某月某日!!

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俺の平成が消えてゆく!

 

ども、コバチヨです。

 

ダフト・パンクの解散に思うこと

 

音楽シーンにおいて、自ら宇宙人を自称する人は数多いたものの、人間からロボットになったという経緯を持つのは、今のところダフト・パンクしかいないと思うのだけど、ロボットが音楽活動を辞める時、爆発するとは思いもよらなかったし、せめてタイムマシンやらUFOなどで未来や宇宙に行ってしまうみたいな、石ノ森章太郎原作ロボット実写ドラマのような終わり方じゃダメだったのかなぁとYOUTUBEにアップされた映画「エレクトローマ」の1シーンを眺めながらなんだか切なくなってしまったのだった。

ダフト・パンクについては完全に後追いであったし、ライブにも行っていないからファンともいえないのだけれども、00年代の音楽シーンはダフト・パンクにある程度かき回されていたような気がするから、過去の音楽レジェンドと共に、00年代の音楽の話をすると必ず名前が出てくるような、語り継がれる人たちになっていくんだろうと思う。

ヴォコーダーのボーカルにしたのは、ロボットらしさと機械であるが故の匿名性を保ちたかったんだろうけど、それを抜きにしてもボーカルの音声加工は今ではあたりまえに行われている事であるし、00年代にロックとダンスミュージックの境目を曖昧にした事も大きな功績に挙げられるのではないか?それ以外にも、「Something about us」のようなAORリバイバルを予言させるかのような名曲もあるわけで、00年代におけるダフト・パンクの影響力はとても大きかったように思う。

2013年にリリースされた「Randam Access Memories」は、大物アーティストと組んでダフト・パンクらしさがよく表れている大傑作アルバムを作ったわけだけど、それまでの踊らせるための楽曲を詰め込んだというよりは、バンド演奏メインの聴かせるアルバムを出してきて当時とても驚いた記憶があった。

当時はEDMがじわじわ来ていた時期(けど日本ではあんまりパっとしなかった)で、先行シングルはその流れの逆を行くバンド編成のディスコ曲「Get Lucky」を聴いた時も素直に喜んでいいのかどうか判断に困ったもんな。

おそらく2020年以降のダフト・パンクらしい楽曲製作に行き詰っての解散なんだろうけど、気が付いたらぼちぼち聴いてしまうんだろうなぁ~。

あと、参加曲とはいえ、スターダストの「Music Sounds  Better With you」も本当に大好きだったな。

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ダフト・パンクに感謝。