本を読むんだけど、わからない事を確認するために読む。
気になったら掘り下げるという読書の仕方をしてるんだけど、きっと読者失格なんだろうな。
ども、コバチヨです。
1月にブックオフで買ってきて、とっととやっつけたいと思っていた本を昨日やっと読み終わりました。
立花隆「アメリカジャーナリズム報告」1984年 文春文庫
1977年に出された本という事もあり、情報が古いのだけど、この本で言いたいのはアメリカのジャーナリストに話を聞くことによって、日本の新聞の問題点を炙り出すという内容の本として売り出されたと思うのだけど、その前提となる、当時の日本の新聞の概要みたいのがコンパクトに記されていていたので良かった。
○新聞
△1日分の世界中のニュースをまとめたもの
△1つの記事にしても、掲載されるスペースが限られているので簡潔に書く
△取材時間がとても限られており、締め切りに間に合った速報的な記事のため、ニュースの信憑性は疑ったほうがいい
○雑誌
△編集部で情報を選んで詳しく取材などしてまとめたもの
△1つの記事ごとに沢山のページが割かれているので、新聞で簡単に記されたことを掘り下げて記事にすることができる。
△雑誌の取材や調査の精度にもよるので一概には言えないが、新聞の記事よりも信憑性がある
この本で上げられる新聞と雑誌の違いを書いてみた。
私はあんまり新聞も、政治に関することが記された雑誌も読まないので、改めて新聞はざっくり読んでいいんだって勉強になりました。
体裁が体裁なので、きっちり読まないといけないんだなとか思っていたんだけど、安心した。
新聞を定食屋などで読むときはいつも新刊案内かあら目を通すのでね。
(全然読んでない!)
あと、年々定期購読数は減っているものの、日本の新聞普及率はトップなのも知らなかった。
本題に関しては、書かれたのが1977年という事もあり、苦戦しました。
話題も、ベトナム戦争だとか、ウォーターゲート事件などわからないものばかりだったのが苦戦の理由であります。それに当時のアメリカの状況がよくわからないのもな。
ただ、去年読んでいてピンと来なかった雑誌の記事が、ちょっとピンときたのが良かった。
そんなわけで、アメリカの人たちに多大なる創作の影響をもたらしたベトナム戦争についてぼちぼち掘り下げます。
どんな本を読めばいいのかわからないのだけども
ボンクラ読書日記でした。