某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

さよならははじまりの言葉

というわけで2本目行きます

 

ども、コバチヨです。

 

■生活は踊る

 

大沢悠里のゆうゆうワイド」が終わって、新しい番組が始まったわけだけど、午前11時からの「昼はゆうゆう120」って、よくよく考えてみると複数のコーナーが入るわ、通販のコーナーもあるわ、パーソナリティーがフリートークする余裕なんか全然ない2時間だったんだなと「ジェーン・スーの生活は踊る」の放送を聞いて思ったわけだ。

私が「ゆうゆうワイド」を毎日聞いていた2000年前半でも、2時間の間に「永六輔だれかとどこかで」「秋山ちえ子の談話室」「小沢昭一的こころ」+日替わりコーナーとあったんだから、結構忙しいんだよね。

 

職場でラジオを聞いている家族も話していたが、いろんなコーナーが入り組んで、予定をこなすのに精いっぱいで、延々続くフリートークの楽しさが売りのジェーン・スーさんの持ち味が完全に殺されてる感じというのか。

 

おまけに、世代も興味も全然違うだろう、毒蝮三太夫と毎日話をしなくちゃいけないって、相当のプレッシャーじゃないか!

毒蝮がいきなり昔の歌を歌い始めた時に、フォロー入れられるのか?厳しくないか?

 

きっと、ジェーン・スーさんも、仮想敵がニッポン放送「ラジオ人生相談」と「高田文夫ビバリーヒルズ」だと思っていたのが、まさかの毒蝮コーナー付きのNHKラジオ第1「ひるのいこい」で、相当面食らってるんだろうなと勝手に予想しています。

 

「ひるのいこい」は15分の短い時間の中に、テーマ曲だの、各地の報告員の地域の話題だの、聴取者のはがき投稿のコーナーに、ナイスな曲をかけて、テーマ曲で締めるという、とても忙しい内容のラジオ番組なんだけど、最後はちゃんと締めるんだよね。グダグダになってるのを聞いたことがないんだ。

そこらへんが、昔ながらのNHKラジオ第1クオリティなんだと思うんだ。

 

と、脱線してしまったんだけど、ただ、「相談は踊る」のコーナーが好きだし、「悠里のグッドグッドミュージック」のアップデート版だと感じられるナイスな選曲だったり、キリンジのジングルと、力の入り方がただならぬものがあるのは伝わってくるので、応援するよ。

 

秋山ちえ子さん、さようなら

 

www.asahi.com

大沢悠里のゆうゆうワイド」の12時台に「秋山ちえ子の談話室」が放送されていたのを知っている人はいるだろうか?

知ってるといっても、結構年配の人ばかりなのかもしれないね。

 

私はその番組の最晩年にあたる時期に聞いていたリスナーだったのだけど、終わったときは悲しかったな。

 

10分間の番組だったのだけど、ニュースだとか、日々の暮らしで感じた事を秋山さんが率直に話してくれるのは、好感が持てたし、かっこいいなと思った。

 

今では、テレビやラジオで、政府だとかスポンサーの企業などに気を遣ってなのか、複数の人がニュースだとか話題をワチャワチャ話をして論点ををぼやけさせるというスタイルが固定化しているけれども、秋山さんの番組のような一人の人が率直に発言する番組ってほとんどなかったから、終わった後は心にぽっかり穴が開いたような感じになったのを覚えている。

 

そんな、秋山さんが亡くなってしまったんだけど、秋山さんのように、自分の言葉で、自分の言いたいことを伝える人が、今後マスメディアに登場する日がやってくるのだろうか?

ご冥福をお祈りします。