夏の思い出の記録です。
ども、コバチヨです。
■旅の発端
夏休みというと、家族と一緒にどっかに出かける事になってるんだけど、家族がトレイルランニングの仲間と北アルプスにあるという”楽園”へ15キロ位の荷物を背負って登山に行くのだという。
理解のある職場の先輩に山の日の連休明けの8月14日の休みの許可をもらっていたので、家族とどこかに行くつもりでいたのだけど、家族の北アルプス行きが宣言されるや否や、電車で行く一人旅をすることに決めた。
去年は、登山経験豊富な仲間と共に、南岳と北穂高岳の間にあるという大キレットという崖みたいな道を歩いている家族なのだ。(本人は簡単な所だから大丈夫と言っているけれど)何があってもおかしくない所に行くんだろうし、何かあったらすぐ駆け付けられればいいんだろという事で、家族が行くというポイントのアクセスが比較的近いと思われる、岐阜県高山行きの高速バスが発着しているという理由で、2泊3日の京都一人旅に行くことにした。
■準備
7月中旬。
普通電車の旅がしたいと思い、えきねっとでムーンライトながらの事前予約を申し込んだものの、8月12日の席は確保できないとのメールが来たので仕方なく新幹線ひかりの席を取り、帰りのムーンライトながらの席の確保も難しかろうと諦めてしまい、8月14日の新幹線こだまの席を取った。
京都のどこに行くのかという下調べだけども、ここ数年家族が好きな仏像を見て回っているのだが、寺で仏像を見るよりも、ぼんやりするのが好きな自分なので、庭を眺められる寺に行くことに決めた。
どこかでたまたま見た「日曜美術館」の重森三玲さんの回のラストで紹介された松尾大社の庭の岩の存在感が凄くて行ってみたいと思っていたので、今回は重森三玲さんが手掛けた庭に行ってみようと幾つかピックアップした。
重森三玲邸という選択肢もあったのだけど、予約制という事で時間にルーズな自分には難しそうだという事で行かないという判断を下してしまった。
庭について少し勉強しようと本屋で買ってきた進士五十八(しんじいそや)さんの「日本の庭園~造景の技とこころ~」はとても参考になって良かったです。
庭とはなんぞや?という事から、日本の庭の変遷、日本庭園の基礎知識、おすすめの名園36景と、新書ながらもコンパクトにまとめられていて、久々にいい新書に出会うことができました。
日本の庭園 - 造景の技術とこころ (中公新書(1810))
- 作者: 進士五十八
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他に参考にしたのは、ずっと手元にあるギャラリー間さんの「建築MAP京都」のハンディタイプと、カーサブルータス2006年9月号あたりか?
CasaBRUTUS特別編集 知らないと恥ずかしい! 日本建築、デザインの基礎知識 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)
- 作者: マガジンハウス
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カーサブルータスの日本建築特集2回分を合本したものがムックになっている。
行きたい所を手持ちの地図帖に付箋でベタベタ住所など張り付ける作業を旅行の前に毎回しているけれど、あれが旅の準備で一番楽しい時間なんだよな。
きっと、普通の人はそんなのスマホのグーグルマップにブックマークする作業をして短時間で終わらせるんだろうけどさ。
(つづく)