のポパイ
「二十歳のとき、何をしていたか?」特集。
33人の有名人に、二十歳の頃を振り返ってもらっているんだけど、そのほとんどは読んでいて前向きになれる談話が多い。二十歳という、生きる世界がどんどん広がったり、深まったりしていく時期の話だからなのかもしれない。まぁ、人生なんて、人それぞれなので「二十歳=人生これから」なんて一概に括れやしないけれども。
積極的に出会いを求めて行動を起こさなかったし、人が怖いからと一人でいる事をなるべく選んできた自分にとって、冒頭の立花隆さんをはじめとする、おじさん達の深イイ話が何故だか自分には非常にヒリヒリして仕方がなかったです。とはいえ、おじさん達のエピソードは以前、何かしらの雑誌で読んでるから新鮮味がそんなになかったりする。(まぁ、若い人にはとても新鮮だとは思うけどね、刺さるパンチラインも多いし)
個人的に興味深かったのは佐々木マキさん、蛭子能収さんの談話で、今は亡き漫画雑誌「ガロ」の事を話していたけど、今後、あんな懐のでかい漫画雑誌が出てくるんだろうか?自分も長井勝一さんが亡くなるまでの2年位購読していたんだけど、根本敬さんだとか、東陽片岡さんのような「ガロ」が無かったら世に出てこられなかった漫画家は間違いなくいたと思うから貴重な雑誌だったと思う。今話題になってるパワハラ騒動だけど、現在の体制は私が購読していた約20年前の体制とは完全なる別物だと思うが、出版社たるもの、肝心の刊行物が話題にならず、会社のパワハラ問題がテレビニュース等に取り上げられるというのは、ちょっぴり悲しいなー。(脱線)
「二十歳の時に読んでほしい本と、観てほしい映画」では、色んなタイプの本と映画が紹介されているのだけど、選者のセンスが良く出ていてニヤニヤした。
いろいろ書いてあるけど、時間があるうちに好き勝手本を読んだり、映画見たりっていうのはいいと思う。人によっては70近くまで時間に追われて、余暇なんて皆無の仕事人生にハンドルを切ったまんま暴走列車のごとく突っ走る人もいるわけなんだから。
とか、カッコいい事書くけどなんとなく、個人的には本屋で特集棚を作りやすい仕掛けも兼ねてるんだろうなぁ~と思ってるんだ。
「彼らは二十歳のときを、いかに過ごしたか。」は6人のスポーツ選手に二十歳の頃を振り返ってもらったり、これから二十歳になる自分を予想してもらっている。
6人のスポーツ選手達は全員障害を持っているのだけど、ある人は生まれつきだったり、ある人は事故で障害を持つことになったり様々で、子供のころからずっと練習を重ねてきた人もいるだろうし、障害を抱えることで練習を始める人もいて、勝つために乗り越えなければいけない壁が一人一人違う中、日々の練習や試合をこなし経験値を上げていくのだから、大変そうなのは伝わってきたし、勝ってもそれだけで満足せずに自分のたどり着きたい所までやってやる!と練習に精進する選手たちの気概に頭が下がるよ。スポーツにもずっと続けられるものもあるが、プロだろうが、アマチュアだろうが、勝負の世界で戦える時間はやっぱり限られているからなぁ~。
あと久々の「ハタチならこうするネ!」は、いつもの二人(ボーズさんとせきしろさん)ハタチの頃にやっておくべき事をいろいろ話してるけど、最後の天久聖一さんのインタビューの時にもらった名言”バカサイはせきしろの夢だ”で全部飛びました。
ファッションページはというと、P127~133までのプラダのページだけど、ウィンドブレーカーの透け感を出した写真が良かった。まぁ、ハイキングシーズン開幕を予見しての写真ではないんだろうけど、ジョギングとハイキングとどっちでも使えるウィンドブレーカーをなんとなく欲しいなと思っていたのだけど、いてもたっても欲しくなってしまったよ。
来月は、「春はほんわか、気分はコンサバ」特集。