某月某日!!

日常のこと。音楽、本、散歩のことなど

徘徊雑記

連休前に出かけるという愚行ね。

 

ども、コバチヨです。

 

草間彌生 わが永遠の魂 国立新美術館

職場の人に唐突に誘われて、事前に情報収集もろくにしないまま観に行ってきたのだけども、前衛芸術を鑑賞するってことは、わからない事をわかんないなぁ~と実感しに行く事なのだと自分では思っているし、すごい作品だと思うという事とは、わからないけれど、なんだか圧倒的な作品の存在感を目の当たりにしたかどうかでしか自分のような芸術素人には判断出来やしないんだしさ、それでよかったんだと思っている。

個人的に圧巻だったのは、2009年から描き続けているという「わが永遠の魂」というキャンバス画の連作だ。図録の解説によると、下書きもなくぶっつけでキャンバスに描くのだという。会場には130枚くらいの作品が展示会場の四方の壁に展示されていたのだけども、きっと50年以上あるキャリアのピークは80年代から90年代なのかもしれないが、草間さんにとっては今がピークなのかなと思ったりもする。今の描きたいものをなるべく早い時間(3日位で仕上げるらしい)でキャンバスに落としむという作品群を見るに、無敵の状態なのではないかなって。

「わが永遠の魂」の個々の絵には、生/死にちなんだタイトルがつけられているのだけれども、それを超越する、永遠に存在し続ける者が世界を眺める視点のようなものが感じられた。作品には目のモチーフが細かく書き込まれていたし、なんとなく自分ではそう思うのだ。

「わが永遠の魂」が展示されている会場を俯瞰してみてみると、全体的に明るい色彩が使われていたり、暗い色を使う場合も明るい色との対照とが印象的な絵が多かったのもあったし、どの絵も複数のモチーフ(水玉や目、人の横顔など)を繰り返し描かれる事で画面に描かれるモチーフ群がまるでダンスを踊っているかのようで、衰えを知らない生命の躍動感のようなものを発しているような気もしたんだ。なんでなのかわからないけれども、長い移動時間やチケットを買うまでの行列に並んでいた時間が長かったこともあって、とてもテンションが低い状態で会場に入ったのだけど、作品群を見ているうちに不思議と元気になれた。

最初に、最新作を展示して過去の作品へと遡っていく展示構成はじわじわ来るものがあって、今に至るまでの創作を振り返りつつも、今や草間さんのアイデンティティにもなっている水玉が草間さんをを苦しめるものから、創作に欠かせないかけがえのないものへと手中にしてゆくドキュメントのようにも見ることができて、違う意味で感慨深い展示構成となっていた。

展示全体を見て思ったのは、作品から草間さんの自分の作品を作ってやろうという物凄い気迫のようなものが伝わってきたし、ドローイングやコラージュなどからは尋常ではない作品に対し、集中して取り組んでいるんだなという形跡が見ることができたのがよかった。印刷物だと、どうしてもフラットな印象になってしまうので、本物を見に行くことの大切さを改めて思い知らされた機会となった。

 

■奈良西大寺展 三井記念美術館

 

家族が、とあるインドカレー屋に行きたい&仏像を鑑賞したいというので東京駅で合流して観てきた。

2013年の年末に青春十八きっぷで東海道線関西本線を乗り継いで行った修学旅行の一環で西大寺には一回行ったことがあるんだけど、イヤホンでラジオ聴いているのがバレバレの職員のおじいさんに書いてもらった朱印の字が明らかに下手だったり、仏像が安置している場所が複数に分かれていたけど、自分と家族しかいない場所にいた職員のおじいさんの持ってる携帯から流れる着メロがあまりにも軽快すぎて、笑いがこみあげてしまいお腹が痛くて仕方がなかったり、建物内が冷え切っていて畳敷きで足が冷たくなってしまい見事に足の感覚を失くすなど、少しの滞在だったものの、楽しい思い出だった。

そんな西大寺の仏像を東京で観ることができるんだと思うと嬉しい反面、あの職員のおじいさんたちのいない西大寺の仏像の展示なんて味気ないなと思ったりもしたのだけど、西大寺文殊菩薩の造形は装飾も含めて素晴らしい。悔やまれるのは下に乗っている獅子がいない事だ。獅子とセットでないとさ。

まぁ。西大寺にあるべき肝心な法具や仏像が現在すっからかんになっているのだから獅子が留守番するくらいいいだろうって魂胆からなのかもしれないけどさ。あー、西大寺に行きたくなってきた。(脱線)あのおじいさんたちはまだ健在なんだろうか?

 

今回の展示で初めて見た五鈷杵をはじめとする法具や、舎利を収納する容器の装飾の細やかで上品な趣は目を見張るものがあったんだけどね。西大寺の思い出があまりにも面白すぎてまともな感想が書けなかったよ。トホホ。。。

雑誌のこと

春らしい日に出かけることができて本当に良かった。

 

ども、コバチヨです。

 

■今月のポパイ

magazineworld.jp

「もし東京に友達が来たら、君はどこに案内するのか?」特集。

地方から友達が来た時に、どこに行くのか?という時のお役立ち情報満載だ。

 

自分だったら上野を案内してしまうだろう。

秋葉原とは違うジャンクな感じが大好きなのだ。

秋葉原も20年くらい前は、野暮ったくて魔窟のような商業施設も幾つかあったけど、ざっくりと新しくてきれいな建物に変わってしまったし、売ってるものはジャンクかもしれないが店内も陳列もさすがにきれいにならざるをえない。なぜならば、陳列棚も日々進化してるものだからだ。上野のアメ横周辺も吉池(!!)をはじめとする主なランドマーク的なビルが建て替えられているものの、未だに、建て替えもままならぬ、古くて風情のあるお店が結構あるから捨てがたい。売っているものも、乾物や香辛料、生鮮食品、年代物のデッドストックの衣服だの、巷のCDショップからは大方排除の目に遭っているだろう演歌のCDやカセットテープを主に取り扱うお店もあるんだけど、若者が飛びつきそうな物を売っているお店も充実している、なんでもありのジャンクな感じがたまらない。

六本木ヒルズや、コレド日本橋など、不動産会社主導の良く出来すぎている街とは別物の、上野には個々の個性がぶつかりつつも不思議と醸し出される一体感が街全体から漂っている気がして、ふらふらしていて楽しいのだ。

おまけに、自分のような野暮の権化のような人間でも入れそうなお店が結構あるのも好きなところです。あと昼から飲めるのもいい。

街をうろうろするのがしんどいという人であれば、最低2時間は見て回るのにかかってしまう上野国立博物館常設展もあるし、演目を全部見終わるのに3時間くらいかかる鈴本演芸場もある。まぁ、必殺技として上野動物園というテもあるんだけどね。

 

と、とんでもなく脱線してしまった。

 

今月号は手堅くおさえときたいスポットが沢山紹介されている。

良かったのは「目利きもほれ込む日用品は、どこにあるのか?」だ。

自分が東京で気になっているお店がほぼ、まとめられてました。谷中の夕焼けだんだんのあたりにある、荒物卸・松野屋の唯一ある実店舗は気になっている。荒物屋はどこの駅前の商店街にもあるし、目立つ立地にあったりするんだけど、松野屋のオリジナル商品がカタログを見るたびに気になってしまうんだ。そういえば、長いこと夕焼けだんだん行ってないなー。

「レトロなビルを巡りに、新橋と有楽町へ」も手堅い。新橋駅近くにある、ニュー新橋ビルと新橋駅ビル、有楽町にある東京交通会館ビルと有楽町ビルの旨い店が紹介されている。それにしても、東京交通会館ビルの純喫茶・ローヤル。一人で入ると、内装の雰囲気に圧倒されて、いたたまれない気持ちになるかもしれないが、一回あの真っ赤なソファに座ってコーヒーを飲みながらぼんやりしたい。

「東京生活者のためのイエローページ」はいろいろな困った!に答えてくれるのだけど、ミスターミニットは靴の修理だけじゃないんだな。スマートフォンの修理対応してくれる店舗があるみたい。これは知らなかった。

「TOKYO EAT UP GUIIDE」は朝昼夜の美味しいものを紹介しているんだけど、朝ごはんのページにはタイプの違う4軒の朝定食が載っていて、皿に盛られた緑の野菜の鮮やかさに目を引く。昼夜どっちもイケるド直球のとんかつ屋6軒を紹介しているページは写真が美味しそうでお腹が空く。

 

ファッションページは東京の渋めのスポットをブランドごとに紹介している。

鮭スタンド、鮭好きにはたまらない店に違いない。

小宮山書店で豪快にディグできる日が一生来ないと確信している中年なので、モデルの人が豪快にディグしているのを見ると、正直うらやましい。自分は頑張ってもせいぜい入口の棚にある本を複数買いがやっとかもしれない。

 

連載は松浦弥太郎さんの「料理とほんの話。」では、料理研究家・小林カツ代さんのレシピ”かあさんオムレツ”とレシピ本「小林カツ代の料理のコツ」を紹介している。

自分の家にもなぜか15年以上前の「きょうの料理」のバックナンバーが何冊かあるんだけど、その中に小林カツ代さんのレシピ特集があり、作り方が明快で、手順も3ステップ位のレシピばかりなので未だに作っている料理がいくつかある。レシピの手順をそのままメニューの名前してしまう風が一時期あったと思うけど、カツ代さんあたりからなんじゃないかと思ってるんだけど、どうなんだろう?

しまおまほさんの「ポパイDEひとり調査隊」は米米CLUBについて音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんが、パリっとサクッと説明しているんだけど的確だったなー。自分も米米CLUBをなんとなく聴きたくなる時があるんだけど、リバイバル人気来るかなぁ~。

「本と映画の話。」は俳優・山崎務さんが登場。藤森武さんの写真集「獨楽(どうらく)」の表紙がインパクト大です。

 

それにしても今月号は、加山雄三の新作推しだったね。

だいぶ前の記事だけど、この対談で加山雄三さんの事が語られているね。

eyescream.jp

加山雄三の新世界

加山雄三の新世界

 

 

 

来月号は特集「車に興味ないわけないじゃん。」

個人的には第二特集の「ホットドッグ」が気になります。

音楽のこと

あたり前田のクラッカーにはまっている。

 

別に、かわい~いクラッカーだとは思ってはいないけれども。

 

ども、コバチヨです。

 

■なんとなく温泉旅館の大宴会場規模のファンクを欲している

 

年を取って、夜中に家を出て電車乗ってライブハウスだとかクラブなんかに行ける気力体力が無いと、バンド演奏もずば抜けていて、ストリングスやホーンがキレッキレの踊れる音楽を聴くのは大抵、職場へ向かう通勤時間位だったりする。そんなわけで、家に帰った時に聞きたい踊れる音楽が無いかなと自分なりに探している。なんだろう、ミラーボールが輝くダンスフロア映えするのではない、温泉旅館の、立派なカラオケセットがドーンと置いてあるような、立派な松の絵が描かれた屏風なんかがステージにあるような、大宴会場映えする踊れる音楽が聴きたいなと、自分なりに探しているんだけど、そういうのを挙げてみようと思う。まぁ、歌謡曲的なわかりやすいディスコというのかファンクっぽいのばかりになってしまうんだけども。

 

「強い気持ち強い愛」の爆発力が大好きだ。

元曲は、ストリングス、ホーンを総動員のフィリー・ソウル的なド派手なアレンジで、オザケンの描く、男女の付き合い始めなのか、そうじゃないのかわからないが、恋人たちの多幸感あふれる瞬間をド派手なアレンジでダイナミックに表現して見せた名曲だと思ってるんだけど、個人的に歌でどんどん盛り上げていく前山田健一さんのアレンジも凄い大好きだったりする。まぁ、メンバーの見せ場を作るべく5人のメンバーのソロを配置しなくてはいけない事情もあるからだと思うけれど、それぞれの個性を活かしつつ、歌で盛り上げていくという事にしたのかもしれないが、男女の関係よりも、仲間を意識する時代のアレンジとして秀逸なんじゃないかなんて思ったりするのだ。歌の力って凄いなと思った曲です。これも誰かと好き勝手歌いたいんだよ、大宴会場のカラオケセットでさ。

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最近出たタキシードの新作も、前作よりグレードが上がっているのか、ホーン隊が入っていたりするんだけど、今作もディスコブーム全盛期に出たインディーズ盤のような、どこかスカスカな感じが気に入っています。ディスコ全盛期に出たキラキラしているかというと、ややくすんだ感じの雰囲気が自分が好みだというのもあるんだろうけれども。

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ちなみに、youtubeでは全曲プレビューがあるし、サウンドクラウドでは今作を作るにあたってインスパイアされたと思われる楽曲のミックスがリリース時に投稿されたのも記憶に新しい。

 

某ブロガーさんがアルバムジャケットを載せていたので無性に聞きたくなってしまったのが思い出野郎Aチームだったりする。

「週末はソウルバンド」が代表曲だと自分では勝手に思ってるんだけど、バンドマンを描く曲というと、奇妙礼太郎の「機嫌直しておくれよ」もグッと来たけど、この曲もグッと来たし、たまにシャウトしながら歌いたくなるんだよな~。

ただ、大宴会場ファンクを紹介しなくてはならないから、この曲を挙げる。去年7インチとデジタルシングルでリリースされたというけれど、下世話でアゲアゲな感じの演奏だというのに、ボーカルに負けてしまうのも楽しい。そういう意味でエンジョイ・ミュージック・クラブのバージョンが必要だったのかもしれないんだよな。ジャケも下世話で昭和の歌謡ディスコ感あります。

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そして、これを挙げなくてどうするんだ?という2017年冬のいい曲。

中盤からあふれ出すスマップ愛にあふれた歌だったり、スマップを狙っているのか狙っていないのかわからないが、高音で歌う部分が上がりきらない所に涙しちまったよ。エンジョイ・ミュージック・クラブにはマイペースに、なんとなくお茶の間をざわつかせる存在になってもらいたいと心から思っている。それにしても、この曲は大宴会場のカラオケセットで歌ったら気持ちのいい曲なんだろうなー。カラオケ化を希望するよー。胸騒ぎを頼むよー!!

 

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2017年3月31日の雑記

Netflix野武士のグルメお題「ひとり飯」

 

というわけで、お題ネタを書こうと思います。

一人暮らしを8年位していた事もあって、ひとりで食べるご飯は悉く手抜き飯である。

その中でも屈指のひとり飯として挙げられるのが、実家の親父に教えてもらった「地獄うどん」なのだ。

 

■材料

〇うどんの乾麺 一人分

ヤマダイ 手緒里うどん 250g × 10袋入り

ヤマダイ 手緒里うどん 250g × 10袋入り

 

 茨城にいたときは、ほとんどこれでした。旨いです。

 

〇長ネギ みじん切りにする お好きなだけ

〇醤油 お好きなだけ

〇鰹節 お好きなだけ

〇七味唐辛子 お好きなだけ

 

■作り方

  1. 乾麺を茹でる(乾麺の袋に書いてある時間通り茹でる)
  2. 長ネギを刻む
  3. 麺が茹で上がったら、麺を丼に移し、ねぎ、鰹節を乗せ、醬油をかける。※好みで七味唐辛子をかける
  4. 丼の中身をまんべんなく混ぜる
  5. 完成

簡単なんだけど、長ネギと七味唐辛子の奏でる辛さの二重奏を鰹節がマイルドに仕上げてくれるシンプルながら素材の味をフルに生かす一品です。

 ただし、ネギを加熱も何もせずに食べるので一人で居るときでないと食べられない料理であるし、こんな料理を他人に出すのは余程心を許している誰かになると思う。そうそういないよな、そんな誰か。

 

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本のこと

もうじき4月

 

ども、コバチヨです。

 

■夏休みの宿題のように読み続けている

大菩薩峠〈1〉 (ちくま文庫)

大菩薩峠〈1〉 (ちくま文庫)

 

 「大菩薩峠」を読み始めたのが20年位前なんだけど、まだ読み終わらない。

撤退する勇気も大事だけど、手元に最後の20巻もあるのだから、これは読まざるを得ないだろう。

本が大好きな人であれば1年位で読み終わるんだろうけど、自分のように読んだり読まなかったりを繰り返して20年かかって19巻となると、自分は自分が思う程、読書が好きじゃなかったという事なのかもしれない。

それなので、”趣味は読書”と誰かに話したり、履歴書に書くのはやめようと思う。楽しみに違いはないんだけど、ここまで本を読み進めるのが遅いと駄目だろうー。

 

大菩薩峠」がどんな話なのかというと、ざっくり書くと、理由のない殺人を繰り返す男・机龍之介の人生の遍歴の物語だ。(10年位しか描かれていないんだけれど)

最初は、何かの呪いのように理由なき殺人を繰り返す机龍之介の動向が主に描かれる。次第に、机龍之介の動向はややフェードアウトし、お君や米友といった、机龍之介のいない時間の中で生きる人々が描かれるようになり、机龍之介の動向と並行してそれらの人々の動向が描かれる。物語が進むと、机龍之介と出会い、彼の理由なき殺人を繰り返す悪い癖を知らないまま、机龍之介を信じて行動を共にする人もいれば、全く接点のない人も出てくるのだが、出てくる登場人物が一部を除いて皆興味深い人たちで引き込まれてしまう。登場人物たち動向が気になってしまい、しんどいなと思いつつ次の巻へと手を伸ばしてしまうから不思議な小説だ。まぁ、未完で終わってしまうから登場人物の人々がどんな風にハッピーエンド&バッドエンドを迎えるのかわからないんだけど、なるべくハッピーエンドで終わっていることを祈る。

ちなみに、自分が「大菩薩峠」で気になる登場人物というと、神尾主膳になってしまう。初めの頃の神尾主膳は旗本として登場したのだけれど、甲府で働いていた頃に悪行を繰り返していたのが運の尽き、以来甲府を離れ、江戸でニートになってしまう。江戸に来てからの神尾主膳のニート生活がかなりのページを割いて描かれるんだけど、本を読んだだけだとか、子分が新しいビジネス構想の話をしに来ただけとか、全然何も起こらない。たまたま外出した時に顔に大けがした位。神尾主膳の部分だけまとめたらきっと大河ニート小説になると思うんだけどね。まぁ、まとめて読んでも読んでいるうちに気が滅入るから「大菩薩峠」のいくつかある中の1シークエンスというのがいいんだろうな。

 

本が大好きという人には是非とも挑戦してもらって、この机龍之介のいる世界の物語の変遷を戸惑いながらもぼーっと見守ってやってほしい。いつのまにかキンドル版があったんだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽のこと

そういえば、上新粉を使う機会がないな。

 

ども、コバチヨです。

 

■最近聞いている音楽

 

 家族にJ-POPで何か面白そうなものはないか?と聞かれたので、なんとなく答えたのがケツメイシだったのだけど、四季ごとに選曲された4枚出ているベストを聴いたら良かった。軽薄さの加減もいいけど、少し若い世代の類似グループみたいに始終人生訓ぽい歌じゃないのも安心して聴ける理由なのかなと思いました。あと、これはケツメイシ云々で言及するのはどうかなと思うんですけど、起用しているギタリストの演奏が素晴らしい。夏の恋愛模様を描いた歌なんだけど、途中で入るギターのカッティングだとか、ソロにいちいちいいんですよ。ジャズギターのプレイなんだけど、熱くないように聞こえて熱い感じがたまらない。

 

ネットで調べた所、田中義人さんと、奥田健治さんという名前がヒットしたのですが、演奏の途中に入るギターソロがたまらない。

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ここでは、「お二人Summer」を挙げたけど、「海」(マスト!)、「夏の思い出」、「また君に会える」、「ドライブ」あたりは聞いてて爽快。

 田中義人さんは、大沢伸一さん絡みの仕事からキャリアをスタートしたみたいで、モンド・グロッソの名盤「MG4」にも参加しているのか!!今では葉加瀬太郎さんやスガシカオさんのツアーサポートなんかもしているのか。

奥田健治さんは、ジャニーズに所属しているアイドルグループの楽曲でよく演奏しているみたいで、嵐のコンサートマスターも務めているのか!!去年は家族につき合わされてジャニーズの楽曲千本ノック状態だったんだけど、外れがあんまりないのは、ステージを盛り上げるために生きてきたジャニーさんのこだわりなんだろうか?嵐の楽曲は外れが無いけど、ある意味手堅すぎて埋もれてしまう危険性があるだわ。

そんなわけで、セッションミュージシャンの人の仕事ぶりが気になってきたので、ぼちぼち掘り下げられたらと思う。

 

それと、今頃ノーナ・リーブスをちゃんと聞こうと思って、レーベルを跨いだベストを聴いてみたんだけど、最初からすでにノーナ・リーヴスノーナ・リーヴスだったんだって事を思い知らされました。

 1970年代後半~1980年代前半のポップミュージック好きならきっと気に入ってくれると思います。

1996年にメジャーデビューしているのに、なんで自分がスルーしていたかって、知らなかったのが一番大きかったんだろうけれど、きっとあまりにも良く出来たポップミュージックだったからスルーしたというのもあるんじゃないかと思う。

当時は、良く出来たポップミュージックよりも、どこかラフな感じの音楽がカッコいいという風潮があったし、そういう波に自分も飲まれていたのかなと思われます。今年から古巣のワーナーに戻るという事なので、音楽の流行が一周回ってどんな楽曲を出してくるのか楽しみに待っていようと思います。

WARNER MUSIC YEARS / THE BEST OF NONA REEVES 1997-2001

WARNER MUSIC YEARS / THE BEST OF NONA REEVES 1997-2001

 
COLUMBIA&TOKUMA YEARS 2002-2009

COLUMBIA&TOKUMA YEARS 2002-2009

 

 

音楽好きな人が聞くと、ニヤニヤさせられる事も多いし、気が付くとミュージシャン・オブ・ミュージシャン的な存在なんだろうとは思うんだよね。

上記のベスト盤には入っていないけど、ラジオのジングルに使われている「POP TRAIN」最高すぎるから。

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雑誌のこと

終日眠い。

 

ども、コバチヨです。

 

■今月のポパイ

magazineworld.jp

「春はほんわか、気分はコンサバ。」特集。

ポパイなりの、今時のコンサバをいろいろ提案しています。

今年はビッグシルエットらしいけど、ビッグシルエットの服でコーディネートを作る事って、正直トレンドというよりも、己の型をビッグシルエットの服を使って見出しなさいという課題みたいで、なかなか難儀なものがあるような気がする。おしゃれ好きな人には燃える課題だと思うんだけど、全体大き目でまとめようとすると、野暮ったくなるからなー。女の子みたく華奢見せ、というわけもいかないだろうしな。

 

良かったのは「ワーキング・ボーイ&ガール」と「晩春、神田須田町クラシック。」と「風吹けばカーディガン」。

「ワーキング・ボーイ&ガール」は白をベースにしたコーディネートを紹介しているのだけど、白だとか淡いグレーの単色コーディネートって、キレイ目過ぎる仕上がりになりがちなんだけど、ワークアイテムでまとめると丁度いいんだな。

「晩春、神田須田町クラシック。」は主役はなんだかんだいって、神田須田町にある老舗蕎麦屋・神田まつやだ。神田神保町秋葉原の間には唐突に江戸情緒のあるお店がいくつかあるんだけど、どこも佇まいがキリっとしております。神田まつやは靖国通りをほっつき歩いてゆくと唐突に現れるんだけど、自分の場合いつも惹かれるのは同じ並びにあるカレー屋のトプカだったな。

元祖シティボーイの一人である、池波正太郎先輩もここの常連だった。池波正太郎のエッセイを読んで東京に行くとなると、ここが気になってしまう人は少なくないはずだ。

このページで紹介しているのは開襟シャツとサイドにアジャスターのあるパンツのコーディネート。

「風吹けば、カーディガン。」はカーディガンの着こなしをいくつか提案しているんだけど、おじいさんぽくなりがちな襟付きカーディガンの着こなしを2つ紹介していています。軽さをだすのがポイントと見た。

 

「日曜日のテックボーイ。」以降のページは物欲がじわじわ出てくる事、必至。

 

「日曜日のテックボーイ。」でモデルの人が履いている、ナイキのVAPORMAX FLYKNITというスニーカーは、エアマックスブーム再燃になるのかねぇ。ソールが透明で近未来感漂う。ただ、形はランニングシューズらしい形なのでタウンユースに向いてるかというと、わかんないな。靴自体軽いらしいです。

コーディネートはスポーツミックスを試みているけれど、オーソドックスなアウターにに高機能スポーツアイテムを組み合わせるという難易度がやたら高いものだった。コノテのスポーツミックスて、実は80歳位のおじいさんが結構やってるような気がします。

news.nike.com

「春のスポーツとベーシックをもっと。」はいろいろ欲しくなる。

個人的にいいなと思ったのがノース・フェイスのマウンテン・アスレチック・ジャケットとトラックパンツのセットアップ。

goldwinwebstore.jp

待ってました!と思った山おじさんは多いはずだ。

登山のコーディネート程、難儀なものはない。

なにが難儀かって、山の服装は山の様々なトラブルから身を守るために作られているので機能が沢山搭載されていて、一概に言えないが、野暮ったいものが多い。

ハーフパンツにタイツもいいけど、組み合わせで悩むからしんどい。

昔から、学校のジャージみたいな恰好で登山するおじさんというのがいたけれど、山用のジャージって無かったから。それに、修学旅行で登山を計画する学校は多いけれど、皆体育着で登ってるじゃないか?それを考えると、山用のジャージのセットアップが無いのは不思議だなと。

このセットアップであれば、登山用品店の装備に関するアドバイスを長々と聞く必要もない。セットアップをえいやっと買えば完結する。これにベースレイヤーとインナーさえそろえれば春の低山ハイキングはOKだろうー?(雨具はさすがに必要だけどさ)

物凄く脱線してしまった。。。

 

あと、ホカオネオネのシューズ、デザインが年々良くなっている気がする。

 

可愛いなと思ったのは、カーハートのパステルカラーのスイムショーツとキャップとエンダースキーマーのハイテクそうなレザーシューズです。

 

 連載はというと、「ポパイ大学」は、坂口家のファミリーヒストリーでしたね。

「本と映画のはなし。」は映画監督・富田克也さんが登場。最新作「バンコクナイツ」の事も絡めてお話ししています。先月出た「ミュージックマガジン」でも「バンコクナイツ」の劇中に流れる音楽にまつわる記事があったけど、気になる人は一読の価値あり、ディスクガイドもあります。

橋本愛のカルチャー日記」はお誕生日の写真が、70年代くらいのアメリカの女の子みたいで素敵。

ブロンソンに聞け」はブロンソン大陸も、ジャガー星とさほど変わらぬ場所にあるのかなと勘繰りましたね。岡本信人の楽しみを知ってる外国人など、そうそういない。

 

来月は「もし東京に友達が来たら、君はどこを案内するか?」。