某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

音楽のこと

しっかりしないと。

 

ども、コバチヨです。

 

■夏は浮ついた音楽が似合う

バブル時代からバブルが弾けた時期を大人になる前に経験してしまうと、70年代中盤~80年代前半に流行ったAORだとかキラキラしたシティ・ポップなんかを聴くのにとても気が引けてしまい、若い時分は、専らザラついた音のロックとか燻ぶった音のジャズなど「カッコいいな」なんてうそぶいて聴いていたわけなんだけど、年を取るごとに聞く年代もどんどん現代に近づいてきて今現在、80年代前半の音楽を抵抗なく聴けるようになった。子供の時分に、何でチューブが夏の歌しか出さないのかわからなかったんだけど、他の季節の海辺の浮ついた出来事なんか歌われても世間がピンと来ないからなんだって事を最近やっとわかった。

最近の陽気のせいなのか、梅雨も控えているし、まだまだ夏じゃないけれども、夏の浮ついた音楽が聴きたくなってしまい、ボチボチ角松敏生さんのCDを聴いている。伝説のインスト集「She is a Lady」が今年、新録して5月にリリースしたというので聞いてみたいもんだな。「Sea is a Lady」は1980年代のテレビっ子だった人だと『プロ野球ニュース』だとか『プロ野球珍プレー好プレー大賞』のBGMで使われていたので知っている人もいると思うけどなー。好プレー集の時にみのもんたがナレーションしてる後ろで流れてたよな。(脱線)

フュージョンだとか、シティポップ、AOR的なものが日本で流行った80年代は子供だった事もあり、当時は鈍感な子供でそれらを単なるBGMとしてでしかとらえていなかったんだけど、年を取って改めて聴いてみると、実は恐ろしいクオリティーで参ってしまう。特に角松敏生さんの楽曲関連はホーンのド派手さがたまらない。

SEA IS A LADY 2017(初回生産限定盤)

SEA IS A LADY 2017(初回生産限定盤)

 

 気になるなぁ、もう。

 

■やたらと目立つ脇役

シティ・ポップブームが続いているわけですが、ここ数年気になるなーと思いつつ手を出していなかった人がいて、ギタリストのカシーフさんがそれにあたる。

先月出た「ミュージックマガジン」でカシーフさんのインタビューが載っていたのもあって、そういえばカシーフさんがギター演奏している曲を持っていないなと思い、i-tunes storeでボチボチ集めている所。

個人的に衝撃だったのは5,6年前にたまたまyoutubeで見たドリアンさんの「summer rich」でのギターソロで、楽曲自体が80年代のシティポップを狙い定めていた所があるんだけど、そこに一十三十一さんのボーカルが入ってからの、とどめのギターという感じで最初に見たときの感想は「チューブじゃないのに、今時こんなギターを弾く若手がいるのか?」と思ったのと同時に、完全に主役を食ってるギター演奏に惹かれてしまったのを思い出す。まぁ、その後も脇役なのに、颯爽と現れては主役級のインパクトを残してフェードアウトするギター演奏で以て聴き手を「え?」とさせてきている人なので今後も颯爽と現れては聞き手を驚かせて欲しいもんだ。

最近だと、tofubeatsさんの新作でも客演していたよね。

www.youtube.com

5月に出た新作アルバムは現行の流行も押さえつつ、シティポップとスムースジャズを行ったり来たりした楽曲で大人の雰囲気が漂っていて最高。佐藤博さんの「awaking」のように夏が来るたびに聴かれるアルバムになるんじゃないかなー。

 

BLUESONGS

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