某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

雑記

空気清浄機の威力を私は知らない。

 

ども、コバチヨです。

 

■12月頭の近況

 

3月にある小田原尊徳マラソンにエントリーした。

ハーフの部にエントリーしたけど、去年の大会結果を見てみたら、DNS(失格)者の名前が沢山あったので、のろまの自分も16キロ目にある関門を通過できるかどうかわからないけれど、とりあえず参加してみようと思い立った次第。

待ってろ、小田原アリーナ!100円払って食べるぞ!トン汁!

(走った後の塩分摂取は、頭がおかしくなるくらい旨く感じられる) 

 

ここ数週間のトピックとしては、家族と一緒に「ブレードランナー2049」を観に行ったことだ。100人位のキャパのあるスクリーンに観客が7,8人しかいなかったんだけど、上映時間の長かったし、デッカードが出てきて物語が加速するまでの時間があまりにも長く感じられ、おまけに劇中のBGMがMRI検査の時に鳴る機械音みたいで(前作はあんまり気にならなかったんだけど、今回は気になって仕方がなかった、残念ながら、爆音上映とか自分には耐えられないな)、あの長い上映時間中、なぜだか緊張させられてしまい、観終わって家に帰るまでずっとずっと、辛い映画だったなと思っていたんだけど、家に帰って夕飯を食べながら家族と映画の話をすると、結構面白い映画だったんじゃないかと思った。

ストーリーは、”命”、”家族”、”人間らしさ”など、結構そこらへんに転がってる家族ドラマのようなテーマを扱っているものの、人間とレプリカントが入り混じる社会になって歴史の浅い世界だと現状よりも複雑になっているのか、登場人物全員が基本一人で佇んでいるシーンも多く、誰かと同じ時間を共有する事が困難な未来なのかな?など、そのあたりも考えさせられてしまうのだ。

誰かが部屋に現れるものなら、沢山の質問を投げかけてクリアしないと部屋に入れてもらえなかったり、沢山の罠が仕掛けられている部屋をクリアしないと客人として受け入れてもらえなかったり、身内の人間だと相手に認めさせるためには大変な手続きが付きまとっていたのにも顕著だったけれども。

主人公のKも、一人アパートで暮らしているんだけど、人工知能の仮想パートナー・JOIを所有しており、家に帰ると彼女をリモコンで起動させて夕飯の時に会話をしたり、一人暮らしの寂しさをなんとか紛らわせているという設定だったし、未来がどんよりと暗かった。前作は雨降ってたけど、今作は雪も降ってたし。

途中、60年代位の映像や音楽が入ってくるんだけど、「Always3丁目の夕日」じゃないが、当時が幸せな時代の象徴だからなのかなとか、そんな事も考えてしまったよ!!あれ、なんでなんだろうなー、気になるなー、誰か教えてほしいよ。

映像に関しては、前作同様インテリアがスタイリッシュで素敵だった。図書館の情報カード入れだとか、個人情報の書類を収納するオフィスのキャビネットの佇まいが映える室内の荘厳さ、どこで撮影したんだろう?気になるよ。

SFの事良く知らないけど、観に行ったので頑張って感想書いてみた。

 

それ以外だと、勤労感謝の日に、国立博物館の常設展に行ってきた。運慶展のタイアップ展示というのか、運慶の弟子の作品が展示されていたからだ。そんなわけで、文殊菩薩が沢山展示されていて興味深かった。乗り物の獅子は別に展示されていたり、展示されてなかったりだったけれども。

 

音楽は何を聞いていいのかわからなくて探しているけれど、ここんところ聴いていたのはIdris muhammad「Loran's Dance」という曲を動画で延々聴いていた。CD欲しい。

 

パワー・オブ・ソウル

パワー・オブ・ソウル

 

 CTIの兄弟レーベルKUDUから出ていたアルバムの収録曲だったのか。

 

最近はそんな感じです。

 

 

 

 

 

 

雑誌のこと

12月になってしまった。

 

ども、コバチヨです。

 

■先月のポパイ。

magazineworld.jp

 

11月中に投稿しようと思っていたんだけど、書けなかったや。

それにしても、古着といい、時計といい、のめりこむとお金がいくらあっても足りなくなる位つぎ込む人も出てくる”モノ”の特集をやるなんて罪だなと思ったけど、コンパクトにまとめていて素晴らしかった。

〇第一特集 だから古着が好きなんだ!

冒頭は日本国内で古着がおしゃれアイテムとして受け入れられていった歴史を年表でわかりやすく教えてくれる。「ベルベルジン」、「ゴーゲッター」とかメンズ雑誌でしょっちゅう取り上げられていたの、遠い遠い昔のような気がする。

『古着と文化のABC』では様々なトピックがあるんだけど、Aの項のマック・デマルコのツアーに同行し撮りた集めたファンの古着のこなれた着こなしが良くてうらやましい。Dの項はジョン・メイヤーズ監督の映画「デスぺレート・リビング」の写真がコラージュされてるけれど、強烈。

Jの項は90年代日本のデザイナーズブランドの服が古着として販売されていると記されているけれど、20年以上前なんだし古着として捉えられて当然なのに、中年の自分がピンと来ないのは、当時の服ってデザインが物凄くトガっていたからなんだろうな。アメリカから輸入された古着のような、暮らしに馴染んだ服じゃないから違和感があるんだろうと思う。

Pの項は、昔の写真集から古着を読み解くというお題をトロピカル松村さん、小林節正さん、牧野伊三夫さんの3人に話を聞いているんだけど、この項で紹介された3冊の本気になる。

Yosemite in the Sixties

Yosemite in the Sixties

  • 作者: Glen Denny,Kevin Starr,Steve Roper,Yvon Chouinard
  • 出版社/メーカー: Patagonia Books
  • 発売日: 2007/06/30
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 特に、アウトドアスポーツのためのウェアが作られていなかった時代にヨセミテでクライミングを楽しむ人たちの服装がどんな風だったのかを知ることができるようで興味深い。自分なんか、スポーツウェアがろくに似合わないので普段着の延長線上でハイキングの服装など選びたいと思ってる位なんだから。

Uの項では、保管期限の切れた電車や駅での忘れ物を販売している小暮商店が紹介されているみたい。法被やら、社交ダンスのドレスやらカオスだろうな。

ぶらり途中下車の旅 | 放送内容

Yの項は、シティボーイの憂鬱の出張版。蛭子さんの描くキャラクターにあんまり古着は似合わないな、パリッとしたスーツだとか、作業着を着てほしいんだ。

 

『古着じゃなきゃダメなんだ。』では古着を愛する3人にこだわりを聞いている。

サチモスのヨンスさんのトレードマークになってる、アディダスのジャージは古着だったんだな。知らなかったよ。

『僕の好きな古着。』は、24人にどんな古着を集めているのか紹介してもらってる。

『東京のいい古着屋巡り。』では、ここは押さえておきたいという古着屋を紹介している。絶対外せないだろう、神奈川のようで東京だった”町田”の古着屋さんも結構紹介されていて驚いた。

 

〇第二特集 時計でもしてみるか。

毎日、ビックカメラで買った吊るしの時計をしている自分にとって、時計はなんとなくだけど気になるものだったりするんだけど、草臥れた時、時計をしたまま台所仕事をしたり、水仕事したりで、ベルトが早々に劣化してしまうので、高い時計が買えないのだけれども、眺めてるだけでもいい。時計っていいなと思える特集だった。

ミリタリーウォッチの項が個人的に好きだったな。自分の中で、文字盤がわかりやすいというのが時計選びの第一条件だからなのかもしれないけれども。

 

もっとお足があったらこれ欲しいな。

[スウォッチ]SWATCH 腕時計 ONCE AGAIN GB743 メンズ [正規輸入品]

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他に気になったのは、松浦弥太郎さんの連載で取り上げられていた芦澤一洋さんの本「アウトドア・ものローグ」だ。ヤマケイ文庫で復刊されていたんだな。

 芦澤さんは、平凡社時代のポパイのレイアウトマンだった人で、アウトドアギアに関するエッセイを書いたり、「遊歩大全」の翻訳を手掛けた人だ。

アウトドア・ものローグ   芦澤 一洋 (ヤマケイ文庫)

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今月は特集ガールフレンド。付録に「オリーブ」が付くらしい。

 

雑記

11月も中旬。

 

ども、コバチヨです。

 

■2017年11月最初の近況

11月最初の投稿が遅くなってしまった。

 

11月の頭は「とんねるずのみなさんのおかげでした」と「めちゃ2イケてるっ」が来年春に終了というニュースがあったり、新しい地図の3人による「72時間のホンネテレビ」が話題になったりして、なんとなくだけど、1990年代の今よりも相当フリーダムだった時代のテレビ番組が頭に浮かんで懐かしくなってしまった。

みなおか」と「めちゃイケ」終了に関しては、おっさんたちが出すっぱりなのに、若者向けのテレビ番組と謳ってるのも無理があるし、毎週バカ騒ぎを繰り広げるにも、メンバーたちの年齢的にしんどいだろうと思っていたので、潮時だったんじゃないかな。

90年代のお笑い番組って、コントだとか、芸人たちが何かにチャレンジする様を笑うのもあったけれど、芸人たちがどんどん成長してゆく様を定点観測するドキュメント的な要素も同時にあったから視聴者を引き付けていたと思うけど、もう20年以上やっているんだし打ち止めでいいんじゃないかって思ったんだ。もし、続編的なものをやるなら「フジパラナイト」枠でやってくれたらと思う。ゴールデン枠でやると、何でもかんでも感動健全路線になるし、こじんまりとしてしまうからやってほしくないんだ。

「72時間のホンネテレビ」に関しては、テレビの日曜昼間感のあるゆるい番組作りが、普段テレビを観ない人間には新鮮だったな。

きっとあの番組が成立したのは、元国民的アイドルグループのメンバーだったという事もあるだろうが、彼らのテレビタレントとしての基礎体力がしっかりしていて、生放送にも関わらず、何が起こるのかわからない中で上手く立ち回れたからだったんだろうと思う。とにかくまぁ、彼らの船出の瞬間を、PCの画面ごしに立ち会えたこと、とても良かったと思ってる。

 中旬には「シン・ゴジラ」の地上波放送があったわけだけど、去年映画館に行って本当に良かったと思った映画だからな。沢山の俳優さんが登場したり、早口のセリフの応酬で映画をどんどん盛り上げていくなど、昭和の大作映画を彷彿させる感じもいいし、新旧の特撮技術の醍醐味みたいなものを上手く組み合わせてくれた映画でもあったもんな。最後の戦闘シーンは蛇足だという人もいるかもしれないが、自分は必要だと思っている。怪獣映画なんだから、最後は怪獣が倒されるなり、故郷に戻るなりしないと締まらないから。あれは必要だと思ってる。

 

それ以外は、日常の事だ。

大菩薩峠」の20巻をぼちぼち読んでいる。未完というのもあるんだけど、作者が煮詰まってる感じが伝わるから、読んでいてあんまり楽しくない。

「山科の巻」を読んでるものの、最後に主な登場人物がどこにいるのかまとめてあるし、読者がついていけないのも承知してそうなんだよな。そんなラスボス感ある最終巻なんだけどなんとか完走出来たらと思う。

来月頭にマラソン大会があるんだけど、ほとんど練習をしていない。先週土日に2日連続で16キロ走ったものの、笑ってしまうくらい体が重いし、脚がろくに上がっていないわで大変だったけれど、いつものタイムで走り終わったし、今回もいつものタイムでゴールするんだろうな。それにしても、タイムを計る腕時計のボタンが硬いからいい加減買いなおさないといけない。今使ってるのはタイメックスのアイアンマンなんだけど、これがいいんだ。

とにかくまぁ、ゲストにトレンディエンジェルが出るというので、生”斎藤さんだぞ”が見られると思うと楽しみだ。絶対黄色い歓声上げてやる(「ドリフの大爆笑」的なおばさんのあれをお見舞いしてやろうと息巻いてる所)

 

ポパイは絶賛読んでるところなのだが、来月は「オリーブ」が付録!ギンザでもブックインブックでやったのが好評だったのかなー。とにかくまぁ、しまおさんの”ひとりオリーブ調査隊”が間違いなくあるだろうなー。個人的には大森さんのスタイリングが見たい。大森さんはすっかり「装苑」の人になってしまったからなぁ~。時は流れるよ。

とまぁ、今月一発目の近況でしたー。

音楽のこと

とうとうディアンジェロのアルバムも「レコードコレクターズ」のディスクレビューで取り上げられるようになったか。そら、自分だって相当年も取るさ。。。

 

ども、コバチヨです。

 

NONA REEVES/MISSION

 

 

ノーナ・リーヴスの楽曲というと10年以上「LOVE TOGETHER」しか知らなかったんだけど、今年になってビルボード以前のベスト盤を借りてから虜になってしまい、レンタルできるものやビルボード時代の作品を聞いていた状態だったんだけど、追い打ちをかけるように新作がリリースされたので早速聴いているところ。

メジャーに復帰したという事で、西寺郷太さんが最高傑作と話していたというのをどこかで読んだのだけど、ノーナ・リーヴス20年のキャリア総決算的なアルバムだとも言えるし、良くまとまっていて出来すぎたサンプラー的なアルバムとも言えるのではないかと自分では思っている。

あれだけわかりやすく、バラエティも豊富で、中毒性があったり、意外性のある展開がやみつきになる等、様々な楽曲を以てしても、今まで人気があまり奮わなかったのが不思議な位なので、今後の活躍を期待するしかない。

 

自分はこのアルバムを聞き始めて数回目なんだけど、サニーデイ・サービスの曽我部さんが参加の「未知なるファンク」はオヤジパワー全開で笑った。サニーデイ・サービスの「街角のファンク」がヤングバージョンだとすると、こっちはリフレインのしつこさだったり、古さを気にしない吹っ切れた感じとか見事なオヤジバージョンなんだ。

自分のお気に入りは「sweet suviver」と「麗しのブロンディー」。

 

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■最近の

 

punpeeさんの「modern times」は、平日昼間の誰もいないCDショップで買ったのだけどCDで良かったと思ってる。i-tunes storeで売られている音源にもデジタルブックレットが付いてるんだけど、すぐ見なくなる可能性高いし、CDをプレイヤーに入れる度にブックレットをめくるだろうし、自分はこれでいいんじゃないかと思ってる。おまけにシークレットトラック付きだったし。楽曲には小ネタが結構入っているというのを、ネットや雑誌のインタビューで読んだけど、SFもアメコミも無縁の昭和バンカラ人間なので、わからないなりに楽しむつもり。

楽曲もだけど、ヘッドフォンで聞くともっといいんだ。久々のPSGトリオで録音された「stray bullet」のスクラッチ部分最高でした。

ミュージックマガジンのインタビューを読んだのだけど、「夢のつづき」の救急搬送の件は実話なんだな。「bitch planet」のRAU DEFさんのpunpeeの家に押しかけて無理やりレコーディングに参加しようとする演出も実話からきているそうだ。まぁ、早朝にドアのチャイムを鳴らしていきなりレコーディングに参加させて欲しいって演出は相当しつこかったからなんだろう。

ちなみに、アルバムを聴いて小ネタを全部指摘出来る人いるのかね?

 

MODERN TIMES

MODERN TIMES

 

 

他だと、今月はリリースラッシュなのか知らないが、youtubeから色んなのをおすすめされて困ってる。

 

売れているものだと、DAOKOさんが岡村靖幸さんとタッグを組んだ「ステップアップラブ」が良かった。岡村ちゃんは、テレビでの露出がやたら多い中年アイドルよりもアイドル街道を爆走中な気がしてならない。冒頭のキレッキレのダンスとか、間奏のDAOKOとのハグとか、あんなのアイドルのやる事だからなぁ~。中高年になってもアイドルしつづけているの、郷ひろみしかいないと思ったんだけど、いたんだなー。まさか岡村ちゃんが永遠のアイドル枠にのし上がろうとは、1989年頃に中学生だった自分は思いもよらなかったろう。

 

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それ以外だと、SUSHI BOYSもおすすめされた。きっと「peace club」のロケ地が腰越から葉山のあたりだから、湘南の外れに住むお前も見るだろうとのyoutubeのもくろみだろうけど、あのあたりジョギングで走った事あるからまんまと見てしまったよ!!

(腰越から由比ガ浜の歩道の狭さと交通量の多さで、走っていると結構ストレスが溜まるんだぜ!江ノ電使いたくなる観光客の気持ちもわかるよ!)

 

個人的には彼らの代表曲になるんだろう、「軽自動車」が好き。

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雑誌のこと

あまりの寒さにセーターを出してしまった。

 

ども、コバチヨです。

 

■スペクテイター40号 カレー・カルチャー 

スペクテイター〈40号〉 カレー・カルチャー

スペクテイター〈40号〉 カレー・カルチャー

 

 

自分が住んでいる街は田舎の部類だと思うのだけど、個人経営のカレー屋はココ壱番屋と牛丼チェーン店にほとんど駆逐されてしまったようで(ココイチはそれでも結構閉店してるの見かける)、それ以外と言うと、ナン食べ放題を謳うアジアン料理という曖昧な看板を出す半端なインドカレー屋さんしか無かったりする。

かつてのパスタ屋さんだとか、韓国料理屋といったものに変わるものとして、出店が加速しているのかもしれないが、大概ナンでお腹が一杯になるから行かなくなってしまった。だって、ナンを食べ来たわけじゃないから。

おまけに、そんなカレー屋で働くのはネパール人というじゃないか、なんでダルバートを出してくれないんだろう?って、そういう話じゃないんだ。

 

今回のスペクテイターは、上に書いたようなでっかいナンが売りのカレー屋は出てこないし、出てくる人はみな日本人。どんな経緯で異国のカレーを作る道を歩むことになったのかについて、カレー屋を営む店主たちに話を聞いているんだけど、興味深いです。

 ポパイのカレー特集にも登場した「ダバ☆クニタチ」の須田さんに、ポパイのインタビューよりも詳細に話を聞いているんだけど、インド人がシェフとして働く店では日本人は料理を作らせてもらえないという話が興味深かった。

個人的には、カレー屋まーくんのインタビューを紙の雑誌で読む事が出来たのが良かった。加山雄三さんのコラボアルバム関連のインタビューが面白かったんだけど、このインタビューもやっぱり面白かった。

 

ネットの記事だと、下の記事が本当に面白かった。

fnmnl.tv

 

他にも、大阪のカレーイベント「カレー事情聴取」の漫画レポだとか、富山県射水市にカレー屋さんが点在する通称”イズミスタン”を訪ねたレポ、カレー愛好家がおすすめするレトルトカレー10選など、楽しい1冊になっている。無印のレトルトカレーは気になるんだけど、文具を買うついでに買おうと思いつつ忘れがち。自分の家でブームなのはカリー屋カレーのキーマカレー。安いというのもあるけれど。

housefoods.jp

雑誌のこと

ジャンクフードの罠にまんまとかかるこの頃。

 

ども、コバチヨです。

 

■今月のポパイ

magazineworld.jp

「映画とドーナツ」特集です。

 

グレン・オブライエンさんが亡くなってしまったんだな。

2012年のリニューアルから最終回まで、読むのが楽しみだった「how to be a man」の連載だったんだけど、本人も2012年10月号のニューヨーク特集に登場していたんだな。掲載されていた写真の服装はグレンさんの同年代が到底しないような洒落たもので、白のボタンダウン、明るい緑色のボトムスに白ソックスに白いモカシンの組み合わせで涼し気な装いだったんだ。

連載は、辛辣で苦笑いすることも度々だったけど、悪口を軽いタッチで描いてもあんまり嫌にならない文章だった。自分が子供のころに読んだ戦中世代の辛口コラムニストが書きそうな辛辣さに通じる文章だからなのかもしれないけれども。

半年以上前になりますが、ご冥福をお祈りします。

 

今月号は、夏服から秋冬服へ本格的に衣替えの時期という事もあって、ファッション写真が結構載っているんだけど、だぼっとしたミドル丈のアウターと太めのストレートパンツがいい。90年代みたいなだぼっとしたスタイルがメンズではトレンドなのかな?それと、27ページにチラっと載っていた透明な携帯用ラジオカセットプレイヤーがおもちゃぽくて可愛いなぁ。ワイドFM対応はありがたいな。

http://www.biccamera.com/bc/item/3660876/

 

というわけで特集の事なのだけど、10の映画のトピックとブックインブックになっているドーナツハンドブックがあります。ドーナツハンドブックの表紙がザ・シンプソンズの1コマなんだけど、鮮やかなグレーズがかかったドーナツが目に付く。中身もそんなドーナツ多めなのだ。日本的な砂糖がたっぷりかかったドーナツもあるけれど、なんで日本の食べ物って、欧米の食べ物と並列させると、とても地味に映るのだろうか。

 

冒頭を飾るのは47人に聞いた『僕の好きな映画。』だ。

戌井昭人さんが紹介する「カッコーの巣の上で」の話を読んでいて無性にフルーツガムが食べたくなるので困る。きっと社会派映画なんだろうけど、フルーツガムが美味しそうに見えるって、気になるなぁ~。

ロバート秋山さんの「ランボー/怒りの脱出」の秋山さんの子供のころの思い出話も良かった。写真のチョイスがツボです。

ベッド・インの二人が紹介する「私のスキーに連れてって」の話はざっと活字の並びを見ると、昔のオヤジ週刊誌の後ろの方に載っていた女子大生が集まってワイワイ世間話する記事を読まされている気分になった。きっと、平野ノラでも同じ気分になっていたかもしれないけれども。。。

と、最初の方を書いてみたけれど、映画を見た時の思い出だとか、映画の分析だとかおすすめする映画の事を各人がそれぞれの言葉で書いているんだけど、イチイチ楽しい。

『35年の時を経てブレードランナー再び。』では、「ブレードランナー」を紹介。学生時代、SF映画を見ている人が多かったので、当時見てなかった自分はいた心地がせず正直キツかった思い出がある。数年前に見る機会があったのだけど、「攻殻機動隊」的な無国籍的な風景だとか、根底に漂う退廃的な雰囲気だとか、物語がどんなものだったのか頭には入ってこなかったものの、映像から発せられる情報量の多さに自分の脳みそが全然追いつけなかったという記憶がある。

師岡とおるさんの4コマ、昔、どんな漫画の主人公も原哲夫先生風に描く遊びというのが流行っていたのを思い出した。(年がバレバレ)

PRのコーナーもあるんだけど、強力わかもとってどこに出てきたんだろうか?

『この秋、SFが気になる!』では映画監督・黒沢清さんが9つの質問に答える形で作品を紹介してくれる。

『リンチとドーナツ。』でようやくドーナツ登場。ドーナツの大物感たるや(違)

ここではテレビドラマ「ツインピークス」の事を取り上げているんだけど、これも当時自分は見事にスルーしていたんだよな。テレ朝で放送されていたと記憶しているんだけども、あやふやだ。それと、「ツインピークスリターンズ」が見られるのはWOWOWだけ!って、なんだか、地上波テレビの特番で放送してたドラマの続きはWOWOWで!みたいな気分になってしまった。。。

『マイ・ベスト・ジブリ』では、スタジオジブリ9作品の思い出などを9人の有名人に聞いている。ジブリ作品って、ダイナミックなシーンも素晴らしいが、どっちかというと、日常生活のちょっとしたシーンにこそ、幸せを感じられてほっとさせられたり、笑わせてもらう事が多くてそっちの方が自分は見入ってしまう。

『観よう見ようと思っていたのだけど、ジム・ジャームッシュトム・フォード。』では二人の作品を比較、紹介。

北野武ビートたけし、映画を語る。』では大根仁さんが北野武さんにインタビュー。自分が北野さんの話を何かの媒体で目にする時、不思議と”兄貴”(北野大さん)の話を目にするんだけど、今回も兄貴の話で終わっていたな。兄貴、面白エピソード家にお持ち帰りすぎだろー。

『チャールズブロンソンって誰?』は、「ブロンソンズに聞けリターンズ」の連載をまとめた本「男気の作法」を刊行した田口トモロヲさんとみうらじゅんさんに俳優・チャールズ・ブロンソンについて質問している。ブロンソンは昔生きていたし、映像も残ってるんだけど、ブロンソンズの話すブロンソンは概念だからな。幻だから安心して相談もできるのだろうし、ブロンソンになりきって回答することもできるのだろうし。。。

 

連載は、コムアイさんの対談はモデルの萬波ユカさん。

坂口恭平さんのポパイ大學では娘さんの義務教育卒業&実業家デビューの話が書いてある。義務教育、高校大学を経て社会人になる人生もあるかもしれないが、そうじゃない人生を許容できる余裕が日本社会にはもっとあってもいいような気がする。大分崩壊してきているけれど、いまだに”普通の生き方”に悩まされて自分の人生の歩み方をどうしようか、途方に暮れる人は多いと思うのだ。

本と映画の話はグラフィックデザイナーの惣田紗紀さん。社会の中の「異なるもの」と共に生きる事を考えるために参考になりそうな本と映画を紹介している。

シティーボーイの憂鬱は、”宇宙戦争”というお題を前に、スマホ持ってる人ならではのギャグを惜しげもなく書いているんだけど、辛い。相手は地球を自分の領土化したいだけなので、攻撃も他国との戦争のような、ここに攻撃したらダメだろうな、ここならOKかなー?みたいな匙加減も宇宙人はしなさそうだもんな。映画の宇宙戦争だと、宇宙人って結構優しい気がするんだけど。

 

来月号は、「だから古着が好きなんだ。」です。第二特集に時計でもするかってね。

 

今月号はジョンとポールの漫画が二本載っていて、俺得でした。

長めの雑記

蒸し暑さ。

 

ども、コバチヨです。

 

■愛知県に数時間いた

 

3連休に家族と日帰りで遠くに行ってきた。

コンクリート像作家・浅野祥雲の作品を見るために愛知県日進市にあるという日本唯一の宗教公園・五色園名古屋市にある喫茶ボンボンとJR名古屋駅の立ち食いきしめん屋・住よしとさくっと回って帰ってきたのだ。

浅野祥雲のコンクリート像については、数年前に「タモリ倶楽部」で紹介されていたのを見てお腹がよじれる程笑ったのが記憶に残っていて、いつか生きているうちに行っておこうと思っていたんだけど、家族が車を持ったことでやっと実現することができた。

浅野祥雲のコンクリート像の何に笑ったのかだけど、小学生が紙粘土で作った人物像を彷彿とさせる像が2メートル位で再現された作風だとか、漫画的なシチュエーションに萌えるとか、浅野さんの人柄が出ているんだと思うんだけど、皆悪い事しているように見えないので、何かの裁きの場面でも懲罰を下しそうにない牧歌的な雰囲気なのがいいんだと思う。ロケーションは基本野っ原に唐突にコンクリート像がいくつも配置されているから、出くわしたときのインパクトが凄いし、インスタ映えバッチリなのもいい。

(駅にある顔ハメ写真のような脱力感のある写真を撮るのであれば、良い画が撮れること間違いなしだと思う)

今回行ってきた五色園親鸞聖人の波乱の人生の様々なエピソードを再現した場面をコンクリート像を量産して作り上げた親鸞テーマパークなわけなんだけど、親鸞の生涯を知るという本来の意図そっちのけで、浅野祥雲が作るコンクリート像の圧倒的な存在感に触れるには素晴らしい場所だったのは確か。関ケ原ウォーランド、行ってみたいな。。。武田信玄の亡霊が不思議と天使ぽくて可愛いし。(CV・八奈見乗児さんでお願いしたいもんだ)

rocketnews24.com

 

次に向かったのは、名古屋市にある喫茶ボンボンだった。

cake-bonbon.com

9年くらい前に、東海道線を乗り継いで名古屋へ旅行に行った時、格安で予約した宿の通りにあったので入ってみたのだけれども、幅広い年代のお客さんがひっきりなしに入ってくるのを目の当たりにしてしまった我々二人は、名古屋の喫茶文化に驚いてしまったのだった。当時、他の喫茶店に行ったりもしたんだけど、名古屋駅周辺の喫茶店はどこも常にお客さんが入っていたな。そして、関西方面に行くと必ず「ボンボン行きたいな」という言葉が出てしまう程に、喫茶ボンボンに行く事を切望するようになってしまったんだけど、やっと行く事ができたんだ。

喫茶ボンボンの何が好きなのかというと、あんまり喫茶店らしくない看板のインパクトと、昭和の喫茶店らしい暗くてくつろげる空間のギャップもあるんだけど、店内のテーブルとイスのレトロフューチャー具合、あとケーキが平成29年とは思えない値段設定なのもグっと来るんです。洋菓子部もあって、先日入った時間は夕方の5時台だったけど、人でごった返していたしなぁ~。

コーヒーは酸味のあるコーヒーで、ミルクと砂糖を欲してしまうコーヒーだったな。

紙ナプキンにプリントされたイラストが可愛いのも好き。夢のような時間だったな。

 

そして最後に車で来たのに、入場券を買って行ってきたのがJR東海道線ホーム上にある立ち食いそば屋・住よし。きしめんの旨さを教えてくれたお店で、関西方面に行くとなるといつもここに寄って、かき揚げきしめんを食べてしまう。新幹線ホームが至高だとテレビで誰かが言っていたけれど、個人的には3・4番線ホームが至高だと信じている。揚げたてのかき揚げにありつけるからだ。どこもそんなに変わらないんだろうけど、言わせてほしい!!

jt-s.net

そんなわけで、普段は横浜駅西口の立ち食いそば屋鈴一の天ぷらきしめんを食べながら住よしのかき揚げきしめんに思いをはせているんだ。

 

車での移動時間は合計約9時間。愛知県の滞在時間は約4時間の旅でした。

 

行きの途中に寄った東名高速浜名湖サービスエリアは浜名湖畔にあるんだけど、風がとても気持ちが良かったな。帰りの終盤に寄った駿河湾沼津サービスエリアもお城みたいでライトアップが雰囲気良かったな。昼間もテラスからの海の眺めが良さそうで行ってみたいな。

 

■他

「ポパイ」の今月号と「スペクテイター」のカレー特集を購入して読んでいる。

「ポパイ」は映画とドーナツの特集なのだが、アメリカ的な甘ければ甘いほど旨いという基準のドーナツがセレクトされている模様。

「スペクテイター」のカレー特集については、コペ転特集に載っていた名古屋のホジャ・ナスレッティンの店主・石川さんの話が面白かったので期待している。

それと並行して先月古本で買った「面白半分」の田村隆一特集も読んでいるんだ。