某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

雑誌のこと

散歩と、ウォーキングの境目がわからないでいる。

 

ども、コバチヨです。

 

■今月のポパイ

「ニューヨーク退屈日記。」特集。

magazineworld.jp

 

ニューヨーク特集の雑誌を何回買えば気が済むんだろう。

買って一通り読むには読むけど、「よし、ニューヨークに行ってみっか」と思ったことは無いし、誰かに受け売りのニューヨーク最新情報を教えようなんて思いもしない。自分が知らないだけで、ニューヨークじゃない違う街の方が時代の最先端を行ってる事だって考えられるというのに、無意識にニューヨークが時代の最先端を行く街だと信じ込んでるのか、ついつい買ってしまうんだろうな。無意識恐るべしである。

 

ポパイのニューヨーク特集は27項のトピックがあるんだけど、悉く気負ってないのがいい。ただ、観光ガイド的な”街で人気の”だとか、”トレンドを追う”というよりも、ニューヨークをうろうろしてるからこそのトピックなんだろうな。真新しい店よりも、どこか年季が入っている感じの店が紹介されているし、エッセイを書いている人、話を聞いている人のほとんどがニューヨーク在住というのもあるんだろう。

 

それにしても冒頭の”付いたらまず、『ニューヨーカー』を買う。”で常盤新平さんのエッセイ集が出てくるとは。最近、図書館で一回借りたのだけど、他の本が読み終わらず読めなかったのだ。また借りよ。

”トラッドの朝は早い。”では、平日朝8時に開店するというブルックス・ブラザーズとオールデン、マジソン通りにあるお店の事を書いている。ビジネスマンの身だしなみは大事だから、勤務開始前にお店でシャツや革靴が手に入るのは便利そう。

”ニューヨークのタワー、どこから見るか。”は、ニューヨーク在住の漫画家・近藤聡乃さんのエッセイ。肉眼でとらえる風景と、カメラでとらえる風景のギャップがとてもあるので、カメラにも一応収めるけど、じっと風景を眺めるの大事。絵を描く人だとそういう所敏感になるだろうし。

”天井から何か釣り下がっている店”の天井の装飾が圧巻で、特にドイツ料理を出すrolfというお店のクリスマス仕様の装飾が素敵だったが、落ち着いて食事ができるかというと、食事もしつつ写真撮影大会になってしまうんだろうな。

オールドスクール・ニューヨークを探して。”は街並みの移り変わりが激しいニューヨークで長年店を構えるお店を6軒紹介している。economy candyという駄菓子屋さんの在庫量もすさまじそう。お店のサイトも楽しい。Tシャツやパーカーも売ってるみたいだけど、ザ・駄菓子屋イズムを感じさせる古い感じがたまらない。 

"NYっ子に聞いた、この街とチップのこと"では、以前ポパイでモデルをしていたジェームスさんにニューヨークの事とチップの事を聞いている。チップをどれ位払うのかは、”ドアマン・イン・アッパー・イーストサイド。”の項でも書いてあるけど、難しいもんだ、チップの払い具合によって店員の対応もガラっと変わるというけど、日本じゃ、いいサービスも悪いサービスも基本タダなんだからね。

 それにしても特集最後にある広告記事は篠山紀信の「オレレオララ」(パナソニックの髭剃り)と平凡出版時代の「ポパイ」(ユナイテッド航空)のオマージュなのか?

 

ぼくのおじさん伊丹十三」は「ニューヨーク退屈日記」のタイトルの元になった「ヨーロッパ退屈日記」をふりだしに、伊丹十三の仕事を振り返っている。振り返り方は「伊丹十三記念館ガイドブック」のダイジェストという感じで、もしポパイの記事で気になった人がいたら、伊丹十三ガイドブックおすすめ。文庫の体裁ながらも、雑誌のようなつくりになってるから。(「ぼくのおじさん伊丹十三」では、このガイドブックの各項目の概要の文章を書いている松家仁之さんの文章もあったね)

itami-kinenkan.shop-pro.jp

 

それ以外だと、満島さんの対談コーナーでは、木梨憲武さんが登場してるんだけど、木梨さんが雑誌に出るって、結構珍しい事なんじゃない?自分が幅広く雑誌を読んでいないだけで、結構いろんな雑誌に出てるのかもしれないが。

連載のコーナーは、怒涛の最終回ラッシュだった。3人になったブロンソンズは雑誌「ターザン」に移るのだという。体力づくりとか健康ネタにくっつけようにもくっつかなさそうな3人なので現状維持で行くのか?ただ、”老い”に関する特集にはきっと駆り出されそうな気がする。。。”老い”についての特集を組む雑誌で浮かぶのはマキノ出版の雑誌とか「きょうの健康」と「ためしてガッテン」のテキスト位しか浮かばないぞ!(間違いなく他社じゃないかー!!)

 

来月は、「特集。ぼくの好きな音楽。」

一体何を推してくるんだろう?全然わからないや。