某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

雑誌のこと

ひなあられって、キャラメルコーンに駆逐されてそうだよね。(個人の意見です)

 

ども、コバチヨです。

 

■今月のポパイ

magazineworld.jp

 

「二十歳のとき、何をしていたか?」特集。

年代がバラバラの31人に、20才の頃を振り返ってもらっている。

去年の同じ特集も面白かったんだけど、今回も面白かった。

ただ、全体のキラキラ指数(特に最後の17人の記事)が高いので、中年にはしんどいなと思ったりもした。若い人は是非とも手に取って読むといい、勇気がわく筈。

前の特集と今回の特集で、雑誌・アンアンの連載「ポコアポコ」のコンビ(朝井リョウさんと古市憲寿さん)と、電気グルーヴピエール瀧さんと石野卓球さん)がそろったけど、来年も同じ特集があったとしたら、YMOは揃うのだろうか?(今のところ細野晴臣さんと坂本龍一さんが登場している)

31人の談話も面白いけれど、年の行ってる人だと、岩松了さんみたく、現在の写真と昔の写真のギャップが楽しいし、阿部勇麿さんからのでんでんさんの流れ(若い頃のでんでんさん、阿部さんに似てる!)、野村萬斎さんの暗いトーンの紙面から祖父江慎さんの文字も読めない位の淡ーいトーンに変わるとかね、紙面の見せ方も楽しい。

「二十歳の旅。」では、7人に若いころに行った旅の写真と当時の事を話してもらっている。辛酸なめ子さんのグラビア写真集製作旅行の話は面白い。90年代の『ヤングマガジン』、『ヤングジャンプ』の巻頭グラビアが熱かったし、グラビアアイドルがキラキラしていたし、ずば抜けて雛形あきこさん最高だったけどな(脱線)。

「二十歳の持ち物。」では、二十歳に触れてほしい服などを取り上げているんだけど、バレンシアガのトートバッグに記されてるメッセージ、まんま本田技研のキャッチコピーかよ、紛らわしいなぁ~。

コート3着は、洒落てる。カルバン・クライン・ジーンズのコートが無駄が無い潔い感じでいいね。

「二十歳のときに、読んでほしい本と観てほしい映画。」では、12人に一冊の本と一本の映画を紹介してもらっている。若い頃に読んだ本や観た映画って、人によっては人生の指針になる場合もあると思うんだけど、自分の場合は全然ならなかったというのが正直なところ。きっと動機が薄っぺらかったからなんだろうけども。

若い頃に読む本は、時代の空気が存分に感じられる本もあるけど、”クラシックス”と呼ばれる本もあるわけで、ここではどっちかというと、”クラシックス”が挙げられてるみたい。

とにかくまぁ、「忘れられた日本人」読み返そうと思っていたのを思い出させてくれてありがたいです。市井に住む人にインタビューする本って沢山あるけれど、クラシックスというと「忘れられた日本人」になるだろうからね。自分の場合、それに小沢昭一さんの「私は河原乞食・考」も入るけれども。

忘れられた日本人 (岩波文庫)

忘れられた日本人 (岩波文庫)

 

 「君はどう生きるか。そのために、どこで生きるか。」では、地方で自分のやりたいことを始めた17人に話を聞いている。「ここならできそう!」そんな理由で、もともと住んでいた町から、遠くの街で実現するフットワークの軽さは、しがらみのあまり無い若い時じゃないと発揮できなかったりするもんな。

 

というわけで、連載のページのこと。

「愉快な旅人」のゲストは絵本作家の五味太郎さん。面白くて興味深い話を読むことが出来た。名言が結構出てるけど、敢えて書かない。

個性的な絵を見ると、なんとなく書いている人の顔がわかるけど、五味さんもそんな絵の描き手だと思う。

「本と映画のはなし。」ではミュージシャンの高田漣さんが登場。お父さんがフォークシンガーの高田渡さんという事もあって、お父さんのエピソード多め。

「シティボーイの憂鬱」は素人DJの事について書いてるんだけど、DJを良く知らないだろう、蛭子さんにDJの図を描かせる無茶振り感あるイラストがいい。

 

来月は「はじめまして東京。」、これも、ずっしり来る特集なんだろうな。

お手柔らかにぃ~。

 

(2月26日少し加筆した)