某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

雑誌のこと

バッタモンでもいい、面白ければ。

 

ども、コバチヨです。

 

■今月のポパイ

magazineworld.jp

 

人生をやり直せるわけじゃないのに、人生の節目節目で物を片付けては、散らかすの繰り返しで生きてきたわけなんだけど、人生の節目の真っただ中という事もあって目下、人生において何度か目の片付けをしている所だ。片付けで、過去の自分が買って来たと思われる面白い何かが出てきた時は、過去の自分から今の自分への渾身の一発ギャグなんだろうなと、毎回楽しみにしているわけなんだけど、今回はイマイチで、ここ10年位で、自分のお笑いのセンスが大分低下してたなとガッカリしている。そんなわけで、これからの10年は渾身の一発ギャグを10年後の自分に仕掛けるべく、面白いものを血眼になって探す時間も作っておこうと、そう反省した次第。無駄もたまには笑いになるので、別に否定はしないし、無駄を敢えて取り入れる事も大事なんだ。無駄が全くない人というのがいるらしいけれど、無駄をなくすために試行錯誤する時間もあるだろうし、”無駄になる”という失敗がなかったら無駄のない状態なんか成り立たないわけだし、無駄はいろんな意味で大事なんだよな。

 

なんて、前回の投稿の続きのような事を書いてしまったわけだけど、物欲こそ、街に出る原動力になるし、ジャンルによっては、知り合いでもない人とのやり取りをしないと手に入らない物もあるから、物欲はあるに越したことはない。何にも要らない状態の方がどっちかというとヤバイんだから。

 

特集は、衣食住にまつわる物をまんべんなく紹介していて楽しい。

冒頭は、雨の日グッズを取り上げているんだけど、マッキントッシュというと、質実剛健の骨頂みたいなゴム引きのコートという印象があるのだけど、ゴム引きのスニーカーなんかも出していたんだな。GAPの折りたたみ傘はお母さんが持っていそうなブランドのライセンス商品の傘みたいな感じなのが面白い。日本語のロゴを採用している国内ブランドでは出来ない芸当だよな。時代劇で使われてそうな番傘みたいに毛筆でドーンとブランド名を書くというテもあるだろうけど、それじゃ、ネタになっちゃうしさ。

そういえば今月号は、白いTシャツのファッションフォトページもあったりするのだけど、ボーダーTシャツが沢山紹介されていて、23ページに載ってるバーバリアンの襟無しラガーシャツが良かったなぁ~。ラグビーシャツというと、バブルの頃流行った印象があったけど、一周回ったのかな。きっと、当時と違うのはビッグシルエットだって事なんだろうけど、カラフルで夏に着るにはいいのかな。

29ページのアウトドア用の折りたたみ椅子のページが良くて、今ではすっかり定番のようになってしまったヘリノックスの折りたたみ椅子の色が渋くていいなと思ったりもしたのだけど、昭和の子供である自分が目を引いたのはLAWNCHAIR USAのフォールディングチェアだ。太いテープで編まれてるんだろう椅子の座面の懐かしい感じとかたまらない。

33ページの染色家の芹沢̻̻▢(金へんに圭)介さんの文字絵風呂敷がカラフルでいい。IBMロゴグッズも昔からあるコンピューター製造会社という佇まいでいいな。

42ページでスチャダラANIさんが試聴しているワイヤレスイヤホン、形が良くて、通常のイヤホンだと、歩いているときとかガサゴソっていう音が結構うるさいから少しは解消されそうな気がして新調してみようかな。紹介されてる3つとも3000円以下で買えるのも魅力的だしな。ANKERのイヤホン気になるなぁ~。

64ページから65ページのセットアップなんかも良くて、オーラリーのコットンジャケットがビッグシルエット仕様になっているものの、オーラリーらしさが前面に出ていて面白い。なんでかって、ありきたりになるけれど、どんな形でも品があるような気がする。レディースの型をメンズ仕様にしてみたらというアプローチの服なんかもあるのかなーと思ったりする。その部分がオーラリーらしさかなと自分では思っている。それと、スティーブ・アランの太いパンツはいいな。自分が生きている間に一本持っておきたいと思ってる位好きな形のズボンをしょっちゅう出している。

67ページに大磯ロングビーチが紹介されていて驚きだ。初冬の大磯ロングビーチは何回も行ったことがあるんだけど、夏場は営業しているんだろう、食べ物屋さんのラインナップで気になるものがあったし、久々に行ってみようかな。温泉もあるというし。

70ページからの「大きな買い物の話。」では9人に大きな買い物をした時の話を聞いているんだけど、大人の買い物だなと思ったのは、小山田圭吾さんのモノリスみたいなお墓だとか、山本康一郎さんのカスタム業務用冷蔵庫だろうなぁ~。お墓にしろ、冷蔵庫にしろ、限られた予算の中で限られた選択肢の中から否応なく選びましたという買い物になりがちだと思うんだけど、満足のいく買い物をするために予算を惜しまないあたりが、ああ、これが大人の大きな買い物の仕方なんだなって思うわけだ。

76ページからの「夏の行きつけ、よそ行きを着て」は、さりげなくグルメガイドになっているのが面白い。谷中ひみつ堂のかき氷の赤と開襟シャツの赤がいい具合にハマるなぁ~。

86ページからの「あの人の欲しいものリスト」は、10人に欲しいものを教えてもらってるんだけど、オーディオとか、車なんか欲しいというのはいいね、ネットでほしいものの情報を探しまくる所から既に楽しいし、情報を集めて物欲のボルテージ上げてくのが本当に楽しい。自分も音楽プレイヤーが欲しくてネットで情報集め中だったりするのだけど、買ってもいないのに、すでに楽しい。そういえば、工具メーカー・マキタの掃除機を長い事欲しいんだけど、あの海外ブランドと勘違いさせるロゴだとか、カラーリングとか、買わせるの本当に上手いなと思う。きっと、マキタの電動工具が好きな大工さんは、マキタの新しいラインナップがでると、女の人がお気に入りの化粧品を買いに行くように、新しいマキタの電動工具とか買いに行くのかなぁ~。気になる所だ。

 

「『スーベニアショップポパイ』、始めます!」のページでは、これぞ土産物というものが紹介されているんだけど、冷蔵庫マグネットって、探せば癖のあるものがありそうだという事がわかったので、自分も観光など行ったときに、すかさずマグネット探すようにしたい。ちどりやの熊のマグネット、こういうのたまらないな。

キーホルダーも、どいつもこいつも曲者ばかりで、特にボウの小判型キーホルダーの衝撃たるや!小判からイメージされるのが、越後屋がお代官に賄賂送ってる様子がすぐに浮かぶ自分のような昭和世代だからなのかわからないが、ヒップホップのイメージと相まって、ジワジワしてくるものがあった。ラッパーって、犯罪スレスレの事をしながらスターダムにのし上がるというイメージがあるからなぁ~。京都に行く機会があったら欲しい。きっと、ずしりと重いんだろうし。

ワッペンは、海外の公共施設のワッペンも好きだけど、「テレクラ」みたいにウケ狙いしか考えていないようなどこに貼ればいいのかわからないのだけれども。無駄に欲しいなという気が起こるから不思議だな。日本の土産物の好きなところは、悪ふざけ仕様のものが結構出ているという所だしな。

手ぬぐいは、いざという時に防災グッズにもなるし、発作的に銭湯に行きたくなった時に使えるから、常に面白いものを探し求めているんだけど、スナック玉ちゃんの手ぬぐいは粋だ。ロゴとか最高過ぎだよー。

ピンズは、今の時代に「ダウンタウン熱血物語」というゲームの主人公をかたどったピンズを売るなんてどうかしてるなと思ったりもするのだけど、今こそ、こういうのもありなのかななど考えてしまった。

 

とまぁ、力尽きてしまったのだけど、盛り沢山な特集だったし、ファッションページも、白Tシャツのハイ・アンド・ロウの加減が良くて痺れました。

 

というわけで、来月号は「サーフボーイと夏休み!」かぁ~。「スキーボーイ」特集のように面白い特集を期待してしまう。。。