某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

音楽のこと

とうとうディアンジェロのアルバムも「レコードコレクターズ」のディスクレビューで取り上げられるようになったか。そら、自分だって相当年も取るさ。。。

 

ども、コバチヨです。

 

NONA REEVES/MISSION

 

 

ノーナ・リーヴスの楽曲というと10年以上「LOVE TOGETHER」しか知らなかったんだけど、今年になってビルボード以前のベスト盤を借りてから虜になってしまい、レンタルできるものやビルボード時代の作品を聞いていた状態だったんだけど、追い打ちをかけるように新作がリリースされたので早速聴いているところ。

メジャーに復帰したという事で、西寺郷太さんが最高傑作と話していたというのをどこかで読んだのだけど、ノーナ・リーヴス20年のキャリア総決算的なアルバムだとも言えるし、良くまとまっていて出来すぎたサンプラー的なアルバムとも言えるのではないかと自分では思っている。

あれだけわかりやすく、バラエティも豊富で、中毒性があったり、意外性のある展開がやみつきになる等、様々な楽曲を以てしても、今まで人気があまり奮わなかったのが不思議な位なので、今後の活躍を期待するしかない。

 

自分はこのアルバムを聞き始めて数回目なんだけど、サニーデイ・サービスの曽我部さんが参加の「未知なるファンク」はオヤジパワー全開で笑った。サニーデイ・サービスの「街角のファンク」がヤングバージョンだとすると、こっちはリフレインのしつこさだったり、古さを気にしない吹っ切れた感じとか見事なオヤジバージョンなんだ。

自分のお気に入りは「sweet suviver」と「麗しのブロンディー」。

 

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■最近の

 

punpeeさんの「modern times」は、平日昼間の誰もいないCDショップで買ったのだけどCDで良かったと思ってる。i-tunes storeで売られている音源にもデジタルブックレットが付いてるんだけど、すぐ見なくなる可能性高いし、CDをプレイヤーに入れる度にブックレットをめくるだろうし、自分はこれでいいんじゃないかと思ってる。おまけにシークレットトラック付きだったし。楽曲には小ネタが結構入っているというのを、ネットや雑誌のインタビューで読んだけど、SFもアメコミも無縁の昭和バンカラ人間なので、わからないなりに楽しむつもり。

楽曲もだけど、ヘッドフォンで聞くともっといいんだ。久々のPSGトリオで録音された「stray bullet」のスクラッチ部分最高でした。

ミュージックマガジンのインタビューを読んだのだけど、「夢のつづき」の救急搬送の件は実話なんだな。「bitch planet」のRAU DEFさんのpunpeeの家に押しかけて無理やりレコーディングに参加しようとする演出も実話からきているそうだ。まぁ、早朝にドアのチャイムを鳴らしていきなりレコーディングに参加させて欲しいって演出は相当しつこかったからなんだろう。

ちなみに、アルバムを聴いて小ネタを全部指摘出来る人いるのかね?

 

MODERN TIMES

MODERN TIMES

 

 

他だと、今月はリリースラッシュなのか知らないが、youtubeから色んなのをおすすめされて困ってる。

 

売れているものだと、DAOKOさんが岡村靖幸さんとタッグを組んだ「ステップアップラブ」が良かった。岡村ちゃんは、テレビでの露出がやたら多い中年アイドルよりもアイドル街道を爆走中な気がしてならない。冒頭のキレッキレのダンスとか、間奏のDAOKOとのハグとか、あんなのアイドルのやる事だからなぁ~。中高年になってもアイドルしつづけているの、郷ひろみしかいないと思ったんだけど、いたんだなー。まさか岡村ちゃんが永遠のアイドル枠にのし上がろうとは、1989年頃に中学生だった自分は思いもよらなかったろう。

 

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それ以外だと、SUSHI BOYSもおすすめされた。きっと「peace club」のロケ地が腰越から葉山のあたりだから、湘南の外れに住むお前も見るだろうとのyoutubeのもくろみだろうけど、あのあたりジョギングで走った事あるからまんまと見てしまったよ!!

(腰越から由比ガ浜の歩道の狭さと交通量の多さで、走っていると結構ストレスが溜まるんだぜ!江ノ電使いたくなる観光客の気持ちもわかるよ!)

 

個人的には彼らの代表曲になるんだろう、「軽自動車」が好き。

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雑誌のこと

あまりの寒さにセーターを出してしまった。

 

ども、コバチヨです。

 

■スペクテイター40号 カレー・カルチャー 

スペクテイター〈40号〉 カレー・カルチャー

スペクテイター〈40号〉 カレー・カルチャー

 

 

自分が住んでいる街は田舎の部類だと思うのだけど、個人経営のカレー屋はココ壱番屋と牛丼チェーン店にほとんど駆逐されてしまったようで(ココイチはそれでも結構閉店してるの見かける)、それ以外と言うと、ナン食べ放題を謳うアジアン料理という曖昧な看板を出す半端なインドカレー屋さんしか無かったりする。

かつてのパスタ屋さんだとか、韓国料理屋といったものに変わるものとして、出店が加速しているのかもしれないが、大概ナンでお腹が一杯になるから行かなくなってしまった。だって、ナンを食べ来たわけじゃないから。

おまけに、そんなカレー屋で働くのはネパール人というじゃないか、なんでダルバートを出してくれないんだろう?って、そういう話じゃないんだ。

 

今回のスペクテイターは、上に書いたようなでっかいナンが売りのカレー屋は出てこないし、出てくる人はみな日本人。どんな経緯で異国のカレーを作る道を歩むことになったのかについて、カレー屋を営む店主たちに話を聞いているんだけど、興味深いです。

 ポパイのカレー特集にも登場した「ダバ☆クニタチ」の須田さんに、ポパイのインタビューよりも詳細に話を聞いているんだけど、インド人がシェフとして働く店では日本人は料理を作らせてもらえないという話が興味深かった。

個人的には、カレー屋まーくんのインタビューを紙の雑誌で読む事が出来たのが良かった。加山雄三さんのコラボアルバム関連のインタビューが面白かったんだけど、このインタビューもやっぱり面白かった。

 

ネットの記事だと、下の記事が本当に面白かった。

fnmnl.tv

 

他にも、大阪のカレーイベント「カレー事情聴取」の漫画レポだとか、富山県射水市にカレー屋さんが点在する通称”イズミスタン”を訪ねたレポ、カレー愛好家がおすすめするレトルトカレー10選など、楽しい1冊になっている。無印のレトルトカレーは気になるんだけど、文具を買うついでに買おうと思いつつ忘れがち。自分の家でブームなのはカリー屋カレーのキーマカレー。安いというのもあるけれど。

housefoods.jp

雑誌のこと

ジャンクフードの罠にまんまとかかるこの頃。

 

ども、コバチヨです。

 

■今月のポパイ

magazineworld.jp

「映画とドーナツ」特集です。

 

グレン・オブライエンさんが亡くなってしまったんだな。

2012年のリニューアルから最終回まで、読むのが楽しみだった「how to be a man」の連載だったんだけど、本人も2012年10月号のニューヨーク特集に登場していたんだな。掲載されていた写真の服装はグレンさんの同年代が到底しないような洒落たもので、白のボタンダウン、明るい緑色のボトムスに白ソックスに白いモカシンの組み合わせで涼し気な装いだったんだ。

連載は、辛辣で苦笑いすることも度々だったけど、悪口を軽いタッチで描いてもあんまり嫌にならない文章だった。自分が子供のころに読んだ戦中世代の辛口コラムニストが書きそうな辛辣さに通じる文章だからなのかもしれないけれども。

半年以上前になりますが、ご冥福をお祈りします。

 

今月号は、夏服から秋冬服へ本格的に衣替えの時期という事もあって、ファッション写真が結構載っているんだけど、だぼっとしたミドル丈のアウターと太めのストレートパンツがいい。90年代みたいなだぼっとしたスタイルがメンズではトレンドなのかな?それと、27ページにチラっと載っていた透明な携帯用ラジオカセットプレイヤーがおもちゃぽくて可愛いなぁ。ワイドFM対応はありがたいな。

http://www.biccamera.com/bc/item/3660876/

 

というわけで特集の事なのだけど、10の映画のトピックとブックインブックになっているドーナツハンドブックがあります。ドーナツハンドブックの表紙がザ・シンプソンズの1コマなんだけど、鮮やかなグレーズがかかったドーナツが目に付く。中身もそんなドーナツ多めなのだ。日本的な砂糖がたっぷりかかったドーナツもあるけれど、なんで日本の食べ物って、欧米の食べ物と並列させると、とても地味に映るのだろうか。

 

冒頭を飾るのは47人に聞いた『僕の好きな映画。』だ。

戌井昭人さんが紹介する「カッコーの巣の上で」の話を読んでいて無性にフルーツガムが食べたくなるので困る。きっと社会派映画なんだろうけど、フルーツガムが美味しそうに見えるって、気になるなぁ~。

ロバート秋山さんの「ランボー/怒りの脱出」の秋山さんの子供のころの思い出話も良かった。写真のチョイスがツボです。

ベッド・インの二人が紹介する「私のスキーに連れてって」の話はざっと活字の並びを見ると、昔のオヤジ週刊誌の後ろの方に載っていた女子大生が集まってワイワイ世間話する記事を読まされている気分になった。きっと、平野ノラでも同じ気分になっていたかもしれないけれども。。。

と、最初の方を書いてみたけれど、映画を見た時の思い出だとか、映画の分析だとかおすすめする映画の事を各人がそれぞれの言葉で書いているんだけど、イチイチ楽しい。

『35年の時を経てブレードランナー再び。』では、「ブレードランナー」を紹介。学生時代、SF映画を見ている人が多かったので、当時見てなかった自分はいた心地がせず正直キツかった思い出がある。数年前に見る機会があったのだけど、「攻殻機動隊」的な無国籍的な風景だとか、根底に漂う退廃的な雰囲気だとか、物語がどんなものだったのか頭には入ってこなかったものの、映像から発せられる情報量の多さに自分の脳みそが全然追いつけなかったという記憶がある。

師岡とおるさんの4コマ、昔、どんな漫画の主人公も原哲夫先生風に描く遊びというのが流行っていたのを思い出した。(年がバレバレ)

PRのコーナーもあるんだけど、強力わかもとってどこに出てきたんだろうか?

『この秋、SFが気になる!』では映画監督・黒沢清さんが9つの質問に答える形で作品を紹介してくれる。

『リンチとドーナツ。』でようやくドーナツ登場。ドーナツの大物感たるや(違)

ここではテレビドラマ「ツインピークス」の事を取り上げているんだけど、これも当時自分は見事にスルーしていたんだよな。テレ朝で放送されていたと記憶しているんだけども、あやふやだ。それと、「ツインピークスリターンズ」が見られるのはWOWOWだけ!って、なんだか、地上波テレビの特番で放送してたドラマの続きはWOWOWで!みたいな気分になってしまった。。。

『マイ・ベスト・ジブリ』では、スタジオジブリ9作品の思い出などを9人の有名人に聞いている。ジブリ作品って、ダイナミックなシーンも素晴らしいが、どっちかというと、日常生活のちょっとしたシーンにこそ、幸せを感じられてほっとさせられたり、笑わせてもらう事が多くてそっちの方が自分は見入ってしまう。

『観よう見ようと思っていたのだけど、ジム・ジャームッシュトム・フォード。』では二人の作品を比較、紹介。

北野武ビートたけし、映画を語る。』では大根仁さんが北野武さんにインタビュー。自分が北野さんの話を何かの媒体で目にする時、不思議と”兄貴”(北野大さん)の話を目にするんだけど、今回も兄貴の話で終わっていたな。兄貴、面白エピソード家にお持ち帰りすぎだろー。

『チャールズブロンソンって誰?』は、「ブロンソンズに聞けリターンズ」の連載をまとめた本「男気の作法」を刊行した田口トモロヲさんとみうらじゅんさんに俳優・チャールズ・ブロンソンについて質問している。ブロンソンは昔生きていたし、映像も残ってるんだけど、ブロンソンズの話すブロンソンは概念だからな。幻だから安心して相談もできるのだろうし、ブロンソンになりきって回答することもできるのだろうし。。。

 

連載は、コムアイさんの対談はモデルの萬波ユカさん。

坂口恭平さんのポパイ大學では娘さんの義務教育卒業&実業家デビューの話が書いてある。義務教育、高校大学を経て社会人になる人生もあるかもしれないが、そうじゃない人生を許容できる余裕が日本社会にはもっとあってもいいような気がする。大分崩壊してきているけれど、いまだに”普通の生き方”に悩まされて自分の人生の歩み方をどうしようか、途方に暮れる人は多いと思うのだ。

本と映画の話はグラフィックデザイナーの惣田紗紀さん。社会の中の「異なるもの」と共に生きる事を考えるために参考になりそうな本と映画を紹介している。

シティーボーイの憂鬱は、”宇宙戦争”というお題を前に、スマホ持ってる人ならではのギャグを惜しげもなく書いているんだけど、辛い。相手は地球を自分の領土化したいだけなので、攻撃も他国との戦争のような、ここに攻撃したらダメだろうな、ここならOKかなー?みたいな匙加減も宇宙人はしなさそうだもんな。映画の宇宙戦争だと、宇宙人って結構優しい気がするんだけど。

 

来月号は、「だから古着が好きなんだ。」です。第二特集に時計でもするかってね。

 

今月号はジョンとポールの漫画が二本載っていて、俺得でした。

長めの雑記

蒸し暑さ。

 

ども、コバチヨです。

 

■愛知県に数時間いた

 

3連休に家族と日帰りで遠くに行ってきた。

コンクリート像作家・浅野祥雲の作品を見るために愛知県日進市にあるという日本唯一の宗教公園・五色園名古屋市にある喫茶ボンボンとJR名古屋駅の立ち食いきしめん屋・住よしとさくっと回って帰ってきたのだ。

浅野祥雲のコンクリート像については、数年前に「タモリ倶楽部」で紹介されていたのを見てお腹がよじれる程笑ったのが記憶に残っていて、いつか生きているうちに行っておこうと思っていたんだけど、家族が車を持ったことでやっと実現することができた。

浅野祥雲のコンクリート像の何に笑ったのかだけど、小学生が紙粘土で作った人物像を彷彿とさせる像が2メートル位で再現された作風だとか、漫画的なシチュエーションに萌えるとか、浅野さんの人柄が出ているんだと思うんだけど、皆悪い事しているように見えないので、何かの裁きの場面でも懲罰を下しそうにない牧歌的な雰囲気なのがいいんだと思う。ロケーションは基本野っ原に唐突にコンクリート像がいくつも配置されているから、出くわしたときのインパクトが凄いし、インスタ映えバッチリなのもいい。

(駅にある顔ハメ写真のような脱力感のある写真を撮るのであれば、良い画が撮れること間違いなしだと思う)

今回行ってきた五色園親鸞聖人の波乱の人生の様々なエピソードを再現した場面をコンクリート像を量産して作り上げた親鸞テーマパークなわけなんだけど、親鸞の生涯を知るという本来の意図そっちのけで、浅野祥雲が作るコンクリート像の圧倒的な存在感に触れるには素晴らしい場所だったのは確か。関ケ原ウォーランド、行ってみたいな。。。武田信玄の亡霊が不思議と天使ぽくて可愛いし。(CV・八奈見乗児さんでお願いしたいもんだ)

rocketnews24.com

 

次に向かったのは、名古屋市にある喫茶ボンボンだった。

cake-bonbon.com

9年くらい前に、東海道線を乗り継いで名古屋へ旅行に行った時、格安で予約した宿の通りにあったので入ってみたのだけれども、幅広い年代のお客さんがひっきりなしに入ってくるのを目の当たりにしてしまった我々二人は、名古屋の喫茶文化に驚いてしまったのだった。当時、他の喫茶店に行ったりもしたんだけど、名古屋駅周辺の喫茶店はどこも常にお客さんが入っていたな。そして、関西方面に行くと必ず「ボンボン行きたいな」という言葉が出てしまう程に、喫茶ボンボンに行く事を切望するようになってしまったんだけど、やっと行く事ができたんだ。

喫茶ボンボンの何が好きなのかというと、あんまり喫茶店らしくない看板のインパクトと、昭和の喫茶店らしい暗くてくつろげる空間のギャップもあるんだけど、店内のテーブルとイスのレトロフューチャー具合、あとケーキが平成29年とは思えない値段設定なのもグっと来るんです。洋菓子部もあって、先日入った時間は夕方の5時台だったけど、人でごった返していたしなぁ~。

コーヒーは酸味のあるコーヒーで、ミルクと砂糖を欲してしまうコーヒーだったな。

紙ナプキンにプリントされたイラストが可愛いのも好き。夢のような時間だったな。

 

そして最後に車で来たのに、入場券を買って行ってきたのがJR東海道線ホーム上にある立ち食いそば屋・住よし。きしめんの旨さを教えてくれたお店で、関西方面に行くとなるといつもここに寄って、かき揚げきしめんを食べてしまう。新幹線ホームが至高だとテレビで誰かが言っていたけれど、個人的には3・4番線ホームが至高だと信じている。揚げたてのかき揚げにありつけるからだ。どこもそんなに変わらないんだろうけど、言わせてほしい!!

jt-s.net

そんなわけで、普段は横浜駅西口の立ち食いそば屋鈴一の天ぷらきしめんを食べながら住よしのかき揚げきしめんに思いをはせているんだ。

 

車での移動時間は合計約9時間。愛知県の滞在時間は約4時間の旅でした。

 

行きの途中に寄った東名高速浜名湖サービスエリアは浜名湖畔にあるんだけど、風がとても気持ちが良かったな。帰りの終盤に寄った駿河湾沼津サービスエリアもお城みたいでライトアップが雰囲気良かったな。昼間もテラスからの海の眺めが良さそうで行ってみたいな。

 

■他

「ポパイ」の今月号と「スペクテイター」のカレー特集を購入して読んでいる。

「ポパイ」は映画とドーナツの特集なのだが、アメリカ的な甘ければ甘いほど旨いという基準のドーナツがセレクトされている模様。

「スペクテイター」のカレー特集については、コペ転特集に載っていた名古屋のホジャ・ナスレッティンの店主・石川さんの話が面白かったので期待している。

それと並行して先月古本で買った「面白半分」の田村隆一特集も読んでいるんだ。

雑記

雨に降られて金曜日。

 

ども、コバチヨです。

 

■近況

秋だ。

夏物の服を仕舞うにも、蒸し暑い日などがあってほとんど仕舞っていなかったんだけど、もう夏物の登板はあんまりないだろうし、仕舞わないとな。

ノーベル文学賞のニュースでわざわざ”村上春樹落選”と報道されているが、個人的にもっとやれと思っている派です。ハルキニストじゃないんだけど、現役の小説家がノーベル文学賞を受賞するしないを気にする事なんか村上春樹の前にあったのかな?やるなら100年後もみんなでノーベル文学賞が発表される度に、”あー、村上春樹落選したー”とやる位にしないとさ。平成の新しい祭にしてほしい気がする。願いが叶わない事を願い続ける祭があってもいいじゃないか!自分では勝手にここ数年の村上春樹ノーベル文学賞落選のニュースの事を”やれやれ祭り”と呼んで楽しんでいます。まぁ、カズオイシグロさんが受賞したわけだし、しばらく”やれやれ祭り”続くだろうから安泰だな。

あと今年、受賞したカズオ・イシグロさんだけど、今日図書館のPCで予約リストをざっと見たら一番上にあがっていて驚いた。ニュースの出た翌日なんだよ?皆、目ざとすぎじゃない?

ただ、カズオイシグロさんは自分が本の倉庫でバイトしていた当時(00年前後)でも書店からの注文が多かった作家さんだったし、書店にもずっと定番で置いてあるし、ブックオフに結構あると思うんだけどなぁ~。久々にタイムリーなネタを書く事が出来たぞ!!

 

本というと、昨日で原武史さんの「大正天皇」を読み終わった。明治天皇昭和天皇というカリスマの間に在位された大正天皇なのですが、自由度がかなりあった皇太子時代から天皇に即位し、様々な業務や行事をこなさなくてはならず、年々体調を崩していく様子に、仕事のストレスって怖いなと的外れな感想しか出てこない自分に笑うしかなかったです。個人的にお気に入りポイントは皇太子時代の巡啓ルートの図解です。電車好きならきっと電車に乗って旅したいルートばかりだと思います。あー、的外れだな。

 

大正天皇 (朝日文庫)

大正天皇 (朝日文庫)

 

 

今、仕事に行く時に持ち歩いている本は徳川義親さんの「じゃがたら紀行」という本なんだけど、全然進まない。徳川家の人で”トラ狩りの殿様”と呼ばれていた人だったらしい。中学時代に持っていた雑誌「20世紀の異能・異才100人」で徳川さんの項を読んで知っていたんだけど、エッセイがあったんだな。文章を読んだイメージは「貴族探偵」で主役をしていた嵐・相葉君が浮かんでしまった。まぁ、本の写真で同じような恰好してるしさ。まぁ、内容は松方弘樹がマグロ漁する特番みたいな感じさ。

じゃがたら紀行 (中公文庫 M 126)

じゃがたら紀行 (中公文庫 M 126)

 

 

音楽の方はというと、最近はボビー・コールドウェルの「イブニング・スキャンダル」(氷河期世代のくせに、AORもののアルバムタイトルは邦題しかわからないんだ!!)に収録されているアウトロの曲が今の気分でよく聞いている。去年位に、ヨット・ロックのミックスを聞いていてずっと気になっていたんだけど、灯台下暗しだった。

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ギター誰なんだろうな。やっぱり本人なのかな?

 

あとは、miccloudでたまたま見つけたミックスをよく聞いている。

ブギーっぽい曲が多めですが、滅茶苦茶カッコいい。最高すぎる。

www.mixcloud.com

 

とまぁ、そんな感じ。どんな感じやねん。

雑記

もつを1キロ買ってくるんじゃなかった。

 

ども、コバチヨです。

 

■2017年9月の近況

 

もう10月になるし、近況を書く。

7月位から始めた図書館通いは続いていて、数年前まで売れてたんだろうなという本と家族用の歴史ものの新書を借りている。

図書館なんだし、何を借りてもいいんだろうけど、2週間で読み終わらせる能力が無いので、軽い読み物だとか対談集になりがちで、それでも予定などが入ってしまいあんまり読めなかったみうらじゅんの対談集をまた借りて読み終わりたい。

同年代の女性を相手に雑談を生まれてこの方一回も成功させたことのない自分なので、雑談をしてお金をもらっている手練れ・みうらじゅんの話術をなんとか盗みたい。あと、リリー・フランキーとの回は絶対面白いだろうから読んでみたい。活字で読む、おっさん同士で馬鹿話するリリーさんは最高なんだ。どうも映像だとリリーさんの声がダンディな声でなんか違うなと思ってしまう自分がいるんだ。

みうらじゅん対談集 正論。

みうらじゅん対談集 正論。

 

 ちなみにバイトに行く電車の中だとか、バイトの休憩時間に読み進めていた本だけど、オリバー・ストーンのアメリカの近現代史の本をやっと読み終えることができた。朝鮮戦争ベトナム戦争と早期決着どころか、却って泥沼になっていった戦争のエピソードが続いてしまったからなのかもしれないけれども。

ただ、概要本を読んでおかないと、オリバー・ストーンも参考書として読んでいたかもしれないけれど、デヴィッド・ハルバースタムの「ベスト・アンド・ブライテスト」が読めない気がするからね。まぁ、今の世界情勢を思えば「朝鮮戦争~コールデスト・ウィンター」のがいいのかもしれないけれども。

オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 2: ケネディと世界存亡の危機 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 2: ケネディと世界存亡の危機 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 雑誌は今月号の「ポパイ」しか読んでいない。「ミュージックマガジン」か「レコードコレクターズ」を買いたかったんだけど、松本隆とライムスターの2択をの前に選べないまんま10月になりそうです。

 

音楽は、中古CD屋でケニー・ランキンのライブ盤「ボトムライン・アンコール・セレクション」とサンガツの「サンガツ」を買った。

本当は8月に京都旅行の一環で行った誠光社さんの店内で小さい音で流れていたジェイムス・テイラーのライブ盤が良かったので、あれば買っていたんだけど無かったのでケニー・ランキンのライブ盤が国内盤だというのに格安で売っていたこっちを買ってきた。まだまだ寝苦しい夜でも、CDプレイヤーの再生ボタンを押して10分位すると眠っている。サンガツの「サンガツ」は東京に住んでいた頃に小石川図書館で何回も借りていて、ようやく中古CD屋で見つけることができました。ロックインストなんだけど、最初は穏やかなのに、中盤以降のロックのカッコよさだとかダイナミズムを凝縮させたギターリフのエモい感じが大好きで何回も繰り返し聞きたくなるアルバムです。サンガツは今も活動を続けているようで、ドラマの劇伴なんかもやってるんだな!!

新しいものだと、一十三十一さんの「エクスタシー」と思い出野郎Aチームの「夜のすべて」と台風クラブの「初期の台風クラブ」を聴いている。

一十三十一さんはドリアンプロデュースで、80年代末~90年代頭位のリゾート感を彷彿させるエレクトリックミュージックが大半を占めるんだけど、マーティン・デニー的なバタ臭いエキゾチックな要素も上手く織り混ぜており、大人な一枚になっております。1曲ずつカクバリズム所属のcero高城さんと思い出野郎Aチーム高橋さんが参加しています。

思い出野郎Aチームの2枚目「夜のすべて」の金曜日の夕方感は最高。

台風クラブはLPとCDのみの展開ということで、東京へのお出かけの帰りに知り合いと別れて横浜のタワーレコードで買い求めたんだけど、何回聞いても飽きない不思議なアルバム。京都の至宝だと勝手に思っている騒音寺のようにずっとずっとバンド続けてほしい。

初期の台風クラブ

初期の台風クラブ

 

 

音楽絡みのニュースだと、スティーリー・ダンウォルター・ベッカーが亡くなってしまったのがショックだったな。あのひねくれ者の骨頂みたいないつも苦み走った顔した相方と長年コンビを組んで最高すぎる音楽を作ってきた人だったわけで、お疲れさまでしたという言葉しか出てこない。

若いころは「キャント・バイ・ア・スリル」の青い感じが大のお気に入りだったけど、20代も中盤以降になると、若いころは全然聴けなかった「ガウチョ」が大好きで一時期狂ったように聞いていたんだよな。あれは一体何でなのか今でもわからないんだ。

 

Gaucho

Gaucho

 

 他は、12月と来年1月に出るマラソン大会のためにジョギングを週一とか週二で始めました。2週連続で小田原城まで行ったんだけど、一気に走ることのできる距離はまだ10キロくらいなので、ぼちぼち距離を伸ばしていきたい。今年こそ箱根湯本までたどりつけたらいいな。。。

 

音楽のこと

今月は頑張って聞いているつもり。

 

ども、コバチヨです。

 

■初期の台風クラブ

初期の台風クラブ

初期の台風クラブ

 

 たまたま「処暑」のPVをyoutubeで見たのが運の尽き、一週間くらいyoutubeにアップされてる動画を繰り返し見ていたんだけど、三連休の初日、知り合いと外出した帰りに電車の乗換駅で知り合いと別れ、雨降る中、CDショップで買い求めてから何回も何回もこのアルバムを聴いている。

ネットショップというテもあるだろうに、知り合いと途中で別れてまで駅から少し離れたところにあるCDショップに駆け込んでCD買って帰るんだから、「処暑」のPVの力、おそるべし。。。

アルバムだけど、1曲目の遅すぎた投げやりなビートパンク感のある「台風銀座」から最後の「まつりのあと」まで一気に聴くことができ、もう一回聴こう、もう一回聴こうと中毒みたくなるアルバムだったりする。

浪人時代に何回も何回も繰り返し聞いた「大瀧詠一ファーストアルバム」の4曲目「びんぼう」から7曲目の「あつさのせい」までの疾走するやけくそ感とダメな感じを彷彿させるんだけど、今時、クーラーの無い、終日扇風機の回る部屋に住んでるんだろう主人公の、ダメそうな日常を少し古い日本語を効果的に入れてくる歌詞で聴かせてしまうあたり、今後の活躍を気にするしかないじゃないか。

”西日”なんて言葉、余程暇を持て余していないと出てこないし、そういう所がどうしようもなかった自分の20代とオーバーラップして懐かしく思って何回も聞いてしまうのかもしれないのだけれども。

世の中ではLPとCDしか出回っていないけれど、CDについては昔のURCレコードのLPジャケットを彷彿させるザラついた感じの写真が印刷されたA4サイズの歌詞カードが入っており、ここは平成29年じゃない、昭和92年なんだと思ってしまう仕様になっているのも好きなんだ。

 

(2017年9月21日加筆した)