3月になりました。
ども、コバチヨです。
■雑な笑いのこと
ハリウッドザコシショウさんが「R-1ぐらんぷり」で優勝した。
ストーリーが作り込まれた形跡のあるコントをしていたとある芸人さんが良かったというネットの書き込みがあったけど、ハリウッドザコシショウさんも雑な芸なのかもしれないが、笑いをどう生じさせるかについて、身振り手振り、あの場において、物まねをした対象のチョイスなど、試行錯誤した形跡があるから、あんまり言わないでほしいなと思う。個人的にだけど。。。
最初に、衣装。
シルクハットに黒いパンツ(下着の方)。
いろいろ考えてあの格好になったとしか思えない。
だって、裸にシルクハットってさ、怪しさしかないよ。
怪しいのに敢えてやるんだよ。
見た目から興味を持ってもらうには体を張らないといけないんだよね。
次に、手書きのフリップ。
敢えて手書きで、やや自虐的な表現でこれからザコシショウさんがしようとしている物まねを記している。
これが面白かったんだけどな、ハライチのフリ→ボケの繰り返しみたいで。
無茶ぶりじゃないけど、下手にやると火傷しそうな事ばかり書いてあって、「本当にやるのかよ!」という変な期待を持たせるのが上手いと思う。
すべるかどうかという変な期待を持たせるなんて、とてもスリリングな笑いだと思うよ。
普通だったら、すべるという可能性を含むネタって、笑いとして危険すぎてしないと思う。
そういうギリギリ感、大好きです。
そして、雑な物まね。
散々物まねしつくされたネタを敢えてやるって、堂々と物まねした人なんかいなかったので、とても新鮮だったんだけどな。
ちなみに、物まねをする対象に寄せようとしてるふりして、寄せない感じがとても面白かったな。
そもそも、寄せないかもしれないとフリップには暗に言い訳していたわけだけどさ(”誇張しすぎる”とか”散々物まねされてる○○の物まねを敢えてやる”など)
それに、物まねの合間合間にも、お客さんをひきつける掛け声などしていたでしょ?雑なようで、笑いのテクニックをちょっといれてるのもいい。
と、自分なりにザコシショウさんの面白さについて書いてみた。
ザコシショウさんの舞台をたくさん見ていれば、大いに滑る日もあるだろうけど、あの場でのハリウッドザコシショウさん、最高だったと思ったよ。
私の笑いの沸点が低いんだろうか?ああ、低いよー。
話が作り込まれたネタも好きだけど、そのネタを見るために身構えする時間がないと入り込めないので、いろんなネタが演じられるあの場において、爆発的な笑いを取るのは結構難しいんじゃないかなー。
そういう手の込んだネタだけをかける大会をラジオなんかでやってもらうと、面白みが伝わってくるので、ラジオで、やってくんないかなー。
身振り手振りがあったほうがいいかもしれないが、どっちかというと手の込んだネタって言葉の響き方で、笑えるか笑えないかを左右させるから、敢えて音声だけでネタをきかせる方がいいと思うんだけどね。
ラジオのお笑い番組というと、ベテラン芸人さんの独壇場というイメージがあるけれど、そろそろ若手に勉強の場として番組を作ってほしいのよ。
(しかも、ベテランの芸人さんは、自分たちでネタを作って演るってわけじゃなく、作家さんに台本を作ってもらってそれを演ってるんだよね。なんか勿体ない気がするんだよね)
言葉と間で笑わせる。これってとても難しい。
テレビで人気のお笑い芸人さんって、画として、どう笑わせるかに注力している気がするので、そういう場があると、もっとお笑いが面白くなるんじゃないかなと思うので。
大いに脱線してしまった。
なんだかんだ書くけど、ハリウッドザコシショウさん、面白かったよ。
■「大沢悠里のゆうゆうワイド」のこと
もう、悠里さんがラジオ番組をやらないんじゃないかと思っていたので、このニュースを読んでホッとした。
アシスタントがさこみちよさん!、こうでなくちゃ。
ただ、たまーに聞くNHKラジオ第1の「関西土曜ほっとタイム」が聴けないなー。悩ましい。
とまぁ、今日はここまで