某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

雑記

ピタッとした服を着るのは諦めた。

 

ども、コバチヨです。

 

■2022年8月1回目の近況

 

毎日暑い。

少し出かけるだけで口の中がカラカラになり、かなわないなと思いながら出先に向かうのだけど、いつもの外出も、年々この時期になると命懸けで出先に向かわざるをえないとなると、いつまで自分はどんどん暑くなる夏の暑さに付き合っていられるのか先が思いやられる。

 

インターネットが出来る環境になってから長い間、ネット中毒だと自覚しているものの、さすがに自分に全く関係のない事や自分に影響があるとしてもさほど影響のない事柄に関するネット記事ばかり読むのも元々底なしの虚しさを抱えているのに、更に虚しさがマシマシになるだけなので、これまた虚しい事になるのかもしれないけれど、読書に没頭する練習をしている。

ただ、読書をしているつもりなんだけど、半分寝てるなと感じる時間もあるから、自分が行っている読書というものが本当の読書かどうかはわからない。きっと死ぬまで本当の読書かどうかわからないまんまなんだろうな。でもそれでいい。

 

最近読み終わった本が2冊、読書中の本が2冊ある。

読み終わった本は

坪内祐三さんの「人声天語2オンリーイエスタデー」と堺屋太一さんの「三人の二代目(上)」だ。

 

今年の初めにブックオフで買った本で、先月の終わりから読み始めたらいつの間にか読み終わっていた。

内容は2009年から2015年までの「月刊文藝春秋」の連載コラムをまとめた本で坪内さんの選んだ偏りのあるトピック(相撲だったり東京の街並みの変化、昭和の有名人のこと等)について記されている時評コラムになっているんだけど、2000年に入ってからの様々な物事の急激な変化に戸惑っている感じが伝わっていて、その戸惑いが今の自分も感じている戸惑いそのものだったので共感する部分が結構あった。

それと、時代の流れだけど時評というと昔は活字で読むものだったのが、最近だとテレビやラジオにも出ているような人のYOUTUBE動画を見るものにいつの間にか変化しており、昭和からの活字の時評が好きだった自分には少し寂しいものがある。

確かにYOUTUBE動画で誰かが話す時評も面白いんだけど、さらっと軽い感想になりがちだから物足りないんだよな。もう少し時代が進むとTiKTOKで身振り手振りだけで時代を考察する若者が現れるのかな?身振り手振りの可能性も時間が進めば進化するのだろうし(かなり投げやり)。

 

 

堺屋太一さんの本は、いつも行く図書館じゃない所で、何回も何回もため息をつきながら1時間以上延々悩んで借りた本。

いつも行く図書館はオヤジ好みのチョイスをしてくれることもあってノンフィクションが結構置いてあるんだけど(実際その図書館の中をうろうろしているのは60歳以上の男性ばかりだ)、この本を借りた図書館は文芸書がとても充実していて新しい作家さんの本も沢山あったんだけど、0から始まる物語の世界に入り込めるかどうか怪しかったので無難な時代小説にしてしまった。

「三人の二代目」は、宇喜田直家の子・宇喜田秀家(八郎)、上杉謙信の子・上杉景勝毛利元就の子・毛利輝元の”三人の二代目”たちが親から家を継ぎ、いかにして家を持続させるかを描く本なんだけど、自分が読んだ上巻では”三人の二代目”たちが親から家を継ぐまでを描いていた。題材は面白いし、ファミリードラマ的な感じもしたので低予算のドラマを量産しているNETFLIXあたりでドラマ化すればいいのにな。

 

それと今読んでいる本は

橋本倫史「ドライブイン探訪」とポール・ウィリス「ハマータウンの野郎ども」だ。

 

ドライブイン探訪」は、全国にある作者が気になったドライブインを複数回訪れて店主らにドライブインの成り立ち、当時と現在の状況などを聞いたルポタージュだった。

ドライブインが沢山出来たのは戦後の高度経済成長とは切っても切れないのだけれど、神奈川県平塚市にある「ペッパーズ・ドライブイン」のような成り行きでドライブインになったお店なんかもあるから面白い。

ただ、その辺にある飲食店と同じでドライブインも基本的に家族経営になるせいか、基本的に消えゆくもので、そんな儚い感じこの本を少し感情移入させるものにしているのかもしれない。

おそらく自分が読んだ今年一番面白かった本になるんだろうな。

 

ポール・ウィリスの「ハマータウンの野郎ども」は、作者たちの側で選んだハマータウン男子校(仮名)に在籍する12人の少年たちに面談や観察をした内容を元に労働階級の男の子たちの生活ぶりを明らかにしていく。

今年の初め位から何回も読んでは挫折しているんだけど、ざっくりでもいいので最後まで読み通せたらいいな。

 

音楽は昔のロックステディなんかを聞いている。

Spotifyでジャッキー・ミットーの「in London」がないか検索したら無かったので手持ちのCDを久々に引っ張り出して聞いたりした。

盟友ローランド・アルフォンソのテナー・サックスの演奏が素晴らしい曲『how soon』がとてもロマンチックで好きなんだ。ローランソ・アルフォンソ名義での「how soon」がSpotifyにあったけど、曲調を少し変えていて「in London」に入っているものには劣る気がしてな。

最近のものだとYOUTUBEに上がっていたLouis Coleのビックバンド編成でのライブ動画が最高で日本に来てくれないかなと願うばかり。

youtu.be

 

最近はそんな感じです。