某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

俺の昭和が消えてゆく

久々にこのタイトルを使うぞー!

 

ども、コバチヨです。

■油まみれの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の記憶

gigazine.net

www.j-kochikame.com

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所」が終わるというニュースが流れた。

そのニュースを見て驚いたのは、「こち亀」と私は同級生だったということなのだ。

私はてっきり、もっともっと長く連載されているものなのかと思っていたんだけれど、まさかの同級生という事が発覚して、コミックスを再び集めようかどうか悩んでいる。

 

今では外食というと、専らチェーン店に行くものになってはいるが、私が子供の頃はチェーン店といっても、全国規模のチェーン店はそんなになく、地元の個人が営んでいる定食屋やラーメン屋が普通で、どこにも漫画が置いてあった。

 

私が子供の頃に漫画を読む=定食屋で読むものという認識があったのだけれども、昭和50年代生まれでそんな同年代はいないんじゃないだろうか?きっと自分で本屋で買って読むだろうに、前時代的な子供だったことは自覚している。

小学校中学年の頃、とあ手書きのお品書きのカタカナ表記の品名が悉く微妙に間違っている(例コーラ→コラー)人があまり入らない店に親に連れられて食事をしに行った時に読んだ、油にまみれた「こち亀」33巻のあまりの面白さに、注文をした食事になかなか手を付けられない程に、おなかが痛くなるくらいに笑ったのを今でも忘れないし、忘れようがない。だって、お品書きを読んだら微妙な間違いのある品名でおなかが痛くなるくらい笑って、そこからとどめに「こち亀」を読んだのだから忘れようがない。

 

それから、中学に上がって一時期「週刊少年ジャンプ」を読んでいた時期もあるけど、当時は「ドラゴンボール」の連載が佳境に入っていたり、「スラムダンク」が始まっていたり、今考えると凄いラインナップで実際に「週刊少年ジャンプ」が最も売れた時期なのに、当時の自分がコミックスを集める位大好きだったのは、巻末の読者の投稿コーナー「ジャンプ放送局」と「こち亀」だったのだから、当時のジャンプを熱心に読んでいた人からすると”ジャンプ読者失格”の烙印をおされかねないけれど、私のようなピントのずれた読者もいたのだから不思議な雑誌だよな。

 

人気の連載漫画のような展開の全く見えないわ、読者を強く引き付ける仕掛けがされているわけでもない、安心して読める「こち亀」なので、中学時代に誰とも「こち亀」の話題にならなかったんだけど、自分がジャンプで一番好きな漫画はやっぱり「こち亀」なんだよね。

何があっても両津勘吉両津勘吉で終わるという安心感は「こち亀」の揺るぎない独自性であるし、小学生以上を対象としている漫画雑誌において、公務員なのに、時代の流行りものをネタに頻繁に金儲けを企んでは失敗する両津勘吉のような主人公の漫画なんて、ちょっとした誤りでさえも批判される今の世の中ではなかなか現れないだろうな。

 

また、時代を反映した話が多く、オリンピックをネタにした登場人物・日暮熟睡男ひぐらしねるお)の話は毎回面白かった。

その時々の、アニメ・ゲームなどの流行りも劇中に出てくるし、そこも「こち亀」を読むときの楽しみなんだよね。

 

俺の昭和が消えてゆく。