某月某日!!

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はなごころー♪

 

ども、コバチヨです。

 

歌っていて気持ちのいいCMソングだな。

 

■今月のポパイ

「popeye cooking club そろそろ自分たちで料理をしてみないか」特集。

 

今思うと、金子信雄が酒の入ったグラス片手に料理を作る番組を見ておいて良かったと思う。

金子信雄というと、俳優としての仕事としては映画「仁義なき戦い」が代表作になるんだろうけど、平日昼間に暇を持て余した昭和の子供からしたら、俳優としての仕事とは言えないが「金子信雄の楽しい夕食」だろうと鼻息を荒くして主張するしかないんだよな。一般的な料理番組というと、料理の味が技術や手間次第でガラっと変わることもあって、講師の人が、手順の動作を一つ一つを細かく説明する必要があるせいか、料理というのは面倒そうだなという印象を受ける事もあるのだけど、金子信雄というと、本人はちゃんと料理を作っているのだろうが、見ている側からすると、雰囲気で料理を作っているように印象を受けたからだ。

番組収録がまとめ撮りだったこともあり、酒を飲み進めながらの作業だったのだろう、作業がおぼつかず、アシスタントに手伝ってもらう場面も度々あったし、そういう事情も雰囲気で料理を作っているという印象を受けたのかもしれないけれども。

料理は、材料をきちんと分量を量って、手順をぬかりなくこなして作るのが間違いないのだろう、人によっては難儀な作業だととらえる人もいるだろうが、食べる当人が、なんの違和感もなく食べられるものを作ることができたら十分なのだ。不味い食事を出し続けて、食事を出された側から不味いと覚られたとしても、旨い食事だろうが、不味い食事だろうが、それらの食事を日々食べ続けて人は育つものだし、別に構わない。

自分も、日々食事を作っているけれど、どう頑張っても旨味が数値化されていて厳しい数値管理の下に料理が作られているような外食チェーンの食事とかコンビニエンスストアの弁当には、到底かないっこないと諦めて食事を作っているからね。最近自分で作って美味しいなと思ったレシピは、”自作のサルサソースをドリトス(スナック菓子)に付けて食べるやつだったもんな。ドリトスにどれだけ助けられた料理なんだよ!

おふくろの味なんて、親や親類にもったいぶられて教えられる料理なんて、今や絶滅危惧種なんだし、くそくらえだし(特に郷土料理!)、自分でも作れそうだと思ったら、ネットやレシピ本で調べてトライしたほうがいい。

 

というわけで、今月のポパイはお料理特集だったのだ。

#STAY HOMEとメディアで連呼されて、レシピ動画を見ながら実際料理を作ってみましょうと行政からすすめられたら、料理してみようかなと思ってアマゾンで調理器具を取り寄せる人も多かったのではないか。今や、レシピを紹介するメディア戦国時代真っただ中なのに、おまけに料理雑誌なんて強敵ぞろいなのに、敢えて料理特集を組むとは恐ろしい事をするんだなと思ったんだけど、普段見ている白ごはん.comじゃ、到底お目にかかれないレシピが多数掲載されているので、気になったものを家にあるもので作ってみようと思っている。

 

一番最初に紹介されているのは、オニオンピクルスのレシピ。

簡単にできるし、油を混ぜればドレッシングになるし、マヨネーズなど足すとタルタルやディップになるということで、近いうちにトライしたいんだ。

 個人的に良かった記事は、土井善晴さんとDJみそしるとMCごはんさん(以後”おみそはん”と略します)の対談「味噌汁はDon't think ,feel!」で、味噌汁の作り方について、おみそはんが土井さんにどんどん疑問をぶつけていくという形式の対談で、土井さんが味噌汁をもっとカジュアルに作っていいんだよということを重ね重ね話しているのには救われた。味噌汁といっても、人によっては自分のように、お湯に味噌をといたものと捉えている人もいるし、鰹節や昆布で出汁を引いたものに味噌をといたものと捉えている人もいて、この差は本当に大きいし、大いなる溝として両者の日常生活に大きく立ちはだかるくらいのものだからだ。おまけに、後者を主張する人には自分で出汁も引けやしない人も結構いるのが厄介なんだよな。出汁も適当にやってもいいんだけど、適当さが味に反映されるからな。

 

それ以外だと、牧野伊三夫さんの宴会メニューレシピとマダガスカル風カレーのレシピが良かった。豚ロースとアサリを一緒に酒蒸しにしてしまうポルトガルの料理・アレンテージョの豪快な感じも好きだし、鶏肉の旨味をいかした簡単レシピのマダガスカル風カレーはトライしてみようと思った。欧風カレーにしてもインドカレーにしてもカレー警察が目を光らせる世の中じゃ、息が詰まっちゃうしさ。

あと、ポパイで地道に推し続けているメキシコ料理のレシピもいくつかあって、トルティーヤのレシピがあったからこれもトライしてみたい。世の中充実した”おうち時間”を送るべく食材の消費量があがってきているみたいなのだけど、ここのところお目にかかれないのが、冷凍トルティーヤだったりするんだよ。冷凍トルティーヤさえあればレンジでチンして、さらに具材を入れて更にレンジなりトースターでチンすれば食べられて手軽だし、具材をカラフルな野菜なんかも入れられるからインスタ映え(死語)するしねぇ~。餃子用に強力粉ストックしてあってよかった!!

 

来月号は、「POPEYE MUSIUM」ですって。