月末だった。
ども、コバチヨです。
■2020年1月2回目の近況
例年通り、寒さにやられて家にいる時間が多かった。
ある程度お金を出さないと、有意義な情報は得られないし、粗悪な情報ばかり掴まされてしまうこともわかっているのだけど、youtuberの動画という沼にハマってしまったりしていた。正直、体がろくに動かないお年寄りが、朝起きて寝るまでテレビをつけっぱなしにしてワイドショーやら「三匹が斬る」とか「暴れん坊将軍」を見てるようなもんで、本当にどうしようもないのもわかっているのだけども。
散歩も何度か長丁場の散歩に出かけたものの、知らない街を一人でブラブラあるくのは意外に緊張するもので、体は全然草臥れていないのだけど、翌日家から出られなかったりして己の気持ちの弱さに呆れたりする。
そういえば、先週あたりから中国由来のコロナウィルス肺炎の感染に関するニュースが継続的に報じられている。
よりによってインフルエンザや花粉症、黄砂とマスクが欠かせない時期に今回の感染騒ぎで、マスクも買えない状態になったら本当に困るし、昔オイルショックの時に起こったトイレットペーパー買い占め騒動の二の舞になりそうだから不安なのだ。マスクを大量買いをしようとしている人達が我こそはと買い占める様子だとか、マスクを大量買いした人のインタビューが何十年も使いまわされる未来が容易に浮かぶ。
自分に出来ることは、感染の大規模化の回避と早期の収束をせっせとお祈りするしかないけれど、祈る事しか全然思いつかないもんなぁ~。
それ以外の事だと、本を読む癖をつけようと試行錯誤しているところ。
以前は電車に乗ることが読書のトリガーになっていたのだけど、終日家にいるとトリガーになるような事が本当に無くて、本を手に持つことさえもしないで1日が終わる事も少なくないことに気づいたからだ。
とりあえず、いつも飲んでいるお湯じゃなくて、コーヒーを作って飲むことをトリガーにしてみようとしたりしたけれど、それも上手くいかないし、地道に試行錯誤してみようと思う。
ちなみに今読んでいるのは、平田オリザさんの「わからないことから」と、竹中労さんの「決定版ルポライター事始」と串田孫一さんの「ギリシア神話」の3冊。
ジャンルは違うのだけど、どれも読んでいて吸い込まれる本で、今月の自分はどうも引きが強いみたい。
「わかりあえないことから」は、コミュニケーションについて深く掘り下げる本で、今読んでいる中で面白かったのは、平田さんが大阪大学の石黒浩さんと執筆当時に進めているという、ロボットに人間らしさを加えるには何が必要なのかという話し合いの中で、認知心理学の先生が言った「行為をする時の無駄な動作が人間らしさを醸し出すんだ」という件りが興味深かった。
「ルポライター事始」は、竹中労さんの自伝というか集大成の意味合いの強い本で、最初からびっくりするような事ばかり記されていて引き込まれてしまう。
「ギリシア神話」に関しては、中年になるというのに子供の頃にテレビで見た吾妻ひでおさん原作のアニメ「おちゃめ神物語コロコロポロン」以降、全然接点がなかったのでなんとなく読んでみたら、神様が皆テキトーに暮らしていて、おまけに自分に都合の悪いことがあると隠ぺいすることもザラだし、人間以上に人間人間しているのが読んでいて楽しい。ゼウスは、東出君よりも、もっともっとひどい奴だし、今この世に人として生きていたら人生潰されちゃうタイプだなとも思った。神様でよかったと思うよ。
今月は、雑誌を買えなかったけれど、来月は何かしらの「雑誌のこと」書くつもり。
今月はぐだぐだでした。