某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

雑誌のこと

2018年もよろしくおねがいしまーす。

 

ども、コバチヨです。

 

■今月のポパイ

 

「部屋とシティボーイ。」特集です。

magazineworld.jp

 

紺色のブレザーをどう着こなすか?

相手は紺色のブレザーだ。

巷の制服姿の学生たちのように、ちゃんと着こなすも、崩して着こなすも、自由なんだけど、自分に丁度いいがなかなか見つけられないという人にもきっと見つかるかもしれない。今月号のポパイは、紺色のブレザーの着こなしのサンプルが沢山載っている。

7ページから始まる「なんとなく、ブレザーが着たくなって。」では、古着の紺色ブレザーのカジュアルな着こなしから始まるんだけど、胸のポケットに野球帽に付いてそうなワッペンを付けてみたり、襟の部分に刺繍を施したりと、手が込んでいるのが軽快な雰囲気を醸し出していていい。

きっと、このページのヒントになったのは11ページに乗っているローイングブレイザーズのジャックさんの話からヒントを得たものなのか?

チームの仲間や友達と悪ふざけやら取っ組み合いの遊びをして襟や袖がボロボロになってこそ本場のブレザーだということらしい

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-05-19/OQ6Q396K50XS01

公式サイトなどないかと探してみたら、ブルームバーグの記事が出てこようとは。。。

公式サイトはとびきり洒落てる。派手派手なのもいい。

rowingblazers.com

83ページからの「ブレザーボーイ。」は、トラディショナルな着こなしがいくつか紹介されているんだけど、大事なことが書いてあったよ。

トラッドには、着方のルール(型)がある。

でも、ルールを何も知らないで着るんじゃダメです。 

 

連載の対談ページのホストは水曜日のカンパネラコムアイさんから、俳優の満島真之介さんに変わったんだな。初回のお相手は映画監督の大林宜彦さん。

2017年のポパイは、大林宜彦作品でなんとなく回っていた気もするので、満を持して登場!!という気にもなるよ。(ファッション特集以外の号でだけどさ)

満島真之介とは何者なのか?」という事を紹介するという事が大きな柱になっているんだろうけど、大林さんの話の一つ一つが深いい話で、それまでの雑談をベースとする対談ページとは全くの別物のような気さえしてきた位だよ。次回以降、どうなってしまうんだ?落ち込んでいる人には結構入ってくる話もあるから立ち読みでもいいからこのページを読むといいのかもしれない。

 

ポパイフォーラムは、スナップ特集の”Frends Of Parasol”とリンクした記事になっていて、菊池祐樹さんの韓国訪問記と韓国のロックバンド・パラソルのメンバーが韓国のおすすめスポットを紹介している。(パラソルは日本流通版をリリースしているんだね、PVをいくつか見たけどギターが浮遊感あって良かった)

 

韓国のパラソルと親交もあるバンドのメンバーや友人たちの着こなしを紹介していたんだけど、古着の着こなしが上手なんだよな。テレビでみかける韓国の若者とは違う側面を見られた気がする。

 

というわけで特集の事を書かなくちゃなんだけど、「スタイルサンプル18’」の事だけ書こうと思う。部屋特集も素敵なお部屋が沢山載っていたし、小鳥と暮らすイラストレーターの二部屋も素敵だなと思ったりもしたんだけど、いかんせん、ボリュームが多くて泣く泣く端折ります。

 

17ページの「NEW STANDARD」に書いてあるけれど、

モードな服を着ているからって、モードな人とは限らない。

というのが裏テーマになっているのか、今回のポパイはストリート、カジュアル、クラシカル、トラッドと並んで、わかりにくいけれど実はモードな着こなしも結構載っていたりする。いかにもなモードな服装もあるけれど、着る人のさじ加減でファストファッションもも大化けするものなのさ。

最初は、”パリの蚤の市”でのスタイルサンプルで、寒さをいかにしのぐかを前提にしたスタイルが並ぶのだけど、着ぶくれしがちなのをコンパクトにまとめているのがいいんだよなぁ~。一番初めの緑のウィンドブレーカーと迷彩パンツのきれいな着こなしの子は上手いと思った。黒の手袋、ソックス、スニーカーで締めてるあたりがポイントなのかもしれないけれども。

”ニューヨーカーの冬支度”は色遣いが皆巧みでうなされる。

”Minnano Navy Blazer”では紺色ブレザーのいろんな着こなしを紹介しているんだけど、デビッド・ホックニーさんの1982年の写真の着こなしの、型の崩し方の上手さときたら。ブレザー以外、柄ものばかり着ているのに、あんまりうるさくならないのは、ブレザーの存在感があるからできる技。

”カスタム”のページでは、既製服にアレンジを施したスタイルを紹介。イラストレーターのOKATAOKAさん本人が描いた熊のイラストを刺繍したブルゾンがいかしてる。

山浦大河さんの赤い曲者Vネックベストは、凝視したくなるわな。

ファッションブランドの人みたいだね。

www.fashionsnap.com

 

”Old Days”では、ポパイによく登場している人たちの若いころのスナップを載せているんだけど、皆さんバランスのとり方が一貫しているようなそんな気がする。

いつもだと、海外のアートスクールの学生さんのスタイルを載せているページを日本のアートスクールの学生さんでやってみたらという試みは珍しかったし、楽しかった。おまけに日本のファッション雑誌の切り口だと、”雑誌で提唱しているスタイルばかりを沢山載せる”になると思うんだけど、ばらけているのが斬新。

”Bunka”は文化服装学院の学生さんのページは、市販で大量にに売られているものさえもモードに変えてしまうセンスを活かした着こなしをする人もいれば、洋服のデザインを存分に楽しんでいる着こなしの人もいて楽しかった。洋服って着せられてなんぼという側面もあるという事を教えてくれたページだ。

”Tmabi”では多摩美術大学の学生さんの着こなしを載せているんだけど、留学生が個性的でいい。日本の学生さんはバラつきが凄い。まぁ、クリエイターを目指す人には自分の持っているイメージを体現したいという人もいるだろうし、内に秘めておきたいという人もいるからまちまちだよね。

 

”VIER Family”ではアントワープにあるスケートショップのお客さんの着こなしを載せているんだけど、皆洒落ている。ファーの上着の着こなしの人が3人(2,5,13)いるんだけど、ゴージャス感ある着こなしって人を選ぶから素直に羨ましいんだよね。また、15の人の黒と赤の絶妙なバランス感、小物遣いも相俟ってワルな感じがいい。

 

”hello harajuku!”は、写真家・ロバート・スパングルさんが原宿で見つけた人たちの着こなしを載せている。原宿という場所柄、いろんなスタイルの人が集まっているとはいえ、短い時間だったと思うのだけど、端的に”原宿らしさ”をにおわせる人を見つけてきたなぁ~というのが正直な感想。学校の制服の男の子の色使いは相当クールでしょ!

ナイキのパーカーにスラックスの男の子も相当クールだけどさ。

 

”The Classics”では、コートをベースにしたクラシックスタイルを載せているんだけど、コート選びって大事だな。ズボンの太さも厳選しないとな。

yoggie new waveの角舘さん、メジャーおめでとうと書きたかったんだ。

 

 

来月号は「二十歳のとき、何をしていたか?」特集だ。来月も気合入れて読まねばだよー。