某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

雑誌のこと

雑誌の付録に雑誌...だと?

 

ども、コバチヨです。

 

■今月のポパイ

 

40年後の西海岸です。

40周年記念号です。

雑誌のデカ盛り食わされてる感じです。押忍!

magazineworld.jp

東京に住んでいた頃、バイト帰りにブックブラザー源喜堂の下にあった、古雑誌屋に昔のアメリカ版のELLEやハーパースバザー、ポパイだの休刊前のアンアン(アンアンは一回休刊したことがあるのだ)のバックナンバーが売られているのをスルーして、近くにある神田小川町スターバックスコーヒーで抹茶フラッペチーノを飲むような人間だったんだけど、その数年後、フラッペチーノを我慢して集めておけばよかったと深く後悔しようとは。。。

 

そんなわけで、創刊号を付録で読む事のできる日がやってくるとは非常にうれしい。

しかし、本誌と付録と並行して読んでいるからやむをえないのだけれども、情報量の多さについていけず、なかなか進まない。

創刊号については、いろんな問題があるのか、当時の広告は削除され、ビームスの広告になってるんだけど、昔の雑誌のような色合い、デザインで凝ってる。

 

付録の創刊号の感想ですが、76年の日本では、当時のアメリカで流行っていたアクティビティを最初から全部説明しないと、読者が理解してくれない時代なんだという事に驚いた。

 

当時の読者は、ジョギングの事何にも知らなかったんだ!って。

 

紹介されているアクティビティは、ハングライダー(パラグライダーの人を見ることはあれど、ハングライダーってあんまりいない気がするけどどうなんだろう?)、スケートボード、ジョギングなどで、ジョギングに関しては12週間のジョギングプログラム表が載ってるんだけど、ライフスタイル誌でそこまでやるのか!

(この時代には市民ランナー向けのマラソン専門誌なんかなかっただろうし、具体的にどう練習すればいいのか提案しないといけなかったんだな。驚き)

 

他にも、UCLAの大学生活を詳しく紹介するページがあったんだけど、アメリカの大学を紹介するって、余程、1976年頃の日本の大学は陰気な雰囲気が漂っていたのかな。

 

今では、日本でも当たり前になっていることが何ページにもわたり詳細に紹介されていたのだから、日本の読者にとって、当時のアメリカはまだまだカッコイイ所だったんだなと読んでいて非常に伝わってきました。

 

40年後の日本では、未だに海外のファッションブランドやスイーツショップなどが都心に続々オープンしては早々に撤退するというのを、現在の日本人は、最初から最後まで短い期間で見てきているから、以前のように素直に受け入れているかというと?だと思うけどね。時代は確実に流れてるんだな。

 

あと、創刊号の何が良かったかというと、「カルフォルニアスケッチ」という小林泰彦さんのイラストとコラムが良かった。

 大橋歩さんが「平凡パンチ」の表紙で1960年代のアメリカを描いていたのであれば、小林泰彦さんは「ポパイ」で1970年代後半のアメリカを描いていたんだな。

当時の「ポパイ」は「平凡パンチ」と地続きだったのだなと思ったし、大橋歩さんのブログを見たら丁度、大橋さんが今月号の「ポパイ」の事を書いていたんだ。

 

ということで本誌の事ですが、まだまだ読み終わらないのだ。

対談のページは菊池亜希子さんが登場、三軒茶屋の話をしている。

本と映画のコーナーはポパイでイラストが掲載されている長場雄さん。

音楽のコーナーは臼田あさ美さん。「閃光ライオット」のためだけに結成されたバンド・ズットズレテルズのアルバムを紹介してるんだな、意外。 

 

■スペクテイター「コペ転」

 

それまでの人生をガラッと変えた人の談話をまとめた号で、唐突に人生をガラッと変えてしまった7人の話が載っている。

 

まだ3分の2位しか読み終わっていないけど、むちゃくちゃ面白いです。

リンゴ売りの片山玲一郎さんの、リンゴ売りにまるまでの、人生を3倍速位で突っ走ってる感じの生い立ちは一気に読まされました。

リンゴ売りの話もとても面白い。

 

本当におすすめする。