旨さとは?
ども、コバチヨです。
■2022年7月2回目の近況
ふらふらしたいのだけど、どうも気が引けてしまう。
そんなわけで家でじっとしている。
家にいるのだから、ブログをもっと上げればいいのにと思うのだけど、外を出歩かないと書きたいことは浮かばないので仕方ない。
先週に図書館に行ったときに面白い本を2冊借りることが出来たので読んでるところ。
〇小川さやか/チョンキンマンションのボスは知っている
〇坂口恭平/自分の薬を作る
小川さやかさんの「チョンキンマンションのボスは知っている」は、香港中文大学の研究員として行った実地調査で出会ったタンザニアの中古車のブローカー・カラマの話を中心に、チョンキンマンションにいるタンザニア人コミュニティの実態を描くノンフィクションだ。
内容はフィールドワークで得た事をまとめているものの、カラマの話にかなりページが割かれており、カラマの人間性が面白くて先が気になってしまう。
坂口恭平さんの「自分の薬を作る」は、坂口さんが長年行っている”いのっちの電話”をベースにしたワークショップの形式をとっていて、相談者に対する坂口さんの回答が面白い。
中でも「興味がなくなった」、「関心がなくなった」と思った時なら、インプットしたくないからと指摘し、下手でもいいから何かつくってみる(アウトプットする)ことで対処するという考え方は自分では到底思いつかない事だったので驚いたものだ。
デイビッド・ホックニーの画集に書いてあったという
自分に深刻になるな、作品に深刻になれ
という言葉も良かったな。
今の自分に足りないのはきっと、そういう部分だから、より心に刺さった。
手持ちの本だと、ハンプター・トンプソン「ヘルズ・エンジェルズ」が佳境に入り、この本の一番の山場の部分を読んでいる所。急にスピードが上がってきた感じ。
音楽は、なぜか古のブギウギ・ピアノやらロック・ステディなんかを聞いてしまう。
新しいものも聞きたいのだけど、ラップミュージック隆盛の影響なのか、最初から最後までずっと歌いっぱなしの曲ばかりで、カラオケ文化がどんどん衰退しそうで中年としては嘆かわしい。
”歌いやすい曲”から”歌い切るのがしんどい曲”への大きな変化を素直に喜べる中年になりたかったけど、厳しそう。
そんなことを実感したのは星野源「喜劇」。
最後まで歌い切れないわ、転調しょっちゅうだわ、あの曲でカラオケ100点取れる人なんているのか?
それ以外だと、「ストレンジャー・シングス4」を週1で1話ずつ見ているのだけど、お金のかかり具合が今まで以上だし、今回はダスティン達のいるホーキンスとエルやウィルのいるカルフォルニアとホッパーが拘束されているロシア・カムチャッカ半島の3つのシークエンスからどんなふうに一つにまとまっていくのか全然予想もつかなくて次が否応なく楽しみになってしまう。とはいえ、今回は本当にどのシークエンスもハードモードで見ていて辛い場面が多かったりするんだよな。
https://www.netflix.com/jp/title/80057281
とまぁ、そんな感じでした。