ブルータス、お前もか!
ども、コバチヨです。
■BRUTUS Vol.918 CURRY for Geeks
銀座にあるナイルレストランの店主G.Mナイルさんのブルータスでの連載が終わり幾星霜、ナイルさんが長年提唱してきた「カレーは混ぜて食べる」ことが巷のインドカレー好きに大分浸透してきたタイミングでこの特集を出してくるとはどれだけ長い間温めてきたんだろうなとニヤニヤしてしまう特集だった。
混ぜるカレーについて、最初のインドカレー識者による対談であったり、大方東京、ちょっと大阪のカレー屋さんのカレーの写真がドンドンドーンと乗っていて詳細な説明も載っているという、とにかく都内のインドカレー求道者はふらっと食べに行くとかuber eatsでも利用して大いに食べるべしといった特集になっていた。
また、ブルータスしかやらないような札幌スープカレークロニクルと大阪スパイスカレー相関図、レトルトカレーに関する情報をまとめたブックインブックなんかもあって、口コミを集めてなんとなくまとめただけのそこらのインドカレー特集じゃないんだぜという気概がひしひしと伝わってきた。
個人的には、特集の最後に大々的にフューチャーされていた小林真樹さんの「日本の中のインド亜大陸を食べ歩く。」の記事が面白かった。アマゾンで売り切れて買えなかった小林さんの本がますます欲しくなってしまった。この記事は小林さんの本のお試し版なんだろうからなぁー。
日本で生活している移民が120万人以上いるということもあり、日本各地には様々な移民コミュニティが存在しているのはなんとなく知っていたけれど、小林さんが仕事で関わったインド料理店を通して日本のインド人やパキスタン人のコミュニティの現在を少し知ることが出来て興味深かった。
それにしても、ポパイにしろ、ブルータスにしろ、食べ物特集になるとグルメ雑誌も真っ青の情報量なのはなんなんだろうな。いっつも驚かされてしまう。