12月になってしまった。
ども、コバチヨです。
■先月のポパイ。
11月中に投稿しようと思っていたんだけど、書けなかったや。
それにしても、古着といい、時計といい、のめりこむとお金がいくらあっても足りなくなる位つぎ込む人も出てくる”モノ”の特集をやるなんて罪だなと思ったけど、コンパクトにまとめていて素晴らしかった。
〇第一特集 だから古着が好きなんだ!
冒頭は日本国内で古着がおしゃれアイテムとして受け入れられていった歴史を年表でわかりやすく教えてくれる。「ベルベルジン」、「ゴーゲッター」とかメンズ雑誌でしょっちゅう取り上げられていたの、遠い遠い昔のような気がする。
『古着と文化のABC』では様々なトピックがあるんだけど、Aの項のマック・デマルコのツアーに同行し撮りた集めたファンの古着のこなれた着こなしが良くてうらやましい。Dの項はジョン・メイヤーズ監督の映画「デスぺレート・リビング」の写真がコラージュされてるけれど、強烈。
Jの項は90年代日本のデザイナーズブランドの服が古着として販売されていると記されているけれど、20年以上前なんだし古着として捉えられて当然なのに、中年の自分がピンと来ないのは、当時の服ってデザインが物凄くトガっていたからなんだろうな。アメリカから輸入された古着のような、暮らしに馴染んだ服じゃないから違和感があるんだろうと思う。
Pの項は、昔の写真集から古着を読み解くというお題をトロピカル松村さん、小林節正さん、牧野伊三夫さんの3人に話を聞いているんだけど、この項で紹介された3冊の本気になる。
- 作者: Glen Denny,Kevin Starr,Steve Roper,Yvon Chouinard
- 出版社/メーカー: Patagonia Books
- 発売日: 2007/06/30
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特に、アウトドアスポーツのためのウェアが作られていなかった時代にヨセミテでクライミングを楽しむ人たちの服装がどんな風だったのかを知ることができるようで興味深い。自分なんか、スポーツウェアがろくに似合わないので普段着の延長線上でハイキングの服装など選びたいと思ってる位なんだから。
Uの項では、保管期限の切れた電車や駅での忘れ物を販売している小暮商店が紹介されているみたい。法被やら、社交ダンスのドレスやらカオスだろうな。
Yの項は、シティボーイの憂鬱の出張版。蛭子さんの描くキャラクターにあんまり古着は似合わないな、パリッとしたスーツだとか、作業着を着てほしいんだ。
『古着じゃなきゃダメなんだ。』では古着を愛する3人にこだわりを聞いている。
サチモスのヨンスさんのトレードマークになってる、アディダスのジャージは古着だったんだな。知らなかったよ。
『僕の好きな古着。』は、24人にどんな古着を集めているのか紹介してもらってる。
『東京のいい古着屋巡り。』では、ここは押さえておきたいという古着屋を紹介している。絶対外せないだろう、神奈川のようで東京だった”町田”の古着屋さんも結構紹介されていて驚いた。
〇第二特集 時計でもしてみるか。
毎日、ビックカメラで買った吊るしの時計をしている自分にとって、時計はなんとなくだけど気になるものだったりするんだけど、草臥れた時、時計をしたまま台所仕事をしたり、水仕事したりで、ベルトが早々に劣化してしまうので、高い時計が買えないのだけれども、眺めてるだけでもいい。時計っていいなと思える特集だった。
ミリタリーウォッチの項が個人的に好きだったな。自分の中で、文字盤がわかりやすいというのが時計選びの第一条件だからなのかもしれないけれども。
もっとお足があったらこれ欲しいな。
[スウォッチ]SWATCH 腕時計 ONCE AGAIN GB743 メンズ [正規輸入品]
- 出版社/メーカー: SWATCH(スウォッチ)
- 発売日: 2007/12/10
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他に気になったのは、松浦弥太郎さんの連載で取り上げられていた芦澤一洋さんの本「アウトドア・ものローグ」だ。ヤマケイ文庫で復刊されていたんだな。
芦澤さんは、平凡社時代のポパイのレイアウトマンだった人で、アウトドアギアに関するエッセイを書いたり、「遊歩大全」の翻訳を手掛けた人だ。
今月は特集ガールフレンド。付録に「オリーブ」が付くらしい。