某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

本のこと

気を抜くと、読んでる行を数行飛ばして読んでもそのまま読んでるわけだ。

 

ども、コバチヨです。

 

■どんどん頭が悪くなって内容が頭に入らなくなろうが、おれは本を読んでやる。

 

以前は趣味が読書と言える位には本を読んでいたんだけど、本を買って文字を眺めるのが好きな人にいつのまにか成り下がってしまった。

一昨年位だったか、たまたま通りすがって伸びに伸びた髪を切ってもらった美容院の人に「本を読みますか?」と聞かれ、自分はすかさず「本を持ち歩いてはベンチなどに座って本を読む練習をしています。」と美容院の人に即答してしまった位、まともに読書が出来ない。読書のフリというのか、読書の素振りを何年もやってるに過ぎない。おそらく世間話のとっかかりが欲しくて美容院の人は質問をしたのだろうが、客から予想外の思いつめた返答が来たから驚いただろう。

本を読んだだけで深く理解することができなくて、一通り読んだ後に読書ノートを書くためにざっくりと読みながらメモを取る位に本を読むのがとても下手なのだ。続き物の小説なんかどんどん登場人物が増えていくのがザラだから、メモに全部書き出すし、章ごとのエピソードもまとめないと先に進めないからそのあたりもまとめていくんだけど、その作業でいっぱいいっぱいになって小説の内容がどうだったとか何年か経って読み終わってからやっと評価できることなんかもあったな。読んでいる最中に登場人物の○○は素敵だとか○○は極悪人だとかもろくに浮かばず思い入れも無いままに読み終わりノートに話の内容を整理してやっとふわっとした感想が出る。本当に程度の低い読書の練習を地道にやっている。

 

思い立ったらすぐに電車に乗って物見遊山の旅行に出かけるとか、読書の練習に代わる趣味を始めるからと言って初期投資に10万円位バーンと出せる程お金があるかというと、財布の中にはいっつも1000円位しか入っていないから古本屋で数百円の古本を買うとか、図書館で本を借りるくらいしか自分にはできないんだ。たとえ、年々本を読んでも心から楽しいと思えた本が減っても、1年間の間に読んだ本に新しい発見を得たものが0冊だろうが、無茶苦茶面白い本と出くわすには本を読むしか方法がないから、本を読んでいくしかないんだよね。あたりまえなことだけどさ。

 

そんなわけで今年(2022年)の自分の読書中よび積読リストだ。

 

〇ポール・ウィルス/ハマータウンの野郎ども ちくま学芸文庫 1996年

〇ハンター・S・トンプソン/ヘルズエンジェルス リトルモア 2011年

マイケル・サンデル/これからの正義の話をしよう ハヤカワNF文庫 2011年

〇小林真樹/日本の中のインド亜大陸食紀行 阿佐ヶ谷書院 2019年

〇瀧本哲史/2020年6月30日にまたここで会おう 星海社新書 2020年

〇岡田善秋/定本 日本の秘境 ヤマケイ文庫 2014年

出口治明/世界の十人 文春文庫 2018年

吉田健一/酒肴酒 光文社文庫 2006年

〇ジャック・ル・ゴフ/子供たちに語るヨーロッパ史 ちくま学芸文庫 2009年

〇徳田賢二/値段が分かれば社会が分かる はじめての経済学 ちくまプリマー新書 2020年

〇小塩隆士/高校生のための経済学入門 ちくま新書 2002年

坪内祐三/人声天語2 オンリー・イエスタデイ 文春新書 2015年

本当はもっと沢山あるんだけどこんな感じのが寝床の周りに積んであるわけだ。

 

どこまで読めるのか分からないけれど読むしかないんだよな。

目下読書中の本は「ヘルズエンジェルス」と「ハマータウンの野郎ども」の2冊。

どっちも社会の落ちこぼれと言われる人たちを取材対象にしているんだけど、自分ももれなくそっち側だから、いつもよりは本の中に入り込めるかもしれない。

 

物語は気分次第で読もうとは思うのだけど、余裕がうーんとあったら読もうと思う。

 

今年の読書予定の本(ほんの一部)の紹介でした。