私は、生まれも、育ちも茨城県なんだけど、茨城の方言って、あんまり使わなかった。
私が義務教育を受けていた昭和末期から平成の初めにかけては、大方の学生は標準語を話していたが、不良学生や不良に憧れてるような学生は、敢えて使っていた記憶がある。
茨城弁は、高音でまくしたてるし、語尾を上げるので、楽しい話さえも怒って話しているように聞こえる。
おまけに、言葉がインパクト重視。
ネガティブな言葉に顕著だけど、こわい(疲れるの意味)、ごじゃっぺ(でたらめの意味)、ちくらっぽ(嘘の意味)など、インパクト重視でしょ?
喧嘩用の言葉なんじゃないかと思うくらい、茨城弁というのは聞いていて怒ってるようにしか思えないんだよね。
怒ってるかどうかは相手の顔をよく見ないといけないので、人見知りの人には大変な所だけどね。(私も家を出るまで苦しめられたな)
そんなわけで、親とか学校の先生に怒られたときは本当に怖かったです。
聞き手に怖そうなイメージを与えるにはとても効果的な方言だと思うから、イメージ戦略として敢えて茨城弁を使っていた不良学生の事を、賢いなと思ったものだ。
茨城弁といっても、私が住んでいたのは栃木県寄りの地域だったので、茨城弁と栃木弁のちゃんぽんを私が住んでいた地域の人は使っていたのではと今では思う。
ども、コバチヨです。
今回は、私が好きな茨城の方言について書いてみようと思う。
私の好きな言葉に「はらくち」(正しい表記がわからない)という言葉がある。
意味は「満腹」という意味なんだけど、お腹一杯食べたという事を伝えるには的確な方言で、今でも沢山食べたときによく言う言葉だったりする。
東北生まれの家人に、「はらくち」の事を話したら家人も使うようになったし、お気に入りなんだそうだ。
茨城弁は手ごわい方言だと思うけど、「はらくち」という言葉はいい言葉なので書いてみた次第。
今週のお題「方言」